マルレーヌ・ラリュエル
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2015年撮影 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1972年12月12日(52歳) フランス 、メゾン=アルフォール |
国籍 | フランス |
学問 | |
研究分野 | 歴史学、社会学、政治学 |
研究機関 | 社会科学高等研究院 |
博士課程指導教員 | Catherine Poujol |
公式サイト | |
Dr. Marlene Laruelle |
マルレーヌ・ラリュエル(Marlène Laruelle、1972年12月21日- ) は、ユーラシアとヨーロッパを専門とするフランスの歴史家、社会学者、政治学者[1]。
ジョージ ワシントン大学(GW) のヨーロッパ・ロシア・ユーラシア研究所 (IERES) の研究教授兼所長を務めている。また、PONARS (ユーラシアの研究と安全保障への新しいアプローチに関するプログラム) の共同ディレクター[2]、GW の中央アジア・プログラムのディレクター[3]、および GWのイリベラリズム研究プログラムのディレクターでもある[4]。
経歴
[編集]1995年に歴史学、1996年に政治学、1997年にロシア語の修士号を取得した後、2002年にフランス国立東洋言語文化学院(INALCO) で歴史学の博士号を取得し、パリ政治学院で政治学分野のポスドクとして過ごした。その後、フランス国際関係研究所(IFRI)の上級研究員を務めており[5]、ソ連後の政治、社会、文化の発展に焦点をあてた問題意識を持っており、なかでもイデオロギーとナショナリズムに関心を持っている。
著作
[編集]書籍
[編集]- Central Peripheries: Nationhood in Central Asia、Cornell UCL Press、2022年、ISBN 9781800080140 / ISBN 9781800080157
- (中央周縁部: 中央アジアの国民性)
- Is Russia Fascist?: Unraveling Propaganda East and West、Cornell University Press、2021年、ISBN 9781501754135
- 邦訳:『ファシズムとロシア』 浜 由樹子 訳、東京堂出版、2022年、ISBN 9784490210644
- Russian Nationalism. Imaginaries, Doctrines and Political Battlefields、Routledge、2018年、ISBN 9780367584818 / ISBN 9781138386525
- (ロシアナショナリズム 想像力、ドクトリン、政治的戦場)
- オープン・アクセスで入手可能
- Understanding Russia. The Challenges of Transformation、 Rowman & Littlefield、 Jean Radvanyi 共著、2018年、ISBN 9781538114865 / ISBN 9781538114858
- (ロシアを理解する 変革への挑戦)
- (ロシアの北極圏戦略と極北の未来)
- Russian Eurasianism: An Ideology of Empire、Woodrow Wilson Press/Johns Hopkins University Press、hard cover 2008年/paperback 2012年、ISBN 9780801890734 / ISBN 9781421405766
- (ロシアのユーラシア主義 帝国のイデオロギー)
- Globalizing Central Asia. Geopolitics And The Challenges Of Economic Development、M.E. Sharpe、Sebastien Peyrouse 共著、2012年、ISBN 9780765635051
- (中央アジアのグローバル化 地政学と経済発展の課題)
- The ‘Chinese Question’ in Central Asia. Domestic Order, Social Changes, and the Chinese Factor、Columbia University Press and Hurst、Sebastien Peyrouse 共著、2012年、ISBN 9781849041799
- (中央アジアにおける「中国問題」。国内秩序、社会変動、そして中国ファクター)
- In the Name of the Nation. Nationalism and Politics in contemporary Russia、Palgrave Macmillan、2009年、ISBN 9780230618602
- (国家の名の下に 現代ロシアにおけるナショナリズムと政治)
編纂
[編集]- (ナザルバエフ世代、カザフスタンの若者)
- Entangled Far Rights. A Russian-European Intellectual Romance in the 20th century、University of Pittsburgh Press、2018年
- (絡み合った極右、 20世紀のロシアとヨーロッパの知的ロマンス)
- (流動するタジキスタン 国家建設と社会変革)
- Mass Media in the Post-Soviet World. Market Forces、 State Actors、 and Political Manipulation in the Informational Environment after Communism、Ibidem-Verlag、Peter Rollberg と共同編集、2018年
- (ポスト・ソビエト世界のマスメディア 共産主義後の情報環境における市場勢力、国家アクター、および政治的操作)
- (中央アジアでイスラム教徒であること: 実践、政治、アイデンティティ)
- (ウズベク国家の建設。ポストソビエト時代の物語)
- The Central Asia–Afghanistan Relationship. From Soviet Intervention to the Silk Road Initiatives 、Lexington、2017年
- (中央アジアとアフガニスタンの関係。ソ連の介入からシルクロード・イニシアチブまで)
- Kazakhstan in the Making. Legitimacy, Symbols and Social Changes、Lexington、2016年
- (カザフスタン・イン・ザ・メイキング 正当性、シンボル、および社会的変化)
- New Mobilities and Social Changes in Russia’s Arctic Regions、Routledge、2016年
- (ロシアの北極地域における新しい移動手段と社会の変化)
- Kyrgyzstan beyond ‘Democracy Island’ and ‘Failing State’: Social and Political Changes in a Post-Soviet Society、Lexington、ヨハン・エンヴァルと共同編集、2015年
- (「民主主義の島」と「失敗国家」を超えたキルギスタン: ポストソビエト社会における社会的および政治的変化)
- (ユーラシア主義とヨーロッパの極右: ヨーロッパとロシアの関係の再構築)
- Between Europe and Asia: The Origins, Theories, and Legacies of Russian Eurasianism、University of Pittsburgh Press、2015 年、Mark Bassin および Sergei Glebov との共同編集
- (ヨーロッパとアジアの間: ロシアのユーラシア主義の起源、理論、および遺産)
- Mapping Central Asia: Indian Perceptions and Strategies、Asghate、2011年、Sebastien Peyrouse 共著
- (中央アジアのマッピング:インドの認識と戦略)
- China and India in Central Asia. A new “Great Game”?、Palgrave Macmillan、2010年、Jean-François Huchet・ Sébastien Peyrouse・Bayram Balci 共編著
- (中央アジアにおける中国とインド、新しい「グレートゲーム」?)
- Russian Nationalism and the National Reassertion of Russia、Routledge、ハードカバー 2009年/ペーパーバック 2010年
- (ロシアのナショナリズムとロシアの国民的再主張)
脚注・参考文献
[編集]- ^ “Marlene Laruelle _ Elliott School of International Affairs”. George Washington University. 2022年10月20日閲覧。
- ^ PONARS Eurasia about page
- ^ Central Asia Program team page
- ^ Illiberalism Studies Program about page
- ^ Profile of Marlene Laruelle at IFRI
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイトマルレーヌ・ラリュエル
- The George Washington University_Elliott School of International Affairs_ Marlene Laruelle