マリー・ニコラ
マリー・ニコラ | |
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Marie Nicolas | |
自画像 (1871) | |
生誕 |
1846年7月25日 フランス、ヴィレ=コトレ(Villers-Cotterêts) |
死没 |
1903年11月7日 (57歳没) フランス、パリ |
マリー・ジョゼフィーヌ・ニコラ(Marie Joséphine Nicolas、1846年7月25日[1] - 1903年11月7日[2])は、フランスの画家、イラストレーターである。人物画や風俗画を主に描いた[3]。
略歴
[編集]エーヌ県のヴィレ=コトレ(Villers-Cotterêts)の役人の娘に生まれた。パリで、版画家のジュール・ルヴァッソール(Jules Gabriel Levasseur)と画家のシャルル・シャプランに学んだ[4]。1867年からパリのサロンに出展を初め、1898年まで毎年出展を続けた。
教会の装飾画も描き、フランス中部オルレアンのサン・クロワ大聖堂(Cathédrale Sainte-Croix d'Orléans)に所蔵されている、17世紀の画家、ウスタシュ・ル・シュウール(1616-1655)の絵画をもとに描いた、『エフェソスで説教する聖パウロ(La Prédication de saint Paul à Ephèse)』のような作品もある。
1871年9月に役人のフルベール・アントナン・ドラピエ (Fulbert Antonin Drapier; 1835-1891) と結婚し、この結婚により1875年に息子が生まれた[5]。
肖像画や風俗画を描き、書籍の挿絵も制作した。
1905年にイギリスで出版されたウォルター・ショー・スパロー(Walter Shaw Sparrow: 1862–1940)の「Women Painters of the World」は1905年までの200人の女性画家と300点を超える女性画家の作品を掲載しているが、マリー・ニコラの1882年の作品、「リカール神父(Father Ricard)」が収録されている[6]。
作品
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「リカール神父(Father Ricard)」(スパローの著書から)
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"Qui vivra verra" (1880)
Musée Denon -
"パレードの前に"
参考文献
[編集]- ^ « Marie Joséphine Nicolas [archive] », sur musee-orsay.fr (consulté le 4 avril 2020)
- ^ Acte de décès à Paris 9e, vue 26/31.
- ^ NICOLAS, Marie Joséphine (born 1845), Painter in Bénézit
- ^ Emmanuel Bénézit, Dictionnaire critique et documentaire des peintres, sculpteurs, dessinateurs et graveurs de tous les temps et de tous les pays, Paris, E. Gründ, 1924 , p. 361
- ^ « Nicolas, Marie, Peintre (1845 - 1903) », sur encyclopedie.picardie.fr (consulté le 4 avril 2020)
- ^ Women Painters of the World on Project Gutenberg