マルチ・800
マルチ・800 | |
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初代マルチ・800 | |
2代目マルチ・800(後期型) | |
2代目マルチ・800(後期最終型) | |
概要 | |
別名 | スズキ・マルチ(チリなど) |
製造国 | インド |
販売期間 |
1983年 - 1986年(初代) 1986年 - 2014年(2代目) |
ボディ | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ |
4ドア セダン(初代) 5ドア ハッチバック(2代目) |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | F8B型 796 cc 直列3気筒 |
最高出力 |
ガソリン:37 HP / 5,000 rpm CNG:35 HP / 5,000 rpm |
最大トルク |
ガソリン:59 N・m / 2,500 rpm CNG:56 N・m / 2,500 rpm |
変速機 | 4速/5速MT |
前 |
前:マクファーソン・ストラット 後:アイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルスプリング |
後 |
前:マクファーソン・ストラット 後:アイソレーテッド・トレーリング・リンク式コイルスプリング |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,175 mm |
全長 | 3,335 mm |
全幅 | 1,440 mm |
全高 | 1,405 mm |
車両重量 |
ガソリン:683 kg LPG:698 kg |
その他 | |
データモデル |
2代目マルチ・800 (2008年 - 2013年モデル) |
マルチ・800 (Maruti 800) とは、インドでのスズキの乗用車生産販売子会社マルチ・スズキ・インディアが生産していた小型車である。
概要
[編集]1983年12月から生産開始。ベースとなっているのは初代(1983年 - 1986年)が5代目スズキ・フロンテ、および初代スズキ・アルト、2代目(1986年 - 2014年)が6代目スズキ・フロンテ、および2代目スズキ・アルトで、特に2代目モデルは20年以上経っても基本設計は変わらないまま生産され続けた。
800は一台20万ルピーで、タタ・ナノの登場まではインドで一番安価な自動車だった。その低価格を売りにインドでは爆発的なヒットを記録した。2004年のマルチ・アルト(5代目ベース)の登場まではインドで一番売れた自動車だった。
その後インドだけでなく、バングラデシュやスリランカなどの南アジアや、チリなどの南アメリカにも輸出された(チリなどの一部地域ではスズキ・マルチの名前で販売された)。
エンジンはアルトと同じ直列3気筒エンジンだが、排気量は800ccにまで上げられている。駆動方式はFFで、トランスミッションは4 / 5速MT。コストダウンのため左側のミラーが無いモデルも有る。
2005年にはインドのBS3(ユーロ3相当)排ガス規制に適合したモデルが発売され、2008年にはCNGを燃料とするモデルも発売された。
しかしながら、BS4(ユーロ4相当)排ガス規制への対応はコストが掛かり過ぎることを理由に断念され、2010年4月からBS4が適用されたニューデリー、チェンナイ、ムンバイ、コルカタなど13の主要都市では販売が打ち切られた。
2014年1月18日、グルガーオン工場にて最後のマルチ・800がラインオフし、31年の歴史に幕を閉じた。インド国内での累計販売台数は250万台以上に達した。スペアパーツについては8~10年間提供が保証される[1][2]。
なお、2012年10月には後継モデルとなる「マルチ・アルト800」が発表されている。
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2代目マルチ・800(前期型)
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2代目マルチ・800(前期型・リア)
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2代目マルチ・800(後期型・リア)
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(2代目後期最終型・フロント)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Karthik H (2014年2月14日). “IAB Report – Final Maruti 800 rolled out, spare parts to be available for 8-10 years”. Indian Autos blog. 2014年2月14日閲覧。
- ^ Nabanita Singha Roy (2014年2月10日). “India’s iconic car Maruti 800 production stopped”. Rush Lane. 2014年2月14日閲覧。