ミクロクテノポマ・アンソルギー
表示
ミクロクテノポマ・アンソルギー | |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Microctenopoma ansorgii (Boulenger, 1912) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
ornate ctenopoma 等 |
ミクロクテノポマ・アンソルギー(Microctenopoma ansorgii) は、キノボリウオ科ミクロクテノポマ属に分類される魚類の一種。ornate ctenopoma、orange ctenopoma、ornate climbing perch、pretty ctenopoma、rainbow ctenopomaとも呼ばれる。
記載
[編集]探検家のウィリアム・ジョン・アンソルジーらによってコンゴ民主共和国で捕獲された個体をタイプとして、1912年にジョージ・アルバート・ブーレンジャーによって記載された[2]。
分布と生態
[編集]コンゴ盆地のチロアンゴ川流域などに分布する[3]。流れの緩やかな小川に生息する。ミミズ、水生昆虫、その他の無脊椎動物を捕食する[3]。水面に泡の巣を作って産卵する。
形態
[編集]普段の体色はオレンジがかった銀色である。オスは縄張り意識が強く、近くに同種のオスがいると威嚇する。体色は濃いオレンジになり、体とヒレに黒い横縞が現れ、頭は黒いヒョウ柄になる。体色の変化と同時に後頭部から尻びれにかけて高くヒレを立てる。体長は最大でも8 cm程度の小型種で、背鰭は16 - 19棘と6 - 8軟条から、臀鰭は10 - 12棘と7 - 10軟条から成る[3]。尾柄は非常に短く、尾鰭は丸い。
人との関わり
[編集]観賞魚として人気だが、臆病な性格であるため他の魚が居なくなってから餌を食べる[4][5]。日本では飼育下繁殖例が少なく、雌の輸入量も少ない。
脚注
[編集]- ^ Moelants, T. (2010). “Microctenopoma ansorgii”. IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T181678A7703128. doi:10.2305/IUCN.UK.2010-3.RLTS.T181678A7703128.en 23 February 2024閲覧。.
- ^ Christopher Scharpf (21 October 2019). “Order ANABANTIFORMES: Families ANABANTIDAE, HELOSTOMATIDAE, OSPHRONEMIDAE, CHANNIDAE, NANDIDAE, BADIDAE, and PRISTOLEPIDIDAE”. The ETYFish Project Fish Name Etymology Database. Christopher Scharpf and Kenneth J. Lazara. 10 December 2019閲覧。
- ^ a b c Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2024). "Microctenopoma ansorgii" in FishBase. February 2024 version.
- ^ “Microctenopoma ansorgii (Ornate ctenopoma) — Seriously Fish”. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “Keeping and breeding Microctenopoma ansorgii - AquaInfo”. 2024年2月23日閲覧。