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マット・デン・デッカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マット・デン・デッカー
Matt den Dekker
ワシントン・ナショナルズでの現役時代
(2015年7月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ブロワード郡フォートローダーデール
生年月日 (1987-08-10) 1987年8月10日(37歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
255 lb =約115.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 外野手
プロ入り 2010年 MLBドラフト5巡目
初出場 2013年8月29日 フィラデルフィア・フィリーズ
最終出場 2018年7月26日 ピッツバーグ・パイレーツ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

マシュー・G・デン・デッカー(Matthew G. den Dekker, 1987年8月10日 - )は、 アメリカ合衆国フロリダ州ブロワード郡フォートローダーデール出身の元プロ野球選手外野手)。左投左打。

ケビン・チャップマンは従兄弟にあたる[1]

経歴

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フロリダ大学時代は第24回ハーレムベースボールウィーク第4回世界大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表に選出された。世界大学野球選手権の決勝・日本戦では延長12回表1死1・2塁の好機で右前打を放ったが、右翼手・松本啓二朗の本塁への好返球でランナーのトミー・メンドーサ刺殺された。しかし直後に1点を入れ勝利し、金メダルを獲得した。

2009年MLBドラフト16巡目(全体475位)でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが入団せず。

2010年MLBドラフト5巡目(全体152位)でニューヨーク・メッツから指名され、7月22日に入団。傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでは5試合に出場。その後、A級サバンナ・サンドナッツに昇格。27試合に出場し、打率.346・15打点・3盗塁だった。

2011年は開幕をA+級セントルーシー・メッツで迎え、67試合に出場。打率.296・6本塁打・36打点・12盗塁の成績で6月22日にAA級ビンガムトン・メッツに昇格。72試合に出場し、打率.235・11本塁打・32打点・12盗塁だった。

2012年はメジャーのスプリングトレーニングに参加。開幕をAA級ビンガムトンで迎え、58試合に出場。打率.340・8本塁打・29打点・10盗塁の好成績で6月下旬にAAA級バッファロー・バイソンズに昇格。77試合に出場し、打率.220・9本塁打・47打点・11盗塁だった。

2013年もメジャーのスプリングトレーニングに参加。9試合に出場したが、3月24日デトロイト・タイガース戦でオースティン・ジャクソンが放った飛球の捕球を試みた際に右手首を故障[2]。A+級セントルーシーからスタートした。7月にAAA級ラスベガス・フィフティワンズ[3]へ昇格し、53試合に出場。8月27日にメジャー初昇格を果たした[4]8月29日フィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャーデビュー。「6番・中堅手」でスタメン起用され、5打数1安打だった。9月1日ワシントン・ナショナルズ戦ではロス・オーレンドルフから初本塁打を記録した[5]

2015年3月30日ジェリー・ブレビンスとのトレードで、ナショナルズへ移籍した[6]。加入1年目は55試合に出場し、打率.253・5本塁打・12打点という成績を記録。特に本塁打は、過去2シーズンで通算1本だったのが激増した。守備では外野の全ポジションを守り分け、内訳としては左翼手27試合・右翼手10試合・中堅手2試合だった。通算で1失策DRS +2と安定した守備力を見せた。

2016年9月3日40人枠外となり[7]、傘下のAAA級シラキュース・チーフスへ配属された。オフの11月7日FAとなった[4]11月30日マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。

2017年は開幕から傘下のAAA級ニューオーリンズ・ベビーケークスでプレーしていたが、5月2日に自由契約となった[4]5月20日にタイガースとマイナー契約を結び、傘下のAAA級トレド・マッドヘンズへ配属された。6月23日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]7月5日DFAとなった。7月9日に40人枠から外れる形でAAA級トレドに降格し、10月2日にFAとなった[4]

2018年2月15日にプロ入り時の古巣であるメッツとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[9]。開幕はAAA級ラスベガスで迎え、7月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。しかし、8試合に出場して18打数無安打と結果を残せず、7月27日にDFAとなり[11]、30日にマイナー契約でAAA級ラスベガスへ配属された[4]

2019年3月26日に独立リーグ・アトランティックリーグロングアイランド・ダックスと契約。6月7日に現役引退を表明した。

詳細情報

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年度別打撃成績

[編集]
















































O
P
S
2013 NYM 27 63 58 7 12 1 0 1 16 6 4 1 0 0 4 0 1 23 0 .207 .270 .276 .546
2014 53 174 152 23 38 11 0 0 49 7 7 4 0 0 21 0 1 34 1 .250 .345 .322 .667
2015 WSH 55 110 99 12 25 6 1 5 48 12 0 1 2 0 9 0 0 20 0 .253 .315 .485 .800
2016 19 39 34 3 6 1 0 1 10 4 1 0 0 0 4 0 1 10 0 .176 .282 .294 .576
2017 DET 4 8 7 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 4 0 .143 .250 .143 .393
2018 NYM 8 21 18 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2 0 0 9 0 .000 .095 .000 .095
MLB通算:6年 166 415 368 46 82 19 1 7 124 30 12 6 2 1 41 0 3 100 1 .223 .305 .337 .642

背番号

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  • 6(2013年 - 2014年)
  • 21(2015年 - 2017年)
  • 23(2018年)

代表歴

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  • 2008 ハーレムベースボールウィーク アメリカ合衆国代表
  • 2008年世界大学野球選手権大会アメリカ合衆国代表

脚注

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  1. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』廣済堂出版、2015年、232頁。ISBN 978-4-331-51921-9 
  2. ^ Den Dekker has broken wrist ESPN New York
  3. ^ 2013年よりメッツ傘下
  4. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2018年8月2日閲覧。
  5. ^ den Dekker's first career homer MLB.com
  6. ^ Chelsea Janes; James Wagner (2015年3月30日). “Nationals trade Jerry Blevins to the Mets for Matt den Dekker, sign Reed Johnson” (英語). Washington Post. 2018年2月16日閲覧。
  7. ^ Charlie Wilmoth (2016年9月3日). “Minor MLB Transactions: 9/3/16” (英語). 2016年9月14日閲覧。
  8. ^ Jay Paris (2017年6月23日). “Struggling K-Rod released by Tigers” (英語). MLB.com. 2018年2月16日閲覧。
  9. ^ Anthony DiComo (2018年2月15日). “den Dekker inks Minors deal, invited to camp” (英語). MLB.com. 2018年2月16日閲覧。
  10. ^ Erin Fish (2018年7月11日). “Mets call up den Dekker, Rhame from Minors” (英語). MLB.com. 2018年7月21日閲覧。
  11. ^ Mason Wittner (2018年7月27日). “Mets sign Austin Jackson, designate den Dekker” (英語). MLB.com. 2018年7月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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