マリアナス・トレンチ
Marianas Trench | |
---|---|
基本情報 | |
出身地 | カナダ バンクーバー |
ジャンル | ポップ・ロック、シンフォニック・ロック、オルタナティヴ・ロック |
活動期間 | 2001年—現在 |
レーベル | 604, Cherrytree, Interscope |
公式サイト |
marianastrench |
メンバー |
|
マリアナス・トレンチ (Marianas Trench) は、カナダのバンクーバー出身のポップ・ロックバンドである。
メンバー
[編集]- ジョッシュ・ランセイ(Josh Ramsay)
- ボーカル、ギター、ピアノ、ドラム担当。
- 生年月日 1985年6月11日(39歳)
- カーリー・レイ・ジェプセンのヒット曲コール・ミー・メイビーの共作者としても知られている。[1]
- 上記の曲は2013年のグラミー賞において最優秀楽曲賞にノミネートされている。
- マット・ウェッブ(Matt Webb)
- マイク・アイリー(Mike Ayley)
- イアン・キャセルマン(Ian Casselman)
来歴
[編集]バンド結成
[編集]ボーカルのジョッシュは音楽の教師である母とレコーディングスタジオを所有する父の音楽一家に生まれ、13歳の頃から歌の活動を始めた。のちに姉のサラ達と共に「Ramsay Fiction」と呼ばれるマリアナス・トレンチの前身となるバンドを結成。高校時代にはヘロイン中毒になり退学を余儀なくされ、同時に神経性無食欲症や神経性大食症、うつ病などにも苦しんだ。Ramsay Fictionの活動が思うように進まない中、ジョッシュは高校時代の友人マットと再会。のちに新聞広告でドラマー募集のバンドを探していたイアンを見つけ、連絡を取った。イアンを通して当時彼のルームメイトであったマイクを誘い、4人は「マリアナス・トレンチ」というバンド名で活動を開始した。
2003年1月8日にニッケル・バックのチャド・クルーガーのレーベル604 Recordsと契約を結んだ。
2002年-2008年 : 「Marianas Trench EP」「Fix Me」
[編集]2002年にセルフタイトルEP『Marianas Trench』をリリース。
のち2006年10月3日に1stアルバム『Fix Me』をリリースした。バンドは初め「Fix Me」という曲を収録する予定でいたが、のちにできた「Say Anything」の方がシングルに向いているとして外し、「Fix Me」はアルバムタイトルとして残すことにした。また「Skin & Bones」はジョッシュの神経性無食欲症や神経性大食症について書かれている。
2009年-2011年 : 「Masterpiece Theatre」
[編集]2009年2月24日に2ndアルバム『Masterpiece Theatre』をリリース。コンセプトアルバムになっており、1曲目の「Masterpiece Theatre I」がアルバムの基礎となり6曲目「Masterpiece Theatre II」で広がりを見せ、最後の曲「Masterpiece Theatre III」ではアルバム内全曲の歌詞を引用、リズムやメロディーを取り入れた展開になっている。
2010年11月30日にはMasterpiece Theatreのディレクターズ・カット版をリリース。こちらにはアコースティック版の「Celebrity Status」と「Cross My Heart」、別バージョンの「Good to You" (feat. Jessica Lee)」、またビリー・ジョエルのカバーであるアカペラ曲「And So It Goes」が収録されている。
2011年-2013年 : 「Ever After」「Face the Music EP」
[編集]2011年11月21日に3rdアルバム『Ever After』をリリース。こちらもコンセプトアルバムになっている。バンドは2ndで達成できなかった曲間を全て繋げることに成功し、アルバム全体を通して一つの曲になるように制作した。おもちゃの王国におけるフィクションの冒険物語をベースにした内容になっており、アルバムからのシングル曲「Haven't Had Enough」「Fallout」「Desperate Measures」「Stutter」「By Now」のMVでは全てその物語を追うようなシナリオになっている。
ボーカルのジョッシュはその間レーベルメイトであるカーリー・レイ・ジェプセンのヒット曲「コールミー・メイビー」をプロデュース。この曲は2013年のグラミー賞において最優秀楽曲賞にノミネートされ、彼の成功と共にバンドも広く知られるようになった。[2] このことが後押しとなり、2013年4月10日にバンドは Cherrytree Recordsとメジャーレーベルインタースコープ・レコードと契約、のち5月14日にEP「Face the Music」をリリースした。
2014年-2017年 : 「Something Old / Something New EP」「Astoria」
[編集]2014年7月29日に「Pop 101" featuring hip hop artist Anami Vice 」をリリース、また12月に2ndシングル「Here's to the Zeros」をリリースした。これらは翌年春にリリースが予定されていた4thアルバムに収録予定だったが、バンドはリリースを秋へ延期し、『Astoria』のリリースが正式に決定された時点で、2曲ともアルバムの雰囲気に合わないとして収録されないことになった。バンドはこれら2曲と『Fix Me』リリース前にレコーディングされていた「Primetime」と「Sicker Things」の4曲を合わせ、『Something Old / Something New』と題したEPを2015年5月26日にリリースした。
2015年10月23日に4thアルバム『Astoria』をリリース。こちらもまたコンセプトアルバムであり全17曲で構成され、うち5曲は映画のサウンドトラックをイメージしたオーケストラによる演奏曲となっている。アルバムタイトルのAstoriaは1985年のアメリカ映画「グーニーズ」の舞台であるオレゴン州のアストリアからきており、アルバムにおいて映画のオマージュもしている。
バンドは『Astoria』2周年である2017年10月23日に一曲目「Astoria」のMVをリリースした。映像はヘイスタック・ロックなどグーニーズの映画が撮影された場所で収録され、グーニーズハウスのオーナーから特別に立ち入り撮影許可を得ることもできた。[3]。
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
CAN [4] |
AUS [5] |
US [6] |
US Heat [7] |
US Indie [8] | |||||||||||
Fix Me | — | — | — | — | — | ||||||||||
Masterpiece Theatre |
|
4 | — | — | — | — |
| ||||||||
Ever After |
|
8 | — | 100 | 5 | 48 |
| ||||||||
Astoria |
|
2 | 56 | 53 | — | — |
| ||||||||
Phantoms |
|
— | — | — | — | — | "—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
EPs
[編集]タイトル | アルバム詳細 | チャート最高位 | |
---|---|---|---|
US Heat [7] | |||
Marianas Trench | — | ||
Face the Music |
|
43 | |
Something Old / Something New |
|
— | |
"—"は未発売またはチャート圏外を意味する。 |
ミュージックビデオ
[編集]年 | 曲 | ディレクター |
---|---|---|
2006 | Say Anything | Kyle Davison and Brendan Steacy[13] |
Decided to Break It | Kyle Davison and Chris Sargent[14][15] | |
2007 | Shake Tramp | |
2008 | Cross My Heart | Colin Minihan and Tony Mirza[16][17] |
2009 | All to Myself | |
Beside You | RT![18] | |
2010 | Celebrity Status | Colin Minihan and Tony Mirza[19] |
Good to You | Colin Minihan[20] | |
2011 | Haven't Had Enough | Kyle Davison[21][22][23][24][25] |
2012 | Fallout | |
Desperate Measures | ||
Stutter | ||
2013 | By Now | |
2014 | POP 101 | |
2015 | Here's to the Zeros | Kyle Davison and Josh Ramsay[26] |
One Love | Kyle Davison[27] | |
2016 | This Means War | Anthony Chirco |
Who Do You Love | ||
2017 | Shut up and Kiss Me | |
Astoria | ||
2018 | Rhythm of Your Heart | |
I Knew You When | ||
2019 | Glimmer | |
Don't Miss Me? |
脚注
[編集]- ^ “カーリー・レイ・ジェプセンの大ヒット曲「Call Me Maybe」 仕掛人の正体は?”. AOLJPNews (2017年10月25日). 2013年1月22日閲覧。
- ^ “カーリー・レイ・ジェプセンの大ヒット曲「Call Me Maybe」 仕掛人の正体は?”. AOLJPNews (2017年10月25日). 2013年1月22日閲覧。
- ^ “Lots of thank you's today - we'd also like to thank the community of Astoria for their hospitality!”. マリアナス・トレンチ公式Twitter (2017年10月25日). 2015年12月5日閲覧。
- ^ “Marianas Trench Chart History (Canadian Albums)”. Billboard. October 11, 2017閲覧。
- ^ References for peaks on Australian Albums Chart:
- For Astoria: Ryan, Gavin (October 31, 2015). “ARIA Albums: 5 Seconds of Summer Top Australian Chart”. Noise11. October 31, 2015閲覧。
- ^ “Marianas Trench Chart History (Billboard 200)”. Billboard. October 11, 2017閲覧。
- ^ a b “Marianas Trench Chart History (Heatseekers Albums)”. Billboard. October 11, 2017閲覧。
- ^ “Marianas Trench Chart History (Independent Albums)”. Billboard. October 11, 2017閲覧。
- ^ "Canadian album certifications – Marianas Trench – Fix Me". Music Canada.
{{cite web}}
: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ "Canadian album certifications – Marianas Trench – Masterpiece Theatre". Music Canada.
{{cite web}}
: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ "Canadian album certifications – Marianas Trench – Ever After". Music Canada.
{{cite web}}
: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ "Canadian album certifications – Marianas Trench – Astoria". Music Canada.
{{cite web}}
: Cite webテンプレートでは|access-date=
引数が必須です。 (説明) - ^ “Say Anything Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Decided to Break It Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Shake Tramp Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Cross My Heart Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “All to Myself Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Beside You Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Celebrity Status Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Good to You Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Haven't Had Enough Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Fallout Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Desperate Measures Music Video”. Vevo. 2012年10月6日閲覧。
- ^ “Stutter Music Video”. Vevo. 2012年12月23日閲覧。
- ^ “Pop 101 - Marianas Trench”. VEVO. 11 August 2014閲覧。
- ^ “Here's to the Zeros Music Video”. Vevo. 2015年5月27日閲覧。
- ^ “One Love”. Vevo. 2015年11月12日閲覧。