コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

マーシャル・シャポシニコフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーシャル・シャポシニコフ
ウラジオストク港に停泊中の「マーシャル・シャポシニコフ」
ウラジオストク港に停泊中の「マーシャル・シャポシニコフ」
基本情報
建造所 ヤンター造船所
運用者  ソビエト連邦海軍
 ロシア海軍
艦種 駆逐艦
級名 ウダロイ級駆逐艦
艦歴
起工 1983年
進水 1984年12月27日
就役 1986年2月2日
要目
基準排水量 6,840 t
満載排水量 7,480 t
全長 163 m
最大幅 19 m
吃水 7.8 m
機関 COGAG方式
主機 M70ガスタービンエンジン × 4基
出力 61,000 hp
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
最大速力 30 kt
巡航速力 14 kt
航続距離 6,882 海里(14ノット巡航時)
乗員 220名
搭載機 Ka-27PL 対潜ヘリコプター
テンプレートを表示

マーシャル・シャポシニコフロシア語: Маршал Шапошников)は、ロシア海軍ウダロイ級駆逐艦の1隻である。太平洋艦隊所属。

艦歴

[編集]

「マーシャル・シャポシニコフ」は1982年3月18日にカリーニングラードのバルト海造船所「ヤンターリ」にて起工し、1985年12月30日にソビエト連邦海軍に引き渡された。艦名の由来はソ連軍元帥ボリス・ミハイロヴィッチ・シャポシニコフ

1986年2月2日に太平洋艦隊への配属が決定し、翌年12月26日にウラジオストクに到達した。

近代化改修

[編集]

2016年、「マーシャル・シャポシニコフ」はウラジオストクのダルザヴォド船舶修理センターにて近代化改修を実施した。内容は以下の通りである。

  • ミサイルの更新:2番砲塔を撤去し、3S14UKSK多目的VLS16セルに換装。クラブ巡航ミサイルの運用能力を付与するのみならずRPK-5対潜ミサイル四連装発射筒を撤去し、Kh-35U艦対艦ミサイル四連装発射筒2基に換装。対艦攻撃能力を向上させる。
  • 艦砲の近代化:AK-100・100mm単装砲2基からステルス砲塔を採用したA-190・100㎜単装砲1基に換装。
  • 電子装備の更新
近代化改修前 近代化改修後
艦砲 AK-100 70口径100㎜単装砲×2 A-190 70口径100㎜単装砲×1
対空ミサイル 3K95キンジャール(NATO名称SA-N-9ガントレット)艦対空ミサイル八連装回転式VLS×8
対艦ミサイル 無し(RPK-5対潜ミサイルで代用) UKSK多目的VLS×16セル(クラブ巡航ミサイル

Kh-35Uウラン艦対艦ミサイル四連装発射筒×2

対潜兵器 RPK-5対潜ミサイル四連装発射筒×2

RBU-6000 212㎜対潜ロケット12連装発射機×2 PTA-53 533㎜四連装魚雷発射管×2

RBU-6000 212㎜対潜ロケット12連装発射機×2

PTA-53 533㎜四連装魚雷発射管×2

機銃 AK-630 30㎜CIWS×4

脚注

[編集]

出典

[編集]

海人社『世界の海軍 2022-2023』

関連項目

[編集]