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マット・アルバース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マット・アルバース
Matt Albers
ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2018年6月8日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ヒューストン
生年月日 (1983-01-20) 1983年1月20日(41歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2001年 MLBドラフト23巡目
初出場 2006年8月3日
年俸 $2,500,000(2018年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マシュー・ジェームズ・アルバースMatthew James Albers, 1983年1月20日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン出身のプロ野球選手投手)。右投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はアルビー[2]

経歴

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アストロズ時代

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2001年MLBドラフト23巡目(全体686位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り[3]

2006年8月3日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビュー[4]

2007年は18先発を含む31試合に登板したが、4勝11敗、防御率5.86だった[4]

オリオールズ時代

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ボルチモア・オリオールズ時代
(2009年7月29日)

2007年12月12日にミゲル・テハダとのトレードで、ルーク・スコットデニス・サファテトロイ・パットンマイク・コスタンゾ英語版と共にボルチモア・オリオールズへ移籍した[5]

2010年は自己最多の62試合に登板したが、オフにノンテンダーFAになった。

レッドソックス時代

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ボストン・レッドソックス時代
(2011年7月20日)

2010年12月16日にボストン・レッドソックスと1年85万ドルで契約を結んだ[6]

2011年は防御率こそ4.73と平凡な数字だったが、奪三振数は初めてイニング数を上回った[4]

ダイヤモンドバックス時代

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2012年7月31日にクレイグ・ブレスロウとの1対2のトレードで、スコット・ポドセドニックと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した。

インディアンス時代

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2012年12月11日にシンシナティ・レッズも含めた合計9選手が動く三角トレードにおいて、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[7]

2013年は56試合に登板して3勝1敗、防御率3.14、35奪三振を記録した。オフの10月31日にFAとなった[4]

アストロズ復帰

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2013年12月17日に古巣アストロズと225万ドルの1年契約(2015年・300万ドルの球団オプション付き[注釈 1])を結んだ[8][9]

2014年は開幕からリリーフとして8試合に登板し、3ホールド、防御率0.90と好投していたが、4月25日に右肩の故障で15日間の故障者リスト入りした。7月25日には60日間の故障者リストへ異動し、残りのシーズンを全休した。オフの10月9日にアストロズが球団オプションを破棄したため、FAとなった[10]

ホワイトソックス時代

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シカゴ・ホワイトソックス時代
(2016年5月1日)

2015年2月13日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ[11][注釈 2]。この年は開幕ロースター入りを果たした。同年はリリーフで30試合に登板。投げた試合数は少なかったものの、防御率1.21・2勝、8ホールドで救援失敗は0という成績を残した。11月2日にFAとなった。

2016年1月21日にホワイトソックスと200万ドルの1年契約(2017年・300万ドルの球団オプション付き[注釈 3])を結んだ[12]。この年は58試合に登板し (1試合は先発)、前年は大活躍したが、防御率6.31、WHIP1.68、10被本塁打と打ち込まれた。オフの11月3日にホワイトソックスが球団オプションを破棄したため、FAとなった[4]

ナショナルズ時代

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2017年1月31日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13][4]。開幕は傘下のAAA級シラキュース・チーフスで迎えたが、4月9日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]。この年はリリーフとして自己最多タイとなる63試合に登板し、7勝2敗2セーブ・防御率1.62・WHIP0.85と自己最高のシーズンとなった。11月2日にフリーエージェント(FA)となった[15]

ブルワーズ時代

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2018年1月30日にミルウォーキー・ブルワーズと2年総額500万ドルで契約を結んだ[16]

2019年オフの10月31日にFAとなった[4]

投球スタイル

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メジャーデビュー当初のアストロズ時代は先発とリリーフの両方で起用されていたが、オリオールズ移籍後は2008年の3先発、2016年の1先発を除いてリリーフ専任となっている。

2011年には速球が平均93.6mph(約150.6km/h)を計測。変化球はかつてはカーブ中心だったが、2011年からはスライダーに切り替えている[17]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2006 HOU 4 2 0 0 0 0 2 0 0 .000 66 15.0 17 1 7 0 0 11 0 0 10 10 6.00 1.60
2007 31 18 0 0 0 4 11 0 0 .267 508 110.2 127 18 50 6 7 71 7 0 77 72 5.86 1.60
2008 BAL 28 3 0 0 0 3 3 0 6 .500 208 49.0 43 4 22 1 2 26 1 0 21 19 3.49 1.33
2009 56 0 0 0 0 3 6 0 10 .333 309 67.0 80 3 36 3 2 49 3 0 43 41 5.51 1.73
2010 62 0 0 0 0 5 3 0 7 .625 329 75.2 78 6 34 5 2 49 2 0 41 38 4.52 1.48
2011 BOS 56 0 0 0 0 4 4 0 10 .500 289 64.2 62 7 31 1 5 68 2 0 35 34 4.73 1.44
2012 40 0 0 0 0 2 0 0 7 1.000 157 39.1 30 6 15 3 1 29 0 0 14 10 2.29 1.14
ARI 23 0 0 0 0 1 1 0 2 .500 84 21.0 16 3 7 0 1 19 1 0 7 6 2.57 1.10
'12計 63 0 0 0 0 3 1 0 9 .750 241 60.1 46 9 22 3 2 44 1 0 21 16 2.39 1.13
2013 CLE 56 0 0 0 0 3 1 0 1 .750 262 63.0 57 2 23 3 1 35 6 0 25 22 3.14 1.27
2014 HOU 8 0 0 0 0 0 0 0 3 ---- 42 10.0 10 0 3 0 1 8 0 0 1 1 0.90 1.30
2015 CWS 30 0 0 0 0 2 0 0 6 1.000 149 37.1 31 3 9 2 1 28 0 0 6 5 1.21 1.07
2016 58 1 0 0 0 2 6 0 13 .250 237 51.1 67 10 19 1 3 30 4 0 44 36 6.31 1.68
2017 WSH 63 0 0 0 0 7 2 2 14 .778 233 61.0 35 6 17 0 4 63 0 0 12 11 1.62 0.85
2018 MIL 34 0 0 0 0 3 3 1 7 .500 157 34.1 45 10 12 2 2 32 1 0 29 28 7.34 1.66
2019 67 0 0 0 0 8 6 4 10 .571 258 59.2 53 8 29 3 3 57 2 1 34 34 5.13 1.37
MLB:14年 616 24 0 0 0 47 48 7 96 .495 3288 759.0 751 87 314 30 35 571 29 1 399 367 4.35 1.40
  • 2019年度シーズン終了時

背番号

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  • 37(2006年 - 2007年、2010年、2014年)
  • 34(2008年 - 2009年、2015年 - 2016年)
  • 32(2011年 - 2013年)
  • 43(2017年 - 2019年)

脚注

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注釈

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  1. ^ 違約金は20万ドル。
  2. ^ メジャー契約を結んだ場合年俸は150万ドルとなる。
  3. ^ 違約金は25万ドル。

出典

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  1. ^ Matt Albers Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2018年1月31日閲覧。
  2. ^ Jamal Collier (2017年8月25日). “Explaining Nats Players Weekend nicknames” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  3. ^ Matt Albers Baseball Stats” (英語). The Baseball Cube. 2011年11月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照。2020年6月11日閲覧。
  5. ^ Gene Duffey (2007年12月12日). “Astros acquire Tejada from Orioles” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  6. ^ Peter Abraham (2010年12月16日). “Red Sox sign Albers” (英語). boston.com. 2011年11月26日閲覧。
  7. ^ Zach Links (2012年12月11日). “Reds Acquire Shin-Soo Choo In Three-Team Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2017年4月10日閲覧。
  8. ^ “Astros, Matt Albers complete deal”. Associated Press. ESPN. (2013年12月17日). http://www.espn.com/mlb/story/_/id/10154443/houston-astros-matt-albers-complete-deal 2018年1月31日閲覧。 
  9. ^ Steve Adams (2013年12月17日). “Astros To Sign Matt Albers”. MLB Trade Rumors. 2016年11月16日閲覧。
  10. ^ Aaron Gleeman (2014年10月9日). “Astros decline Matt Albers' option for 2015”. NBC Sports. 2016年11月16日閲覧。
  11. ^ White Sox add Albers to 'pen mix with Minor League deal” (英語). FOX Sports (2015年2月13日). 2018年1月31日閲覧。
  12. ^ Daryl Van Schouwen (2016年6月24日). “White Sox agree to terms with pitcher Matt Albers”. Chicago Sun Times. 2018年1月31日閲覧。
  13. ^ Mark Bowman (2017年1月31日). “Nats give Nathan, Albers Minors deals, spring invites” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  14. ^ Cash Kruth (2017年4月9日). “Nats call up Albers, designate Guthrie” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  15. ^ David Adler (2017年11月5日). “Key free agents for all 30 MLB teams” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  16. ^ Adam McCalvy (2018年1月30日). “Brewers finalize 2-year deal with Albers” (英語). MLB.com. 2018年1月31日閲覧。
  17. ^ Matt Albers » Statistics » Pitching” (英語). FanGraphs Baseball. 2011年11月26日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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