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マスターマインディド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マスターマインディド
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2003年4月3日
Nikos
Haute Tension
生国 フランスの旗 フランス
生産者 Marie-Christine Gabeur
馬主 Mme B Gabeur
→Clive Smith
調教師 Guillaume Macaire
→Paul Nicholls
競走成績
生涯成績 28戦16勝
獲得賞金 856,017ポンド
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マスターマインディド (Master Minded) はフランスで生産され、フランスおよびイギリスで調教された競走馬2008年クイーンマザーチャンピオンチェイスに優勝した。

マスターマインディドは2006年10月6日オートゥイユ競馬場の3歳未勝利ハードルでデビューし、この競走を2着に5馬身差で勝利。翌2007年の2月にチェイスに転向してさらに2勝を挙げた。その後コートスターの馬主であるクライヴ・スミスに購買され、フェルディナンド・デュフォレ賞 (G1) ではルビー・ウォルシュが騎乗して2着となり、レース後にイギリスのポール・ニコルズ調教師のもとに転厩した。

同年の12月にエクセター競馬場でイギリスでの初出走を行った。ここではルビー・ウォルシュが負傷のためサン・トーマスが騎乗したが、騎手落馬により競走中止した。しかし、年が明けた1月のハンデキャップチェイスでは鞍上がルビー・ウォルシュに戻って3馬身半差で勝利し、続くニューベリー競馬場のゲームスピリットチェイス (G2) で、1番人気となっていた前年のクイーンマザーチャンピオンチェイスの優勝馬ボイポーウステデスに5馬身の差をつけて重賞初勝利を挙げた。

そして、本番クイーンマザーチャンピオンチェイスでは、定量となったことから[1]ボイポーウステデスが再び1番人気に支持されたが、マスターマインディドはレース中盤から先頭に立つと、激しく追われるボイポーウステデスと対照的にほとんど馬なりのまま突き放し、ゴールでは19馬身の大差をつけて同競走初となる5歳馬による優勝を達成した[2]。このパフォーマンスで、マスターマインディドはスティープルチェイスクラシフィケイションのレーティングにおいてチェルトナムゴールドカップに優勝したデンマン (182) を上回る186という過去8年で最高の評価を受けた[3]。しかし、4月のメリングチェイスでは単勝1.4倍の圧倒的1番人気となりながら、今度はボイポーウステデスに18馬身差で2着に敗れ、シーズンを終えた。

2008-2009シーズンは12月のティングルクリークチェイス (G1) 、1月のビクターチャンドラチェイス (G1) に出走し、それぞれ大差で勝利、更にクイーンマザーチャンピオンチェイスでは先行から直線で押し切り、2着のウェルチーフに7馬身をつけて同レース連覇を達成した。さらに4月末にパンチェスタウン競馬場で行われたケリーゴールドチャンピオンチェイス (G1) では2番人気のビッグゼブをアタマ差おさえて優勝した。

その後、引退するまで6勝を挙げた。

血統表

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マスターマインディド血統ニアークティック系 / Nasrullah 5x5=6.25%) (血統表の出典)

Nikos
1981 青鹿毛 イギリス
父の父
Nonoalco
1971 鹿毛 アメリカ
Nearctic Nearco
Lady Angela
Seximee Hasty Road
Jambo
父の母
No No Nanette
1973 芦毛 フランス
Sovereign Path Grey Sovereign
Mountain Path
Nuclea Orsini
Nixe

Haute Tension
1994 鹿毛 フランス
Garde Royale
1980 青鹿毛 アイルランド
Mill Reef Never Bend
Milan Mill
Royal Way Sicambre
Right Away
母の母
La Vedrelle
1977 鹿毛 フランス
The Scoundrel Toulouse Lautrec
Malekeh
La Vela Vieux Manoir
Passion F-No.7


脚注

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  1. ^ ゲームスピリットチェイスではマスターマインディドの方が6ポンド (2.7kg) 軽かった。
  2. ^ イギリスでのチェイスは4歳秋から出走可能となるため、多くの馬はノービス以外の競走に出走しない。
  3. ^ 過去8年で他に180以上の評価を受けたのは2004-2005のモスコーフライヤー (180) のみである。

外部リンク

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