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ムパンダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ムパンダ
Mpanda
位置
ムパンダの位置(タンザニア内)
ムパンダ
ムパンダ
ムパンダ (タンザニア)
ムパンダの位置(アフリカ内)
ムパンダ
ムパンダ
ムパンダ (アフリカ)
座標 : 南緯6度21分 東経31度04分 / 南緯6.350度 東経31.067度 / -6.350; 31.067
行政
タンザニアの旗 タンザニア
  カタヴィ州
 県 ムパンダ県英語版
 市 ムパンダ
人口
人口 (2012年現在)
  市域 81,540人
その他
等時帯 東アフリカ時間 (UTC+3)

ムパンダは、タンザニアカタヴィ州の州都である。

地理・交通

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ムパンダはカタヴィ国立公園に比較的近く[1][注釈 1]、この公園へのアクセスの足掛かりとしても機能する。

鉄道

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タンガニーカ湖東岸のキゴマ州の州都であるキゴマから、タボーラ州の州都であるタボラへと向かい、さらに東へと向かう鉄道路線が中央線英語版である。この中央線が通るタボーラ州のカリウアからは、南西方向へ支線が伸びており、その終点がムパンダである[1]。なお、タボラからムパンダまで客車列車で向かった場合の所要時間は、だいたい12時間から15時間である。

タンザニアの鉄道路線の概略図。タンガニーカ湖東岸のKigomaから、Taboraへと向かう路線の途中で、南西へと分岐している路線が有る。この路線の終点が、ムパンダ(Mpanda)である。

道路

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ムパンダには、タボラやキゴマ方面以外に、タンザニア南西端部のスンバワンガからも、未舗装の道路が通じている。ただし、ムパンダ付近は例年2月や3月が雨季であり、この時期には降雨のせいで、道路が通行不能に陥る場合がある。

このような状況を打開するために、タンザニア政府は、スンバワンガより北のムパンダを通る幹線道路を、21世紀初頭時点で舗装する計画を進行させようとしている。

バス

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道路が通行可能であれば、バスが運行されている。

近郊バス

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ムパンダ近郊のカタビ国立公園の傍のシタリケの町まで、小型バスが運行されている。

他に、ムパンダの南西、タンガニーカ湖の湖岸の漁村であるカレマ英語版などへも、毎日バスが運行されている。

長距離バス

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ムパンダから約240 km南のスンバワンガまで、片道5時間程度かけて走るバスが1日に2本運行されている。さらに、そのうち1本のバスは、スンバワンガよりも遠くへ、ムベヤ州の州都であるムベヤまで走る。

また、ムパンダからは北東のタボラへも、約380 kmの道程を、約9時間かけて走るバスが運行されている。

航空

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2012年にムパンダ空港は設備が増強され、長さ約2 kmの舗装された滑走路が完成し、供用を開始した。ムパンダ空港へは、2012年現在、Auric航空が就航している[2]

経済

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ムパンダは周辺地域の経済の中心地として機能している。特に、コメやトウモロコシの商業的な集散地として重要である。また、ムパンダの属するカタビ州は金鉱の採掘など、鉱業の比較的盛んな場所でもある。

行政

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ムパンダはタンザニアの主要都市からは遠い、言わば、タンザニアにおいて開拓を行ってきた地域である。2012年に、ムパンダが属していたルクワ州は分割され、新たに作られたカタビ州が作られ、ムパンダはカタビ州が所管する都市の1つに変わった[3]。なお、2012年に実施された調査によれば、ムパンダの人口は、81540人であった[4]

宗教

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ムパンダではカトリック派の教区が、2000年10月に新設された。さらに、2010年6月にはアングリカンチャーチ派のルクワ湖周辺教区の本部も、ムパンダに新設された。これらに加えて、キリスト教各派の教会も有る[注釈 2]

また、イスラム教徒によって、ムパンダには幾つかのモスクを設けられた。

脚注

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注釈

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  1. ^ カタヴィ国立公園には、東アフリカの生態系が残されている。特にカバが棲息している点は、比較的有名である。
  2. ^ There is a fine Moravian church and other Christian services are provided by Lutheran, African Inland Church and Tanzania Assemblies of God.

出典

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  1. ^ a b Projections Provinciales Reajustees (Map No. 3667)"UNITED REPUBLIC of TANZANIA"” (pdf). un.org. Department of Peacekeeping Operations (Cartographic Section) (2006年1月). 2021年8月6日閲覧。
  2. ^ Auric Air”. Auric Air Services Ltd (March 30, 2012). March 30, 2012閲覧。
  3. ^ Staff (9 March 2012). “State Gazettes New Regions, Districts”. The Daily News (Dar es Salaam, Tanzania). オリジナルの23 August 2012時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120823174437/http://www.dailynews.co.tz/index.php/local-news/2739-state-gazettes-new-regions-districts 9 March 2012閲覧。 
  4. ^ Population of cities & urban localities in Tanzania (Report). Citypopulation.de. 2012.

座標: 南緯6度21分 東経31度04分 / 南緯6.350度 東経31.067度 / -6.350; 31.067