コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミンク腸炎ウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミンク腸炎ウイルス
分類
: 第II群(ssDNA)
: パルボウイルス科
: パルボウイルス属
: ミンク腸炎ウイルス

ミンク腸炎ウイルス(ミンクちょうえんウイルス、Mink enteritis virus:MEV)とはミンク腸炎を引き起こすパルボウイルス科パルボウイルス属の一種。ミンク腸炎ウイルスは小型(18-26 nm)、球形のウイルスであり、ゲノムとして一本鎖DNAを持つ。症状は一般に4-7日の潜伏期の後に現れる。ウイルスは十二指腸空腸、時には回腸結腸盲腸の陰窩上皮細胞内で増殖する。疾病の重篤度は陰窩上皮のネクローシスが直接的に関与する[1]

ミンクのウイルス性腸炎について最初に認識されたのは1947年におけるカナダ南部の牧場のミンク間での流行である。その後、ミンクのウイルス性腸炎はアメリカ合衆国[2]ヨーロッパへと拡がった[3]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Collier, Leslie; Balows, Albert; Sussman Max (1998) Topley and Wilson's Microbiology and Microbial Infections ninth edition, Volume 1, Virology, volume editors: Mahy, Brian and Collier, Leslie. p. 268 Arnold. ISBN 0340663162
  2. ^ Reynolds HA (April 1969). “Some clinical and hematological features of virus enteritis of mink”. Can. J. Comp. Med. 33 (2): 155–9. PMC 1319402. PMID 4238566. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1319402/ 2008年12月28日閲覧。. 
  3. ^ Flagstad A (1977). “Feline panleukopaenia virus and mink enteritis virus. A serological study”. Acta Vet. Scand. 18 (1): 1–9. PMID 66862.