マトナカーシュ
表示
マトナカーシュ | |
---|---|
種類 | パン |
発祥地 | アルメニア |
主な材料 | 小麦粉、パン酵母またはサワードウスターター |
マトナカーシュ(Matnakash)は、アルメニアの伝統的な発酵パンである。パンを作る工程から、「指で引っ張る」という意味の言葉に由来する。小麦粉とパン酵母またはサワードウスターターを用い、縦方向または縦横交差の筋を持つ、楕円または丸形のローフに成形される。クラストの特徴的な金色や金茶色は、焼成の前にローフの表面を甘みを付けた茶のエキスで覆うことで実現する[1]。
アルメニア人のディアスポラの結果、マトナカーシュは、多くのアルメニア人が居住する地域でも、人気がある。
歴史
[編集]1930年代、アルメニア・ソビエト社会主義共和国の食の専門家は、新しい共産主義国家を、より現代的に見えるパンで祝賀したいと考えた。マトナカーシュは、大量生産される都会的なパンとなった。パンに付けるパン屋ごとの模様まで、ソビエトの課題に再解釈された。その見た目は、畝と畝間のある耕された畑に似ていた。このパンの縁は農地、付けられた筋は耕された畝と解釈された[2]。
関連項目
[編集]- ナーネ・バルバリー:イランのパン
- ラヴァシュ:アルメニアの種無しパン
- ナン:インド、パキスタンのパン
- ピタ
- ラマザン・ピデ:トルコの類似のパン
- トニス・プリ:ジョージアのパン
- マナイーシ:レバントのパン
出典
[編集]- ^ Matnakash recipe on Armenian Portal in Estonia Archived 2004-11-04 at Archive.is.
- ^ Armenian Food: Fact, Fiction & Folklore By Irina Petrosian, David Underwood - Page 35