マスカレード (スウェーデンのバンド)
マスカレード(Masquerade)は、スウェーデン出身のハード・ロックバンドである。
歴史
[編集]1988年にスウェーデン南部の街、シェブデで、ボーカルのトニー・ヨハンソンとギターのトーマス・G:ソン、ベースのヘンリク・ルンドベリ、ドラムのマルコ・タパニの4人で結成される。最初の2年間は、ライヴのリハーサルやデモ・テープを制作しては、イギリスのヘヴィ・メタル専門誌「メタル・ハマー」へ投稿するなどして、時間を費やす。その後1991年にスウェーデンのエンパイア・レコードと契約を交わし、1992年にデビュー作『Masquerade』を発表。このアルバムは、日本でもゼロ・コーポレーションよりリリースされている。
1994年には、2作目となる『Surface Of Pain』を発表。このアルバムは、同時ラウド・ロックのサウンドが世界的流行になっていたこともあり、バンドもそのテイストに乗ったカタチだったが、デビュー作から作風がガラリと変わったこともあり、日本での評価は今ひとつに終わった。なおこのアルバムは、後にアメリカのヘヴィ・メタル専門レーベルのメタル・ブレイドにより、発売されている。
2001年には、7年ぶりとなる、3作目の『Flux』を発表。しかしこのアルバムは法的問題を抱えていた関係で、日本での発売は無いまま終わった。4年後の2005年には、4作目となる『In Disguise』を発表。このアルバムは日本でもスピリチュアル・ビーストから発売されている。
バンドは一度のメンバーチェンジもなく、現在もこのラインナップで活動中。またギターのトーマス・G:ソンは、ハードロックのみならず、ダンス・ポップなどの分野でもソングライターとして活躍している。
メンバー
[編集]- トニー・ヨハンソン(ボーカル)
- トーマス・G:ソン(ギター)
- ヘンリク・ルンドベリ(ベース)
- マルコ・タパニ(ドラム)
ディスコグラフィー
[編集]- 1992年『Masquerade」
- 1994年『Surface Of Pain』
- 2001年『Flux』
- 2005年『In Disguise』