マキノセンニュウ
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マキノセンニュウ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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マキノセンニュウ Locustella lanceolata
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Locustella lanceolata (Temminck, 1840) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
マキノセンニュウ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Lanceolated warbler |
マキノセンニュウ(牧野仙入、学名:Locustella lanceolata)は、スズメ目センニュウ科センニュウ属に分類される鳥[2]。
分布
[編集]インド北東部、インドネシア(スマトラ島、ボルネオ島)、カンボジア、シンガポール、スリランカ、大韓民国、中華人民共和国北東部、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ネパール、バングラデシュ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル人民共和国、ラオス、ロシア
夏季はユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する。日本では夏季に繁殖のため主に北海道(過去に富士山麓でも繁殖例あり)に飛来(夏鳥)し、それ以外の地域では渡りの途中で飛来(旅鳥)する。
形態
[編集]全長12cm。尾羽は短い。背面は淡褐色、腹面は白い羽毛で覆われ黒い縦縞が入る。体側面や尾羽基部の腹面(下尾筒)は黄褐色の羽毛で覆われ、下尾筒には黒褐色の斑紋が入る。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は細く淡黄色。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋模様(過眼線)は黒い。三列風切や大雨覆では羽毛の軸に沿って黒い褐色の斑紋(軸斑)があり、羽毛の外縁(羽縁)は黄褐色。
嘴の色彩は黒。後肢の色彩はピンク色。
幼鳥は背面が暗色、腹面が黄褐色の羽毛で覆われる。
生態
[編集]平地の草原、湿地などに生息する。和名は牧野(牧草地)にも生息することに由来する。危険を感じると飛翔し、近くの茂みに隠れる。
繁殖形態は卵生。昼夜共に草の茎や葉の上で囀る。茂みや草の根元に枯草などを組み合わせたお椀状の巣を作り、日本では6-7月に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵する。
人間との関係
[編集]脚注
[編集]- ^ BirdLife International (2012). "Locustella lanceolata". IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1. International Union for Conservation of Nature. 2013年2月17日閲覧。
- ^ 山形則男・吉野俊幸・五百澤日丸=写真、五百澤日丸・山形則男=解説『新訂 日本の鳥550 山野の鳥』文一総合出版、2014年、213頁。ISBN 978-4829984000。
- ^ “【鳥類】環境省第4次レッドリスト(2012)<分類群順>” (PDF). 環境省 (2012年8月28日). 2012年9月9日閲覧。
参考文献
[編集]- 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、31、37、223頁。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科9 鳥類III』、平凡社、1986年、156頁。
- 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、498頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、93頁。
- 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会、2007年、254頁。
- 安部直哉 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』、山と渓谷社、2008年、67頁。