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マーク・エリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーク・エリス
Mark Ellis
オークランド・アスレチックスでの現役時代
(2011年6月6日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 サウスダコタ州ラピッドシティ
生年月日 (1977-06-06) 1977年6月6日(47歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 二塁手
プロ入り 1999年 ドラフト9巡目でカンザスシティ・ロイヤルズから指名
初出場 2002年4月9日 テキサス・レンジャーズ
最終出場 2014年9月27日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マーク・ウィリアム・エリス(Mark William Ellis, 1977年6月6日 - )は、アメリカ合衆国サウスダコタ州ラピッドシティ出身の元プロ野球選手二塁手)。

経歴

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プロ入りとロイヤルズ傘下時代

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1999年ドラフト9巡目でカンザスシティ・ロイヤルズに指名され入団。ロイヤルズ時代は、メジャーリーグ昇格はならなかった。

アスレチックス時代

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2000年オフにタンパベイ・デビルレイズオークランド・アスレチックスとの三角トレードでアスレチックスへ移籍。

2002年にメジャーに昇格。98試合に出場。

2003年は154試合に出場し、二塁手として両リーグ最多の793守備機会・324刺殺を記録[1]

2004年は右肩脱臼のリハビリのため全休したが[1]2005年は、自己最高となる打率.316と出塁率.384をマーク。8月下旬からリードオフマンに抜擢された。

2007年6月4日のボストン・レッドソックス戦でサイクル安打を達成した。三塁打・本塁打・二塁打を放ったが4打席目で凡退、可能性は消えたかと思われたが、チームが同点に追いつかれ試合が延長に突入。再度チャンスが廻ってきた5打席目で安打を放っての達成だった[2]。8月にはラファエル・ボーニガルの二塁手としての70試合連続無失策の球団記録を更新[3]。記録は最終的に9月11日のシアトル・マリナーズ戦で失策を記録し、前試合までの102で途切れることとなった[4]

2008年は2004年に脱臼した右肩の痛みが8月に再発し故障者リスト入りし、9月19日に手術。打撃では自己ワースト打率.233に終わったが、守備では100試合以上の二塁手でリーグ最高の守備率.993とDRS24、UZR14.7を記録。チーム移転40周年記念のベストナインにも選出された。

2009年は4月28日のテキサス・レンジャーズ戦で左脹脛を痛め2ヶ月ほど故障者リスト入りする。8月10日のボルチモア・オリオールズ戦では自己ベストの1試合5安打、16日のシカゴ・ホワイトソックス戦では9回2死からサヨナラ本塁打を放つ活躍で8月第二週の週間MVPを受賞した。[5]

2010年は8月まで打率.250、OPS.649と打撃不振に陥ったが、9月以降は打率.405、OPS.988と好調を維持し、守備でもリーグ3位のDRS8とリーグ1位のUZR9.9を記録。オフには球団が年俸600万ドルのオプションを行使した。

2011年は開幕から62試合の出場で打率.217、OPS.544と低迷した。

ロッキーズ時代

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2011年6月30日にブルース・ビリングスイライザー・メサとのトレードでコロラド・ロッキーズに移籍した。10月30日にFAとなった。

ドジャース時代

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2011年11月15日にロサンゼルス・ドジャースと2年875万ドルで契約した。

2013年11月1日にFAとなった。

カージナルス時代

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2013年12月16日にセントルイス・カージナルスと契約した[6]

2014年は正二塁手のコルテン・ウォンの控えだった。8月19日に故障者リスト入りした[7]。最終的に、この年は、キャリアワーストの打率を残した。オフに、FAとなった。

2015年2月25日に現役を引退。

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2002 OAK 98 404 345 58 94 16 4 6 136 35 4 2 8 3 44 1 4 54 3 .272 .359 .394 .753
2003 154 622 553 78 137 31 5 9 205 52 6 2 9 5 48 4 7 94 7 .248 .313 .371 .684
2005 122 486 434 76 137 21 5 13 207 52 1 3 4 0 44 1 4 51 10 .316 .384 .477 .861
2006 124 500 441 64 110 25 1 11 170 52 4 0 4 7 40 1 8 76 13 .249 .319 .385 .704
2007 150 642 583 84 161 33 3 19 257 76 9 4 2 3 44 1 10 94 10 .276 .336 .441 .777
2008 117 507 442 55 103 20 3 12 165 41 14 2 5 2 53 2 5 65 11 .233 .321 .373 .694
2009 105 410 377 52 99 23 0 10 152 61 10 3 3 5 23 1 2 54 10 .263 .305 .403 .708
2010 124 492 436 45 127 24 0 5 166 49 7 6 3 5 40 4 8 56 7 .291 .358 .381 .739
2011 62 233 217 21 47 11 1 1 63 16 7 2 4 1 8 0 3 32 3 .217 .253 .290 .544
COL 70 286 263 34 72 13 0 6 103 25 7 3 5 1 14 0 3 43 5 .274 .317 .392 .708
'11計 132 519 480 55 119 24 1 7 166 41 14 5 9 2 22 0 6 75 8 .248 .288 .346 .634
2012 LAD 110 464 415 62 107 21 1 7 151 31 5 0 2 0 40 0 7 70 5 .258 .333 .364 .697
2013 126 480 433 46 117 13 2 6 152 48 4 1 6 5 26 2 10 74 5 .270 .323 .351 .674
2014 STL 73 202 178 15 32 6 0 0 38 12 4 1 4 2 14 3 4 38 0 .180 .253 .213 .466
通算:12年 1435 5728 5117 690 1343 257 25 105 1965 550 82 29 59 39 438 20 75 801 89 .262 .327 .384 .711

表彰

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記録

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  • サイクル安打:1回(2007年6月4日)
  • 通算守備率 .991(500試合以上出場した二塁手として歴代5位。2014年終了時点)[9]

背番号

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  • 14(2002 - 2013年)
  • 3(2014年)

脚注

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  1. ^ a b Nelson, Steve (2004年4月10日). “Ellis out for the season” (英語). MLB.com. 2008年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年2月25日閲覧。
  2. ^ Ellis hits for cycle vs. Sox” (英語). 2015年3月27日閲覧。
  3. ^ Slusser, Susan (August 5, 2007). “Embree sets save mark; Street back in role soon” (英語). San Francisco Chronicle. 2010年2月25日閲覧。
  4. ^ Urban, Mychael (September 11, 2007). “A's selective offense beats Mariners” (英語). MLB.com. 2010年2月25日閲覧。
  5. ^ Ellis named AL Player of the Week” (英語). 2015年3月27日閲覧。
  6. ^ Cardinals sign Free-Agent Mark Ellis MLB.com
  7. ^ Ellis lands on DL with left oblique strain
  8. ^ Darryl Kile Award” (英語). 2015年3月27日閲覧。
  9. ^ Career Leaders & Records for Fielding % as 2B” (英語). 2015年3月27日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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