マクベス (1908年の映画)
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マクベス | |
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Macbeth | |
監督 | J・スチュアート・ブラックトン |
脚本 | 不明 |
原作 | ウィリアム・シェイクスピア |
出演者 |
ウィリアム・V・レイナス ポール・パンザー |
製作会社 | ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカ |
配給 |
ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカ 横田商会 |
公開 |
1908年4月19日 1910年5月15日 |
上映時間 | 約10分(1巻、835フィート) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
『マクベス』(英語: Macbeth, 「マクベス」主人公の名)は、1908年(明治41年)製作・公開、ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカ(ヴァイタグラフ・スタジオ)製作・配給によるアメリカ合衆国のサイレント映画、短篇映画である[1]。
略歴・概要
[編集]ヴァイタグラフ・カンパニー・オヴ・アメリカが当時量産していた短篇映画の1作であり、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『マクベス』(1606年ごろ)の最初の映画化作品であるとされる[2]。アメリカ合衆国では、同年4月19日に公開された[1]。
日本では、日活の前身の1社である横田商会が配給し、1910年(明治43年)5月15日、東京・浅草公園六区の富士館を皮切りに公開された[3]。同時上映は、入船辰三郎一座を主演に同社が製作した『医師と武士の交際』である[4]。
現在、本作の原版・上映用プリント等は散逸し現存しないとみなされている[5]。
スタッフ・作品データ
[編集]- 監督 : J・スチュアート・ブラックトン
- 原作 : ウィリアム・シェイクスピア
- 美術 : フランク・ベンソン
- 上映時間(巻数、フィート数) : 約10分(1巻もの、835フィート)[5]
- フォーマット : 白黒映画(彩色)[5] - スタンダードサイズ(1.37:1) - サイレント映画
- 日本初回興行 : 浅草・富士館 [3]
キャスト
[編集]- クレジット順
- ウィリアム・V・レイナス (William V. Ranous) - マクベス
- ポール・パンザー (Paul Panzer) - マクダフ (Macduff)
- チャールズ・ケント (Charles Kent) - ダンカン1世
- アルファベット順
- フローレンス・ローレンス - 宴会の客
- フローレンス・ターナー (Florence Turner) - 宴会の客
関連事項
[編集]- 1910年の日本公開映画
- ヴァイタグラフ・スタジオ (en:Vitagraph Studios)
- フランク・ベンソン (俳優) (en:Frank Benson (actor))
- J・スチュアート・ブラックトン (en:J. Stuart Blackton)
註
[編集]- ^ a b Macbeth, Internet Movie Database , 2010年7月26日閲覧。
- ^ William Shakespeare - IMDb , 2010年7月26日閲覧。
- ^ a b 『日本映画発達史 I 活動写真時代』 、田中純一郎、中公文庫、1975年12月10日 ISBN 4122002850, p.190.
- ^ 医師と武士の交際、日本映画データベース、2010年7月26日閲覧。
- ^ a b c Macbeth, silentera.com , 2010年7月26日閲覧。