マーガレット・サザーランド
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マーガレット・サザーランド(Margaret Sutherland、1897年11月20日 - 1984年8月12日)は、オーストラリアの作曲家。
アデレードで生まれた。1864年にスコットランドのグラスゴーからオーストラリアに移住してきた一族の出身で、多くの芸術家や学者を親族にもっている[1]。父親のウィリアム(William Sutherland: 1859-1911) はジャーナリストで、姉のルース・サザーランド(1884-1928)は画家、美術評論家になった。メルボルンで育ち、1920年代にヨーロッパに留学し、ロンドンではアーノルド・バックスに師事した。第二次世界大戦中はメルボルンで赤十字のための室内楽コンサートを主催したり、教育・音楽・美術のための評議会のメンバーになったりした。その後も様々な文化団体に関係した。
1969年、メルボルン大学から博士号を贈られ、1970年には大英帝国勲章が贈られた。
主な作品に交響曲、『4つの気質』、ヴァイオリン協奏曲、交響詩『ホーンテッド・ヒルズ』、室内オペラ『若きカッバーリ』などがあるが、大半は室内楽曲である。
脚注
[編集]- ^ Rosewarne, Stuart (2011年). “George Sutherland b. 1829”. Design & Art Australia Online. 13 October 2020閲覧。
参考文献
[編集]- Triplow, Leighton H. "An analysis of 'In the Dim Counties’ from Five Songs (1936) by Margaret Sutherland", 2011.
- David Symons (1997). "The music of Margaret Sutherland". Currency Press, Sydney.
- Cliff Hanna quoted in David Symons, The Music of Margaret Sutherland (Sydney: Currency Press, 1997), 47; David Symons The Music of Margaret Sutherland (Sydney: Currency Press, 1997), 47. Symons does not state when Hanna made this comment.
- Thérèse Radic, ‘Margaret Sutherland (1897-1984)’, linear notes to Helen Noonan, Woman’s Song: Songs by Australian Woman Composers, Newmarket Music, NEW 1042.2, c. 1994.