マキエマキ
まきえまき マキエマキ | |
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生誕 |
1966年2月8日(58歳) 日本・大阪府 |
国籍 | 日本 |
職業 | 写真家 |
活動期間 | 1993年 - |
マキエマキ(1966年2月8日 - )は、日本の写真家。「昭和B級世界」をこよなく愛す[1]。
略歴
[編集]大阪府生まれ。1993年よりフリーの商業写真家として活躍する一方で、2015年秋に「愛とエロス」をテーマにしたグループ展に出展したことがきっかけで、自撮り写真の魅力に目覚める[1]。以後、夫の協力を得ながら、セーラー服に始まり、ホタテビキニから女体盛りまで様々なロケ地やシチュエーションを模索しながら、「人妻熟女自撮り写真家」として発表を続ける。漁村が大好きで、他にはロケ地には遊郭や、昔栄えた場所などを選ぶ。土地の需要があるところは、建物が建て替わり昔のものが残らないが、土地の需要が少ない場所だと結構残っており、登米市のように、特に昔水運で栄えて寂れた町や漁港の隣の町、炭鉱とか金山、軍隊の跡地が狙い目。若い頃は海外ばかり行っていたが、なんで、もっと日本を見ておかなかったんだろうと発言している[1]。
つげ義春の熱心なファンで、特に『リアリズムの宿』がお気に入りで、「宿じゅうの人が入った後のお湯がドロドロで汚い」とか「宿の子供が朗読をしているので眠れない」「おかみさんがサンビスしますと言ったけどサービスされた気が全然しなかった」とか。そういうのがたまらないと発言している[1]。
将来、かつて写真集を出した頃よりも、今のほうがはるかにディープな場所に行っており、ロケ地でまとめたシリーズの出版を考えている。ひなびた温泉にも造詣が深く、「長野の渋温泉とか。ああいう雰囲気はたまらない」と語り、つげ義春が訪問した湯宿温泉、会津の西山温泉、瀬見温泉などの温泉を辿り歩いている[1]。
第5回東京女子エロ画祭:グランプリ、ニコ生賞 W受賞。
マツコ・デラックスのアウト×デラックスに出演したことはあるが、テレビはお笑いとしていじられるので断っている[1]。
書籍
[編集]- マキエマキ作品集(集英社インターナショナル、2019年2月28発行)
- マキエマキ 2nd 似非(えせ)(産学社、2020年9月26日発行)
- くらべるエロ(玄光社、2020年7月20日発行)
- マキエイズム(みらいパブリッシング 2023年10月10日発行)
テレビ出演
[編集]- アウト×デラックス 自撮りのせいで仕事がなくなった女 出演(フジテレビ、2020年9月3日)
- 不可避研究中 #ルッキズム 出演(NHK、2021年11月29日)
- ドキュメント20min 「熟写マキエマキ」出演(NHK、2023年12月4日)
その他
[編集]- 第5回 東京女子エロ画祭 グランプリ・ニコ生賞 W受賞(2018年3月4日)
- ヴァイス・メディア(VICE 2018年8月12年)掲載 五十路を迎えて羽化し、美しく翔んだ自撮り熟女、マキエマキの写真と人生
- ランドリーボックス(2019年10月18日〜2022年1月29日)コラム掲載 マキエマキの記事
- 芸術新潮 (新潮社、2019年1月号)80-81頁掲載 マキエマキ これが熟女の自撮り道
- AERA dot.(2021年1月8日)インタビュー記事 “自撮り人妻熟女”写真家・マキエマキが「昭和B級エロ」を表現する理由
- 文春オンライン(2022年6月5日)インタビュー記事「ギャラリーの外で待ち伏せ」「性器の写真がDMで送られてきて…」50歳で“自撮り”作家へ 女性写真家(56)が語る“セクハラ被害の日常”
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- マキエマキ - 公式ウェブサイト