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マリア・チン・アブドゥッラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マリア・チン・アブドゥッラ Maria Chin Abdullah
مارية چين بنت عبدالله
陈清莲
2015年 ベルシ集会にて
マレーシア代議院議員
プタリン・ジャヤ選出
任期
2018年5月9日 – 2022年11月19日
前任者ヒー・ロイ・シアン (パカタン・ラキャット連合(PR)・PKR)
後任者リー・チャン・チョン (パカタン・ハラパン (PH)・PKR)
得票差57,137 (2018年)
ベルシ2.0 議長
任期
2013年 – 2018年
前任者アンビガ・スレーネヴァサン
後任者トーマス・ファン
個人情報
生誕Mary Chin Cheen Lian
1956年(67 - 68歳)
イギリス
市民権マレーシア
政党人民正義党 (PKR)
協力政党パカタン・ハラパン (PH)
配偶者ユヌス・アリ(1992年–2010年)
子供アズミン・モハメド・ユヌス、アジマン・マリア、アゼミ・マリア
職業政治家、社会活動家

マリア・チン・アブドゥッラ (Maria Chin Abdullah、ジャウィ文字: مارية چين بنت عبدالله、Mary Chin Cheen Lian、簡体字: 陈清莲、繁体字: 陳清蓮) は、マレーシアの政治家、社会活動家。プタリン・ジャヤ地区選出の元国会議員(2018年5月-2022年11月)。党連合パカタン・ハラパン英語版(PH)構成党である人民正義党(PKR)党員。

公正な選挙実施を求めるグループ「ベルシ英語版(マレー語で清浄)」集会開催のほか、ベルシ2.0やオール・ウィメンズ・アクション・ソサエティ(All Women's Action Society:AWAM)英語版、非政府組織の結成など[1]、社会活動家として、女性と人権を擁護する。

ベルシ2.0議長(2013年-2018年)、AWAM議長、女性の権利団体 EMPOWER (Persatuan Kesedaran Komuniti Selangor)の事務局長を歴任した[2]

家族

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1970年代、亡命中で元パレスチナ解放機構(PLO)の自由戦士であったマレーシアの学生活動家、モハマド・ユヌス・ビン・レバイ・アリに出会った。1987年、ララン作戦により国内治安法が106人の社会活動家や政治家たちに適用され、ユヌス・アリは拘束された。ユヌスは1989年に釈放され、3年後の1992年に二人は結婚した。マリアはイスラム教に改宗した。ユヌスは2010年に全身性エリテマトーデスによって亡くなった。アズミン・モハメド・ユヌス、アジマン・マリア、アゼミ・マリアの3人の息子がいる[3]

拘留

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2016年11月18日、 告訴前に28日間の拘留が可能な治安犯罪特別措置法(SOSMA)英語版に基づき、マレーシア王立警察はマリアを逮捕した[4][5]。11日間の拘留ののち、2016年11月28日に釈放された[6]

彼女が拘束されたのは、40億米ドルの国家資金スキャンダルに関連した大規模な汚職疑惑でマレーシア連邦政府のナジブ・ラザク首相に対して大規模な抗議デモが行われる前日であった[7][8]米国政府は、彼女の隔離独房への拘留を批判した[7][8]

政治参加

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2018年3月、ベルシ2.0のポストを離れ、パカタン・ハラパン(PH)連合のもと、国会議員選挙に出馬する決定を発表した[9]。 同月末、PKRからの出馬を発表し、当時の党副総裁ヌルル・イッザ・アンワルは「PKRファミリーの一員」として歓迎した[10]2018年の総選挙にて、バリサン・ナシオナル連合のチュー・ヒアン・タット(21,847票)、ガガサン・セジャフテラ連合のノライニ・フシン(14,448票)を抑え、プタリン・ジャヤ地区で78,984票を獲得して当選を果たした。

選挙結果

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マレーシア代議院 [11][12][13]
選挙区 名前 得票数 得票率 対立候補 得票数 得票率 投票総数 得票差 投票率
2018年 P105 プタリン・ジャヤ、 セランゴール州 マリア・チン・アブドゥッラ (PKR) 78,984 68.52% チュー・ヒアン・タット (MCA) 21,847 18.95% 116,597 57,137 82.74%
ノライニ・フシン (PAS) 14,448 12.53%

脚注

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  1. ^ Boo Su-Lyn (6 March 2016). “10 things about: Maria Chin Abdullah, social activist”. The Malay Mail. 1 December 2016閲覧。
  2. ^ 100 memorable Malaysian women”. The Star (8 March 2011). 12 June 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。15 September 2016閲覧。
  3. ^ Amin Iskandar (24 October 2017). “Out of Ops Lalang's weeds love blossomed”. The Malaysian Insight. 1 December 2017閲覧。
  4. ^ Zurairi AR (23 November 2016). “IGP: Sosma used on Maria to counter OSF”. The Malay Mail. 28 November 2016閲覧。
  5. ^ Nash Jenkins (23 November 2016). “Who Is the Woman at the Heart of Malaysia's Anti-Corruption Protests?”. Time. 13 June 2018閲覧。
  6. ^ Bersih co-chair Maria Chin Abdullah freed from detention”. Channel NewsAsia (28 November 2016). 21 September 2017閲覧。
  7. ^ a b U.S. says troubled over arrest of Malaysian activist under security law”. Reuters (23 November 2016). 1 December 2016閲覧。
  8. ^ a b Reuters (2016年11月24日). “US 'troubled' over Malaysia's detention of activist and Najib critic” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/world/2016/nov/24/us-malaysia-detention-activist-maria-chin-abdullah 2024年12月9日閲覧。 
  9. ^ Haikal Jalil (6 March 2018). “Maria Chin offers herself as independent candidate under PH banner (Updated)”. The Sun. 14 May 2018閲覧。
  10. ^ Kaur, Minderjeet (2018年3月23日). “Maria Chin to contest under PKR banner in GE14” (英語). Free Malaysia Today (FMT). 2021年4月10日閲覧。
  11. ^ Malaysia General Election”. undiinfo Malaysian Election Data. Malaysiakini. 4 February 2017閲覧。 Results only available from the 2004 election.
  12. ^ SEMAKAN KEPUTUSAN PILIHAN RAYA UMUM KE - 14” (マレー語). Election Commission of Malaysia. 17 May 2018閲覧。 Percentage figures based on total turnout.
  13. ^ The Star Online GE14”. The Star. 24 May 2018閲覧。 Percentage figures based on total turnout.