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マルバシモツケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マルバシモツケ
福島県会津地方 2009年7月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : バラ亜綱 Rosidae
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : シモツケ亜科 Spiraeoideae
: シモツケ属 Spiraea
: マルバシモツケ
Spiraea betulifolia
学名
Spiraea betulifolia Pall. var. betulifolia
和名
マルバシモツケ(丸葉下野)

マルバシモツケ(丸葉下野、学名:Spiraea betulifolia)は、バラ科シモツケ属落葉低木

特徴

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幹の高さは50-100cmになり、よく分枝し、こんもりと丸まった樹形になる。若い枝は赤褐色になり、無毛か白軟毛がある。は、長さ1-3mmの葉柄をもって枝に互生し、形は倒卵形から広倒卵形または卵円形。葉の先端は円頭または鈍頭で、基部は円形または広いくさび形で葉柄に流れ、葉身の長さ1.5-6cm、幅1-4cmになる。ほとんど両面無毛で、縁には重鋸歯があり、裏面は淡緑色となる。葉の形からマルバの名がある。

花期は6-8月、枝の先に複散房状に花序をつくり、径5-8mmの白色の5弁花を多数咲かせる。花弁の長さ1.5mm。雄蕊は長く伸び、長さ7-10mmになる。

分布と生育環境

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日本では、北海道、本州中北部に分布し、亜高山から高山の日当たりのよい岩礫地に生育する。世界では東シベリア、樺太、千島に分布する。

下位分類

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日本には、次の変種品種がある。

  • アポイシモツケ Spiraea betulifolia Pall. var. betulifolia f. grandifolia (Nakai) Kitam. ex Kawano
  • テシオシモツケ Spiraea betulifolia Pall. var. betulifolia f. oblanceolata (Tatew.) Kitam.
  • エゾノマルバシモツケ Spiraea betulifolia Pall. var. aemiliana (C.K.Schneid.) Koidz.
  • ケナシエゾノマルバシモツケ Spiraea betulifolia Pall. var. aemiliana (C.K.Schneid.) Koidz. f. glabra (H.Hara) Ohwi
  • マシケマルバシモツケ Spiraea betulifolia Pall. var. yoshitakae Toyok.

ギャラリー

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参考文献

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