コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミレーヌ・ドモンジョ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミレーヌドモンジョから転送)
ミレーヌ・ドモンジョ
Mylène Demongeot
Mylène Demongeot
ファントマ 電光石火』(1965年)
本名 マリ=エレーヌ・ドモンジョ
生年月日 (1935-09-29) 1935年9月29日
没年月日 (2022-12-01) 2022年12月1日(87歳没)
出生地 フランスの旗 フランス共和国ニース
死没地 フランスの旗 フランス共和国パリ
身長 171cm
職業 女優
ジャンル 映画・テレビ
活動期間 1953年 - 2022年
配偶者 マルク・シムノンフランス語版(1968年 - 1999年、死別)
テンプレートを表示

ミレーヌ・ドモンジョフランス語: Mylène Demongeot1935年9月29日[註 1] - 2022年12月1日)は、フランスニース出身の女優である。本名はマリ=エレーヌ・ドモンジョフランス語: Marie-Hélène Demongeot)。

来歴

[編集]

17歳で映画デビューし、魔女狩りを描いたアーサー・ミラー作『るつぼ』を映画化したレイモン・ルーロー監督作『サレムの魔女』(1956)で邪悪な娘アビゲイル・ウィリアムズを演じて脚光を浴び、翌57年カルロヴィ・ヴァリ映画祭の最優秀女優賞を受賞。1958年には英国アカデミー賞の有望若手女優賞の候補となる。以来、『悲しみよこんにちは』『女は一回勝負する』(1957)、『お嬢さん、お手やわらかに!』(1958)、『黙って抱いて』『狂った夜』『上と下』(1959)、『ローマの恋』『サビーヌの掠奪』『全戦艦を撃沈せよ』『マラソンの戦い』『黒い狼』(1960)といった映画に次々と出演してフランス本国のみならず、日本でも大人気となる。その後、『ファントマ』シリーズなどにも出演したが、再婚後の出産などで活動をセーブし、舞台やTVにも出演するようになった。

夫は作家ジョルジュ・シムノンの息子で監督のマルク・シムノンフランス語版で、彼の演出したTV映画にも度々出演している。

晩年は長らく病気を患い、2022年12月1日にパリの病院において死去した。87歳没[1]

日本との関わり

[編集]

ギャラリー

[編集]

主な出演作品

[編集]
公開年 邦題
原題
役名 備考
1955 フルフル
Frou-Frou
1957 サレムの魔女
Les Sorcières de Salem
アビゲイル・ウィリアムズ
女は一回勝負する
Une manche et la belle
エヴァ
1958 悲しみよこんにちは
Bonjour tristesse
エルザ
黙って抱いて
Sois belle et tais-toi
ヴィルジニー
1959 お嬢さん、お手やわらかに!
Faibles femmes
サビーヌ
上と下
Upstairs and Downstairs
イングリッド
狂った夜
La Notte brava
ラウラ
マラソンの戦い
La Battaglia di Maratona
アンドロメダ
1960 全艦船を撃沈せよ
Sotto dieci bandiere
ジジ
ローマの恋
Un Amore a Roma
アンナ
1961 黒い狼
The Singer Not the Song
Locha de Cortinez
サビーヌの掠奪
Il Ratto delle sabine
レア
1962 女は夜の匂い
À cause, à cause d'une femme
Lisette
1963 シーザーの黄金
Oro per i Cesari
ペネロペ
1964 アイドルを探せ
Cherchez l'idole
本人役
ファントマ 危機脱出
Fantômas
エレーヌ
1965 アンクル・トム
Onkel Toms Hütte
ハリエット
リオの嵐
Furia à Bahia pour OSS 117
アナ=マリー
ファントマ 電光石火
Fantômas se déchaîne
エレーヌ
1966 タヒチの男
Tendre voyou
ミュリエル
1967 ファントマ ミサイル作戦
Fantômas contre Scotland Yard
エレーヌ
1983 さよなら夏のリセ
Surprise Party
ジュヌヴィエーヴ
1984 ヨーロッパ特急 日本映画
1986 タキシード
Tenue de soirée
Wife in house 3
1991 ホテル・リッツ
The Man Who Lived at the Ritz
Madame Rochaise テレビ映画
2004 あるいは裏切りという名の犬
36 Quai des Orfèvres
マヌー・ベルリネール
東京タワー 日本映画
2009 100歳の少年と12通の手紙
Oscar et la Dame rose
ローズの母
2013 ミス・ブルターニュの恋
Elle s'en va
ファンファン 日本劇場未公開、WOWOWで放送
2017 ルージュの手紙
Sage Femme
ロランド

脚注

[編集]

註釈

[編集]
  1. ^ 但し、逢坂剛南伸坊の共著『ハリウッド美人帖』219pでは1938年生まれとなっている。

出典

[編集]
  1. ^ 仏俳優のM・ドモンジョさん死去 映画「悲しみよこんにちは」」『47NEWS』ノアドット(共同通信)、2022年12月2日。オリジナルの2022年12月2日時点におけるアーカイブ。2022年12月2日閲覧。
  2. ^ キネマ旬報』1959年7月夏の特別号。

外部リンク

[編集]