マルサ斉藤ゴム
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒131-0046 東京都墨田区京島1-22-2[1] |
本店所在地 |
〒131-0041 東京都墨田区八広1-16-26[1] |
設立 | 1981年1月8日[1] |
業種 | その他製品 |
法人番号 | 3010601015657 |
事業内容 | ゴム風船の製造・販売 |
代表者 | 破産管財人 阿部信一郎[2] |
資本金 | 2500万円 |
従業員数 | 9人 |
外部リンク | http://maru-sa.co.jp/ |
特記事項:2020年4月10日破産手続開始決定。2020年12月18日法人格消滅。 |
株式会社マルサ斉藤ゴム(Marusa Saito GOM Co,Ltd.)は、かつてゴム風船の製造・販売を手掛けていた日本の企業。
概要
[編集]1950年に創業し、1981年1月に法人へ改組[3][4]。アニメのキャラクターとコラボレーションした子供向けの玩具用ゴム風船やプロモーション用バルーン、テレビ番組向けのフィルム風船などを取り扱っていた[3]。ゴム風船やフィルム風船の生産はタイにある工場で生産を行ったうえでコストダウンを図り[3]、ゴム風船は、玩具メーカーや問屋などを通して、コンビニエンスストア、スーパー、大手量販店に販売を行っていた[1][3]。
1997年11月期の年売上高は約2億8000万円の売上があったが、少子化により子供向けの玩具用ゴム風船の需要が減少[1][3]。そのため、2011年からは大人向けハンドメイドバルーンである「マルサバルーン」や子供から大人、高齢者まで参加できる「ふうせんバレー」の販売を開始するなど、成人層をターゲットにした製品の開発を行うようになった[1][3][4]。
2013年には千葉県銚子市にある国内で唯一の風船工場を買収し、2014年にはヨーロッパや東南アジアにも進出[4]。しかし、2020年に発生した新型コロナウイルスにより、東南アジアからの材料仕入れが難しくなった他、国内におけるイベント用の需要も減少したことから業績が悪化[1][3][4]。このため、マルサ斉藤ゴムは2020年4月6日に東京地方裁判所へ破産を申請[1][3]。同年4月10日に破産手続開始決定を受けた。負債総額は約2億円[2]。これにより、国産による手作りゴム風船は消滅することになった[5]。
マルサ斉藤ゴムは2020年12月18日に法人格が消滅した。
沿革
[編集]- 1950年 - 斉藤ゴムとして斉藤秀次が創業。
- 1981年1月8日 - 株式会社マルサ斉藤ゴムとして法人へ改組。
- 1985年 - 斉藤尋秀が代表取締役に就任。
- 1993年 - バンコクに海外製造部門を設立。
- 2009年 - 斉藤靖之が代表取締役に就任[4]。
- 2013年 - 千葉県銚子市にある風船工場を買収。
- 2016年 - マニラに現地販売会社を設立。
- 2020年
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h TSR速報 (株)マルサ斉藤ゴム東京商工リサーチ 2020年4月7日
- ^ a b 追報:ゴム風船の(株)マルサ斉藤ゴム(東京)/破産手続き開始決定 新型コロナ関連JC-net. 2020年4月27日
- ^ a b c d e f g h 都内6社目の新型コロナ関連倒産 イベント自粛の影響で老舗風船製造業者 マルサ斉藤ゴムが破産申請livedoorニュース(帝国データバンク) 2020年4月7日
- ^ a b c d e 風船メーカー「マルサ斉藤ゴム」は入り口と出口を塞がれた日刊ゲンダイ 2020年5月2日
- ^ 取材メモ 国内で唯一手作りゴム風船を製造したマルサ斉藤ゴムゴムタイムス 2020年5月4日