コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

マックス・フェルトバウアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マックス・フェルトバウアー
Max Feldbauer
1930年ころのマックス・フェルトバウアー
生誕 (1869-02-14) 1869年2月14日
ドイツ、ノイマルクト・イン・デル・オーバープファルツ(Neumarkt in der Oberpfalz)
死没 1948年11月20日(1948-11-20)(79歳没)
ドイツ、シュトラウビング
テンプレートを表示
フェルトバウアー作 「シュライスハイム宮殿公園」

マックス・フェルトバウアー(Max Josef Feldbauer、1869年2月14日 - 1948年11月20日)は、ドイツの画家である。1899年から1911年まで活動した美術家グループ「Scholle」や1913年に設立された「ミュンヘン新分離派」の創立メンバーになった。

略歴

[編集]

ドイツ、バイエルン州のノイマルクト・イン・デル・オーバープファルツ(Neumarkt in der Oberpfalz)で生まれた。父親は1868年から1876年の間ノイマルクトの市長を務めた人物であった。父親と5人の弟たちが亡くなった後、母親とフェルトバウアーはミュンヘンに移った。

フェルトバウアーはミュンヘンの工芸学校で学んだ後、ハンガリーの画家ホローシ・シモンの私立美術学校で学び、印象主義の絵画を描くようになった。ミュンヘン美術院で修行を続け、オットー・ザイツ(Otto Seitz)やパウル・ヘッカーヨハン・カスパー・ヘルテリッヒらのもとで学び、フランツ・フォン・シュトゥックヴィルヘルム・トリュブナーフランツ・フォン・レンバッハフランツ・デフレガーといった当時の有名画家たちと知り合った[1]。1899年に創立された美術家グループ「Scholle」の創立メンバーの一人となり。文芸・芸術雑誌の「Die Jugend」に寄稿した。1899年12月に画家の画家エリーゼ・アイグナー(Elise Eigner)と結婚した。

1908年に「Scholle」を脱会し、ミュンヘン分離派に参加した。 1913年に「ミュンヘン新分離派」の共同創立者となり、アルベルト・ヴァイスゲルバーとともに理事を務めた。

1901年から1915年の間、ミュンヘン女性芸術家協会(Münchner Künstlerinnenvereins)の絵画学校の女性美術学校の教師を務め、1912年から1922年の間にダッハウ近くのミッテルンドルフで絵画学校を運営した。ブルターニュやスイス、チロル、ヘリゴラント、イタリアに数回旅した後、ミッテルンドルフに定住した。1916年にドレスデンの工芸学校の教師になり、1918年にドレスデン美術アカデミーの教授になり、1928年に校長になった。1933年にナチスが権力を掌握すると、作品の展示が禁止された。その後ミュンヘンに移った。

1928年アムステルダムオリンピックの芸術競技のグラフィック・アート部門で銅メダルを獲得した。1944年にアドルフ・ヒトラーによって選ばれた第二次世界大戦の最終段階においても軍事動員から免除される1000人あまりの重要な芸術家の「天才名簿」(Gottbegnadeten-Liste) に選ばれた芸術家の一人になった[2]

1944年にミュンヘンが爆撃を受けた後、ニーダーバイエルンのOberschneidingに移った。

作品

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Wolfgaang Hultsch (Hrsg.): Kriege, Widerstand, Frauenkirche. ISBN 978-3-7448-6762-7, S. 74.
  2. ^ Ernst Klee: Das Kulturlexikon zum Dritten Reich. Wer war was vor und nach 1945. S. Fischer, Frankfurt am Main 2007, ISBN 978-3-10-039326-5, S. 149.

参考文献

[編集]
  • Ewald Bender: Feldbauer, Max. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 11: Erman–Fiorenzo. E. A. Seemann, Leipzig 1915, S. 362–363 (Textarchiv – Internet Archive).
  • Max Feldbauer. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der bildenden Künstler des XX. Jahrhunderts. Band 2: E–J. E. A. Seemann, Leipzig 1955, S. 87 (Textarchiv – Internet Archive – Leseprobe).
  • Horst Ludwig: Diez und die Folgen: Max Pitzner und Max Feldbauer. In: Weltkunst, Jg. 55 (1985), Heft 17, S. 2348–2351.
  • Bernd Dürr: Leo Putz: Max Feldbauer und der Kreis der „Scholle“ und „Jugend“ in Dachau um 1900. Dachau 1989.
  • Karl Breitschaft (Hrsg.): 125 Jahre Max Feldbauer. In: Die Neurieder Sammlung. München 1994.
  • „Akt und Roß genügten mir…“. Der Maler Max Feldbauer 1869–1948. Katalog Gemäldegalerie Dachau. Dachau 2015, ISBN 978-3-930941-84-1.