ミンスク県 (ポーランド・リトアニア共和国)
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ミンスク県 / ミンスカス県(ポーランド語: Województwo mińskie / リトアニア語: Palatinatus Minscensis)は、ミンスクを行政中心地とする、リトアニア大公国、のちにポーランド・リトアニア共和国の県である。1566年にリトアニア大公国の行政単位として成立し、1569年のルブリン合同後もポーランド・リトアニア共和国の行政区として存続するが、1793年の第2次ポーランド分割までに帝政ロシアに割譲されて消滅した。
- (注釈)本項の地名はリトアニア語・ポーランド語を用いているが、現在はベラルーシ・ウクライナ・ロシアに所属し、それぞれの言語での名称が用いられる地名が多数ある。詳しくは注釈の「関連地名対応表」を参照されたし。
歴史
[編集]本県は1566年のリトアニア大公国の行政改編によって区分された県であり、成立当初は、ミンスカス(ミンスク)郡(ru)、Rečyca郡(ru)の二郡から成っていた[注 1]。1569年のルブリン合同でポーランド王国とリトアニア大公国が連合王国となると、ポーランド領のキユフ県からMozyrz郡(ru)が編入された。
ポーランド・リトアニア共和国の成立後、ミンスク県は南西でBrześć県(ru)、西はノヴォグルデク県、北西はWilno県(ru)、北はポウォツク県、北東はヴィテプスク県、東はムシチスワフ県と接した。また、南東から南にかけてはキユフ県と接しており、17世紀の一時期はスモレンスク県、Czernihów県(ru)が設置されて、両県と接した期間があった。
1772年の第1次ポーランド分割によってRečyca郡が、第2次ポーランド分割によって残る全県が帝政ロシア領となり、ポーランド・リトアニア共和国のミンスク県は消滅した。
行政の長
[編集]注釈
[編集]ポーランド語 | リトアニア語 | ベラルーシ語 | ウクライナ語 | ロシア語 |
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ミンスク | ミンスカス | ミンスク | ||
Rečyca | レチツァ | |||
Mozyrz | マズィル | |||
キユフ | キイウ | (キエフ) | ||
Brześć | ブレスト | |||
Nowogródek | ナヴァフルダク | |||
Wilno | ヴィリニュス | |||
ポウォツク | ポラツク | |||
Witebsk | ヴィツェプスク | |||
Mścisław | ムスツィスラウ | |||
スモレンスク | スモレンスク | |||
Czernihów | チェルニーヒウ |
出典
[編集]- ^ 井桁貞義編 『コンサイス露和辞典』 三省堂、2009年、P721
参考文献
[編集]- Wolff J. Senatorowie i dygnitarze Wielkiego Księstwa Litewskiego 1386—1795. — Kraków, 1885. — S. 24—28.