マディ・ウォーター・ブルーズ
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『マディ・ウォーター・ブルーズ』 | ||||
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ポール・ロジャース の トリビュート・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ブルースロック、ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
ヴィクトリー・ミュージック ビクターエンタテインメント | |||
プロデュース | ビリー・シャーウッド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ポール・ロジャース アルバム 年表 | ||||
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『マディ・ウォーター・ブルーズ』(原題:Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters)は、ポール・ロジャースが1993年に発表したアルバム。ソロ名義のアルバムとしては10年ぶり、2作目となる。タイトル通り、マディ・ウォーターズに捧げられたアルバムで、CDのブックレットには、ポールがマディに捧げたコメントが掲載されている。
解説
[編集]ポールが書き下ろした楽曲「マディ・ウォーター・ブルーズ」の2種類のヴァージョンをアルバムの最初と最後に配して、あとはブルースの楽曲のカヴァーという構成となっている。収録曲の大半は、マディ・ウォーターズの歌唱で広く知られる楽曲だが、サニー・ボーイ・ウィリアムソンIの代表曲「グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール」、アルバート・キングで知られる「ザ・ハンター」や「ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン」も取り上げた。曲ごとにロックやブルースのスター・プレイヤー達がリードギターを担当している。
本国イギリスでは、アルバムは全英9位に達し、シングル「マディ・ウォーター・ブルーズ」もチャート・インを果たして全英45位に達した[1]。アメリカではアルバムがBillboard 200で91位に達し、「ザ・ハンター」は『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートで6位に達した[4]。また、本作はグラミー賞最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム賞にノミネートされた[5]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はマディ・ウォーターズ作詞・作曲。
- マディ・ウォーター・ブルーズ(アコースティック・ヴァージョン) - "Muddy Water Blues (Acoustic Version)" (Paul Rodgers) - 4:50
- ルイジアナ・ブルーズ - "Louisiana Blues" - 4:02
- リードギター:トレヴァー・ラビン
- キャント・ビー・サティスファイド - "Can't Be Satisfied" - 4:12
- リードギター:ブライアン・セッツァー
- ローリン・ストーン - "Rollin' Stone" - 5:28
- リードギター:ジェフ・ベック
- グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール(パート1) - "Good Morning Little School Girl (Part 1)" (Sonny Boy Williamson) - 4:03
- リードギター:ジェフ・ベック
- フーチー・クーチー・マン - "Hoochie Coochie Man" (Willie Dixon) - 5:07
- リードギター:スティーヴ・ミラー
- シーズ・オーライト - "She's Alright" - 3:45
- リードギター:トレヴァー・ラビン
- スタンディング・アラウンド・クライング - "Standing Around Crying" - 6:24
- リードギター:デヴィッド・ギルモア
- ザ・ハンター - "The Hunter" (Booker T. Jones, Junior Wells, Al Jackson, Donald "Duck" Dunn, Steve Cropper) - 3:39
- リードギター:スラッシュ
- シー・ムーヴズ・ミー - "She Moves Me" - 4:49
- リードギター:ゲイリー・ムーア
- アイム・レディ - "I'm Ready" (W. Dixon) - 2:59
- リードギター:ブライアン・メイ
- アイ・ジャスト・ウォント・トゥ・メイク・ラヴ・トゥ・ユー - "I Just Want to Make Love to You" (W. Dixon) - 4:01
- リードギター:ジェフ・ベック
- ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン - "Born Under a Bad Sign" (William Bell, B. T. Jones) - 4:45
- リードギター:ニール・ショーン
- グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール(パート2) - "Good Morning Little School Girl (Part 2)" (S. B. Williamson) - 3:03
- リードギター:リッチー・サンボラ
- マディ・ウォーター・ブルーズ(エレクトリック・ヴァージョン) - "Muddy Water Blues (Electric Version)" (P. Rodgers) - 4:47
- リードギター:ニール・ショーン
参加ミュージシャン
[編集]各曲のリードギタリストは「収録曲」参照。
- ポール・ロジャース - ボーカル、リズムギター、ナイロン・ギター、エレクトリックピアノ
- イアン・ハットン - リズムギター
- ピノ・パラディーノ - ベース
- ジェイソン・ボーナム - ドラムス
- ビリー・シャーウッド - パーカッション
- マーク・T・ウィリアムズ - バスドラム
- ジミー・ウッド - ハーモニカ
- ロニー・フォスター - ハモンドオルガン
- ポール・シャファー - ハモンドオルガン
- ジミ・ハウン - リズムギター
- デヴィッド・ペイチ - ピアノ、ハモンドオルガン
- アレクサンドラ・ブラウン - バッキング・ボーカル
- カーメン・カーター - バッキング・ボーカル
- ジーン・マクレイン - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ a b ChartArchive - Paul Rodgers
- ^ ORICON STYLE
- ^ Musicline.de - Chartverfolgung - Rodgers, Paul
- ^ a b Muddy Water Blues: A Tribute to Muddy Waters - Paul Rodgers : Awards : AllMusic
- ^ “36th Grammy Nominees - Grammy Nomination - Page 2”. The Baltimore Sun (1994年1月7日). 2015年8月30日閲覧。