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マクスウェル (単位)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マクスウェル
maxwell
記号 Mx
度量衡 メートル法
CGS電磁単位系ガウス単位系非SI単位
磁束
SI 10−8 Wb
組立 abV·s = emu = dyn1/2·cm
定義 1 abVの誘導起電力を生じるのに必要な1 sあたりの磁束の変化量
語源 ジェームズ・クラーク・マクスウェル
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マクスウェル(maxwell、記号 Mx)は、CGS電磁単位系・ガウス単位系における磁束単位である。その名前は、マクスウェルの方程式を導出したジェームズ・クラーク・マクスウェルに因む。

1マクスウェルは、1アブボルトの誘導起電力を生じるのに必要な1あたりの磁束の変化量と定義される。アブボルト (1 abV = 10−8 V)をボルトに置き換えると、SIにおける磁束の単位であるウェーバ (Wb)となる。よって 1 Mx = 10−8 Wb, 1 Wb = 108 Mx となる。 計量法により、マクスウェルは1997年10月1日以降は、取引または証明における使用は禁止されている。

1平方センチメートル(cm2)の面積に1マクスウェルの磁束が垂直に交わるときの磁束密度が1ガウス(G)である。

MKSA/SI 物理量 emu esu/gauss MKSA/SI 物理量 emu/gauss esu
アンペア (A) 電流 I 10−1 Bi 10−1c ボルト (V) - - - -
ボルト (V) 起電力電位 V 108 108/c アンペア (A) 起磁力磁位 Fm 10−1×4π Gb 10−1×4πc
オーム (Ω) 電気抵抗 R 109 109/c2 ジーメンス (S) - - - -
クーロン (C) 電荷 Q 10−1 10−1c Fr ウェーバ (Wb) 磁荷 Qm 108/4π 108/4πc
電束 ψ 10−1×4π 10−1×4πc 磁束 Φ 108 Mx 108/c
ファラド (F) 静電容量 C 10−9 10−9c2 ヘンリー (H) インダクタンス L 109 109/c2
V/m 電場 E 106 106/c A/m 磁場 H 10−3×4π Oe 10−3×4πc
- - - - 磁化 M 10−3 10−3/c
C/m2 電束密度 D 10−5×4π 10−5×4πc テスラ (T) 磁束密度 B 104 G 104/c
電気分極 P 10−5 10−5×c 磁気分極 Pm 104/4π 104/4πc
F/m 誘電率 ε 10−11×4π 10−11×4πc2 H/m 透磁率 μ 107/4π 107/4πc2
表の見方