マリアチ・ロス・カンペロス
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マリアチ・ロス・カンペロス・デ・ナティ・カノ(Mariachi los Camperos de Nati Cano)は、グラミー賞受賞歴のあるロサンゼルスのマリアチアンサンブルである。アンサンブルの元リーダーであるナティビダド「ナティ」カノが、現在の楽団名を命名した。[1]
1950年、ナティ・カノはメキシコのバハ・カリフォルニア州メヒカリのマリアチ・バンドにアレンジャーとして加入した[1]。当時、カノはメンバー内で最年少だった[1]。その後、バンドは拠点を米国カリフォルニア州のロサンゼルスに移す[1]。ナティ・カノがバンドのリーダーになったのは、元のリーダーが交通事故で死亡したのに伴ってであった[1]。その際、カノはバンド名を、マリアチ・ロス・カンペロス、と改名した。「カンペロス」は「Countrymen」(メキシコ出身の同郷人、同胞)という意味合いのものである[1]。
マリアチ・ロス・カンペロスは、リンダ・ロンスタットの1987年のアルバム『Canciones de Mi Padre』(カンスィオネス・デ・ミ・パドゥレ/Songs of My Father)で彼女とコラボした4つのマリアチ・バンドのうちの一つである[1]。さらに、1992年発売のアルバム『Mas Canciones』(マス・カンスィオネス/More Songs)でもコラボし、彼女と共に全米コンサート・ツアーを回った[1]。
ナティ・カノは、2000年代に入ってから、健康上の理由により、リーダーから退いた[1]。
ディスコグラフィー
[編集]- Puro Mariachi (Indigo Records, 1961)
- North of the Border (RCA/Carino Records, 1965)
- El Super Mariachi, Los Camperos (Latin International, 1968)
- Valses de Amor (La Fonda Records, 1973)
- Canciones de Siempre (PolyGram Latino, 1993)
- Sounds of Mariachi (Delfin Records, 1996)
- Fiesta Navidad (Delfin Records, 1997)
- Viva el Mariachi (Smithsonian Folkways, 2003)
- ¡Llegaron Los Camperos!, (Smithsonian Folkways Recordings, 2004) and
- Amor, Dolor y Lagrimas: Música Ranchera (Smithsonian Folkways Recordings, 2008).