コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミラス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ミラス(Myrath)チュニジア出身のヘヴィメタルバンド

経歴

[編集]

2001年にチュニジアの首都チュニスで、マレク・ベン・アルビア (g)が前身バンドのX-Tazyを結成。最初は幼馴染みと共にバンドをスタートさせた。

2006年3月にチュニジアでロバート・プラントアダージョのサポート・アクトを務めた際にアダージョのケヴィン・コッファート(Key)と出会い、X-Tazyの事を気に入ったケヴィンは以降アドバイスをするようになり、X-Tazyはオリジナル曲に力を入れるようになる。

同年9月に新メンバーとしてアニス・ジュイニ(b)を迎え、これまでとは異なるオリジナルなバンドを目指すことを決意し、名前をX-Tazyからミラスに改名した(ミラスとはアラビア語Legacy遺産)を意味する言葉である)。

2007年6月にザヘル・ゾルガティ(Vo)が加入。 同年9月、ケヴィン・コッファートのプロデュースの下、デビュー・アルバム『HOPE』をリリース。アルバムの好評を受けて彼らのもとに多くのライヴのオファーが舞い込み、ファイアーウインド、アダージョ、アフター・フォーエヴァーといったバンドのサポート・アクトを務めながら数々のフェスティバルに出演。国内外でもライヴを行なうようになり、ミラスの名前は少しずつワールドワイドに広まっていく。

2010年1月に2ndアルバム『DESERT CALL』をリリース。

2011年9月に3rdアルバム『テイルズ・オブ・サンズ』をリリース、同年12月には日本でのリリースも決まり待望の日本デビューを果たす事になる。本作ではミキシングをケヴィン・コッファートとフレドリック・ノルドストロームが共同で行ない、マスタリングイェンス・ボグレンに依頼。共にスウェーデンのヘヴィ・メタル・シーンで長年手腕を振るってきた達人であるフレドリック・ノルドストロームとイェンス・ボグレンの助力を得たことでサウンド・プロダクション面の大幅な強化を実現した。その後、バンドはドリーム・シアターシンフォニーXらとのツアーや、「ProgPower USA」、「ProgPower Europe」への出演などで知名度を上げる。

2016年3月に約4年ぶりとなる4thアルバム『レガシー~遺産の伝承者』を発表。収録曲「Believer」はYouTubeで500万回以上再生され、日本でも前作以上の話題を呼ぶ事になる。

同年10月にLOUD PARK16で初来日。

2019年4月にearMUSICと契約し5thアルバム『シェヒーリ』をリリース。収録曲の日本語バージョンを日本盤限定のボーナストラックとして収録。

メンバー

[編集]

現ラインナップ

[編集]
  • ザヘル・ゾルガティ(Zaher Zorgati) - ヴォーカル (2007? )
  • マレク・ベン・アルビア(Malek Ben Arbia) - ギター (2001- )
  • アニス・ジュイニ(Anis Jouini) - ベース (2006- )
  • エリエス・ブシューシャ(Elyes Bouchoucha) - キーボード (2003- )
  • モルガン・ベルテット(Morgan Berthet) - ドラムス (2012- )

元メンバー

[編集]
  • Tarek Idouani - ヴォーカル (2001-2003)
  • Walid Issaoui - ギター (2001-2003)
  • Zaher Hamoudia - ベース (2001-2004)
  • Yassine Belgith - ベース (2004-2006)
  • Fahmi Chakroun - ドラムス (2001-2004)
  • Saief Louhibi - ドラムス (2004-2011)
  • Piwee Desfray - ドラムス (2011-2012)

ディスコグラフィー

[編集]

スタジオアルバム

[編集]
  • 2005年 Double Face (チュニジアのみでリリース。X-Tazy名義)
  • 2007年 Hope
  • 2010年 Desert Call
  • 2011年 テイルズ・オブ・サンズ
  • 2016年 レガシー~遺産の伝承者
  • 2019年 シェヒーリ
  • 2024年 Karma

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]