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マクロラクタム化合物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マクロラクタム化合物(macrolactam)は、大環状のラクタム環を有する天然物または合成物の総称である。

抗生物質として、細菌に起因する感染症の治療に広く使用されている[1]

解説

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抗生物質の一種であるマクロライドとは異なり、配糖体ではないことが特徴である。また、その構造の複雑性から、その多くが微生物によって生産される二次代謝産物である。

代表的なマクロラクタム抗生物質には、エリスロマイシンアジスロマイシンクラリスロマイシンなどがあり、これらの化合物は、細菌のタンパク質合成を阻害することによって効果を発揮する。

脚注

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  1. ^ 工藤史貴, 宮永顕正, 江口正「β-アミノ酸含有マクロラクタム抗生物質の生合成」『化学と生物』第52巻第12号、日本農芸化学会、2014年、830-835頁、doi:10.1271/kagakutoseibutsu.52.830