モハメド・ムイズ
モハメド・ムイズ މުޙައްމަދު މުޢިއްޒު | |
任期 | 2023年11月17日 – |
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副大統領 | フセイン・モハメド・ラティーフ |
出生 | 1978年6月15日(46歳) モルディブ、マレ[1] |
政党 | 正義党 (2012-2014) モルディブ開発連合 (2014-2018) モルディブ進歩党 (2018-) 人民国民会議 (2023-) |
出身校 | ロンドン大学 リーズ大学 |
配偶者 | サジダ・モハメド |
署名 |
モハメド・ムイズ(公式英字表記: Mohamed Muizzu[注 1]、ディベヒ語: މުޙައްމަދު މުޢިއްޒު, ラテン文字転写: Muḥammadhu Mu'izzu[注 2]、1978年6月15日 - )は、モルディブの政治家[4]。第8代大統領(2023年 - )。親中派として見做されている[5]。マレ市長在職中に 2023年モルディブ大統領選挙候補者に指名され、当時のイブラヒム・モハメド・ソーリフ大統領を54%対46%で破った。ディベヒ語読みに倣ってムハンマド・ムイズとも呼ばれる[6][7]。
来歴
[編集]2001年にロンドン大学で構造工学の修士号を取得後、リーズ大学で土木工学の博士号を取得。2009年にはPM協会から建築に関するプロジェクトマネジメント認定も取得している[8][9]。
2012年、ムイズはモハメド・ワヒード・ハサン政権下で住宅環境大臣に就任した。住宅環境省は数ヶ月後に再編され、住宅インフラ省に改名された。2013年に発足したアブドゥラ・ヤミーン政権でも同職に任命された。ムイズはシナマーレ橋を含む同国の開発計画を指導している。この橋はモルディブ史上初の島間橋でもあった[10] ムイズはマレの街路整備でアスファルト舗装技術の導入と、新しい建築基準の施行も行っている[11]。2021年、ムイズは当時与党だったモルディブ民主党の候補アナス・アブドゥル・サッタルを破って、マレ市長に選出された[12][13]。2023年には、2019年にマネーロンダリングの罪で勾留されたアブドゥラ・ヤミーン前大統領[14]の意向を受け、ムイズは野党連合の一部である人民国民会議の大統領候補に指名される。ムイズは就任前のテレビ取材で、インド軍は全員モルディブから撤退すべきだと述べている。モルディブ国防省は、2021年の時点で約75人のインド人職員が国内に拠点を置いていると批判した[15]。
2023年11月17日にモルディブ第8代大統領へ就任[16]すると、2024年1月に訪中。習近平国家主席と会談。同年5月にはモルディブに駐留していたインド軍関係者全員を撤退させるなど。一時はインドとの関係について希薄化を進めた。しかし、インドからの観光客急減して国内経済に悪影響が生じると態度を一転。インドに歩み寄りをみせ、同年10月、通貨交換協定を締結、FTAの協議を開始。記者会見でムイズは「インドは重要なパートナーだ」と答えた[17]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ モルディブ国外の英語の報道においては"Mohamed Muiz"とも表記される[2][3]。
- ^ ターナ文字の綴りを国際音声記号にすると[muħammadu muʕizzu](ムハンマドゥ・ムイッズ)となる。
出典
[編集]- ^ “About President Muizzu” (29 November 2023). 2023年12月6日閲覧。
- ^ Maldives Opposition Candidate Mohamed Muiz Wins the Presidential Runoff, Local Media Say(2023年9月30日) - VOA News
- ^ King, Crown Prince congratulate Dr. Mohamed Muiz on winning Maldives presidential polls(2023年10月1日) - Saudi Gazette
- ^ “Inauguration of the 8th President of Maldives Dr Mohamed Muizzu” (17 November 2023). 2023年12月6日閲覧。
- ^ “モルディブ、ムイズ新大統領が就任「親中派」、インドは出席者格下げ”. Jiji.com. 2023年12月6日閲覧。
- ^ 親中国派のムイズ氏が勝利 親インド路線転換へ モルディブ大統領選(2023年10月1日) - 朝日新聞デジタル
- ^ モルディブ大統領選決選投票で勝利した ムハンマド・ムイズ氏 言葉より行動の仕事人 横顔(2023年10月2日) - 福井新聞D刊
- ^ “Who studied here?”. リーズ大学. 2023年12月6日閲覧。
- ^ “President Dr Mohamed Muizzu”. モルディブ大統領府. 2023年12月6日閲覧。
- ^ “Housing Minister announces official name of CMF bridge”. Avas. オリジナルの2023年11月10日時点におけるアーカイブ。 2023年12月6日閲覧。
- ^ “Housing Minister announces official name of CMF bridge”. PSM News. (24 August 2018). オリジナルの2023年11月10日時点におけるアーカイブ。 2023年12月6日閲覧。
- ^ “LCE 2020: MDP takes mayoral seats in 3 cities, PPM takes Male’” (英語). Sun. 2023年12月6日閲覧。
- ^ Ex-Housing Minister secures Male' City Mayoral Seat. ThePress. 2021年4月11日
- ^ “親中派前大統領に禁錮5年 資金洗浄で―モルディブ”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2019年11月29日) 2019年12月1日閲覧。
- ^ Ethirajan, Anbarasan (22 October 2022). “Mohamed Muizzu: The Maldives' new president wants India out”. BBC News. オリジナルの2023年10月31日時点におけるアーカイブ。 2023年12月6日閲覧。
- ^ “New Maldives president is sworn in and vows to remove Indian troops” (英語). AP News (2023年11月17日). 2023年11月18日閲覧。
- ^ “通貨交換協定を締結、FTAの協議開始も決定 印モルディブ首脳会談”. 産経新聞 (2024年10月7日). 2024年10月8日閲覧。
公職 | ||
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先代 イブラヒム・モハメド・ソリ |
モルディブ大統領 2023年11月17日 - |
次代 (現職) |
先代 シファ・モハメド |
マレ市長 2021年 - 2023年 |
次代 アフメド・ナリーシュ 副市長が代行 |
外部リンク
[編集]- Dr Mohamed Muizzu (@MMuizzu) - X(旧Twitter)