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道化師殺人事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
道化師殺人事件
ジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 PC-9801 (PC-98)
開発元 シンキングラビット
発売元 シンキングラビット
リバーヒルソフト(リメイク版)
シナリオ 今林宏行
美術 米田朗
人数 1人
メディア FDD
CD-ROM(リメイク版)
発売日 日本 1985-03-xx
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道化師殺人事件(どうけしさつじんじけん)は1985年3月、『鍵穴殺人事件』に続く「ディスクミステリー第2弾」として、シンキングラビットから発売されたミステリーアドベンチャーゲーム。当初はPC-9801版が発売され、遅れてPC-8801MZ-2500に移植、1988年にはBGMが追加されたX68000版が発売された。1990年代後半にはリバーヒルソフトから『ミントン警部の捜査ファイル「道化師殺人事件」』のタイトルで、セガサターンPlayStationWindows向けにリメイク版が発売された。

ストーリー

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時は1932年イングランド南部の港町ブライトンにて巡業中のサーカス団で殺人事件が発生した。被害者は道化師のシャルル・デュボワ。被害者はシャワー室で背後から心臓をひと突きで殺害されていた。プレイヤーはロンドン警視庁(スコットランド・ヤード)から派遣された刑事となり、証拠を集めて容疑者を絞り込み、事件を解決しなければならない。

登場人物

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  • シャルル・デュボワ - 道化師。事件の被害者。
  • マルタン・ルドック - もう一人の道化師。(声・古田信幸
  • メリー・マッコーラン - ブランコ乗り。殺人の第一発見者。(声・松井菜桜子
  • マーカス・ピグリィ - 奇術師。(声・菅原淳一
  • ハワード・フィルビー - 猛獣使い。(声・石丸博也
  • デュイ・ゼフール - サーカス団長。(声・筈見純
  • ジョセフ・マッコーラン - メリーの兄でナイフ投げ。
  • ミントン警部(声・小野健一

※声優はリメイク版のもの

システム

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ゲームはアドベンチャーゲームの初期のスタイルを踏襲しており、コマンド入力方式にて進行する。コマンド入力は英語と日本語両方に対応し、日本語の場合「名刺+動詞」のほか「名詞+助動詞+動詞」でも入力を受け付ける。

移植版

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  • X68000版 - FDD2枚組み。FM音源によるBGMが追加され、フルカラー高解像度のグラフィックに描き直された
  • プロジェクトEGG配信版(2023年4月17日現在配信終了)
    • 2016年1月19日 PC-9801版、定価990円
    • 2002年8月1日 PC-8801版、定価770円
    • 2004年2月21日 X68000版、定価880円

リメイク版

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  • セガサターン - 1997年10月30日 発売。コマンド入力方式からコマンド選択方式に変更された。マップ内の移動はカーソルキーにて行い、会話は音声によって行われる。マップのグラフィックはプリレンダリング3DCGによって描かれており、3D視点として360度周りを見渡すことができる。背景はロンドン郊外の町並みを再現しており[1]、人物はポリゴンではなく米田朗によるイラストで描かれている[2]。登場人物は50人以上。全てのセリフは声優によって吹き込まれている。容疑者を呼び出して尋問する時には、優しい態度から厳しい態度まで3通りの態度を選ぶことができる。[3]
  • PlayStation - 1997年12月4日発売。内容はセガサターン版を踏襲。
  • Windows95版 - 1997年12月4日発売。内容はセガサターン版を踏襲。

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
サターンFAN27/50点[4]

徳間書店サターンFAN』1997年20号の「サターンソフト インプレッション」では合計27点(満50点)となっており、「フラグ立てが多い」「移動速度が遅い」「字幕がない」などの否定的な評価が見られるが、ゲームの雰囲気やシナリオは肯定的な評価を得ている。

攻略本

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ ファミ通』 No.465、アスキー、1997年11月7・14日、51頁。 
  2. ^ PlayStation Magazine』 No.11、徳間書店、1997年6月13日、96頁。 
  3. ^ 『テレビゲーマー』アクセラ、1997年9月19日、33頁。 
  4. ^ 徳間書店『サターンFAN』1997年20号