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マキノセンニュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マキノセンニュウ
マキノセンニュウ
マキノセンニュウ Locustella lanceolata
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: センニュウ科 Locustellidae
: センニュウ属 Locustella
: マキノセンニュウ L. lanceolata
学名
Locustella lanceolata
(Temminck, 1840)
和名
マキノセンニュウ
英名
Lanceolated warbler
Locustella lanceolata

マキノセンニュウ(牧野仙入、学名Locustella lanceolata)は、スズメ目センニュウ科センニュウ属に分類される鳥[2]

分布

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インド北東部、インドネシアスマトラ島ボルネオ島)、カンボジアシンガポールスリランカ大韓民国中華人民共和国北東部、朝鮮民主主義人民共和国日本ネパールバングラデシュフィリピンブルネイベトナムマレーシアミャンマーモンゴル人民共和国ラオスロシア

夏季はユーラシア大陸北東部や日本で繁殖し、冬季は東南アジアで越冬する。日本では夏季に繁殖のため主に北海道(過去に富士山麓でも繁殖例あり)に飛来(夏鳥)し、それ以外の地域では渡りの途中で飛来(旅鳥)する。

形態

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全長12cm。尾羽は短い。背面は淡褐色、腹面は白い羽毛で覆われ黒い縦縞が入る。体側面や尾羽基部の腹面(下尾筒)は黄褐色の羽毛で覆われ、下尾筒には黒褐色の斑紋が入る。眼上部にある眉状の斑紋(眉斑)は細く淡黄色。嘴の基部から眼を通り後頭部へ続く筋模様(過眼線)は黒い。三列風切や大雨覆では羽毛の軸に沿って黒い褐色の斑紋(軸斑)があり、羽毛の外縁(羽縁)は黄褐色。

嘴の色彩は黒。後肢の色彩はピンク色。

幼鳥は背面が暗色、腹面が黄褐色の羽毛で覆われる。

生態

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平地の草原湿地などに生息する。和名は牧野(牧草地)にも生息することに由来する。危険を感じると飛翔し、近くの茂みに隠れる。

食性は動物食で、昆虫類節足動物などを食べる。

繁殖形態は卵生。昼夜共に草の茎や葉の上で囀る。茂みや草の根元に枯草などを組み合わせたお椀状の巣を作り、日本では6-7月に3-5個の卵を産む。メスのみが抱卵する。

人間との関係

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脚注

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  1. ^ BirdLife International (2012). "Locustella lanceolata". IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1. International Union for Conservation of Nature. 2013年2月17日閲覧
  2. ^ 山形則男・吉野俊幸・五百澤日丸=写真、五百澤日丸・山形則男=解説『新訂 日本の鳥550 山野の鳥』文一総合出版、2014年、213頁。ISBN 978-4829984000 
  3. ^ 【鳥類】環境省第4次レッドリスト(2012)<分類群順>” (PDF). 環境省 (2012年8月28日). 2012年9月9日閲覧。

参考文献

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