マイク・テイラー

マイク・テイラー
Mike Taylor
マイク・テイラー; Mike Taylor
出生名	Michael Ronald Taylor
生誕	1938年6月1日
出身地	イングランド西ロンドン・イーリング
死没	1969年1月19日（30歳没）
ジャンル	ジャズ
職業	ミュージシャン、作曲家、ソングライター
担当楽器	ピアノ
共同作業者	ニュー・ジャズ・オーケストラ; クリーム

マイク・テイラー（Mike Taylor、1938年 6月1日 - 1969年 1月19日）は、イングランドのジャズ作曲家、ピアニスト。

ロック・バンドのクリームの共同ソングライターとしても知られる。

経歴

西ロンドン・イーリング生まれ。ロンドンやケントで祖父母に育てられ、兵役義務のため空軍に加わった。

1960年代初期に入念なリハーサルおよび作曲活動を行った彼は、デニス・プレストンがプロデュースした「ランズダウン・シリーズ」^[1]のアルバムを2作レコーディングした。それがジョン・ハイズマン（ドラムス）、トニー・リーヴス（ベース）、デイヴ・トムリン（サクソフォーン）と制作したマイク・テイラー・クインテット名義のアルバム『Pendulum』^[2]（1966年）と、ハイズマン、ジャック・ブルース（ベース）、ロン・ルービン（ベース）と制作したマイク・テイラー・トリオ名義のアルバム『Trio』^[3]（1967年）である^[4]。これらは英国コロムビアから発表された。

テイラーの短いレコーディング・キャリアの間に、彼の作品^{[注釈 1]}の幾つかは同時代人によってレコーディングされた。ブルースが在籍していたクリームのアルバム『クリームの素晴らしき世界』（1968年8月）には、ジンジャー・ベイカー（ドラムス）が歌詞を書いた「時は過ぎて」、「ねずみといのしし」、「ゾーズ・ワー・ザ・デイズ」が収録された^[5]。ニール・アードレイ率いるニュー・ジャズ・オーケストラが1968年9月にレコーディングした『Le Déjeuner Sur L'Herbe』^[6]は、彼のオリジナル曲「Ballad」と彼がアレンジしたセゴビアの曲「Study」をフィーチャーしている^[4]。

1969年1月、エセックス州リー・オン・シー近くのテムズ川で溺死した^[4]。享年30歳。彼は長年に渡ってハシシとLSDを主とした薬物を大量に摂取していた上に、3年間もホームレスだったため、その死は殆ど全く語られなかった。

1973年、アードレイ、ハイズマン、リーヴス、イアン・カー、バーバラ・トンプソン他の著名な現代ブリティッシュ・ジャズ・プレーヤーたちがテイラーの作品をレコーディングした。2007年、この音源がトリビュート・アルバム『Mike Taylor Remembered』として独立レーベル「Dusk Fire Records」から発表された^[7]。

2015年、イタリアの作家ルカ・フェラーリ（Luca Ferrari）によるテイラーの初の伝記『Out of Nowhere』が「Gonzo Multimedia」から出版された。

ディスコグラフィ

Pendulum (1966年) ※Mike Taylor Quartet
Trio (1966年) ※Mike Taylor Trio

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ 300もの作品を残したという。

出典

^ “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。
^ “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。
^ “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。
^ ^a ^b ^c Shapiro, Harry (2010). Jack Bruce: Composing Himself: The Authorised Biography by Harry Shapiro. London: A Genuine Jawbone Book. pp. 117-118. ISBN 978-1-906002-26-8
^ Shapiro, Harry (2010). Jack Bruce: Composing Himself: The Authorised Biography by Harry Shapiro. London: A Genuine Jawbone Book. p. 111. ISBN 978-1-906002-26-8
^ “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。
^ “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。

外部リンク

Mike Taylor's page at All About Music
Review of the Trio album by John Fordham in The Guardian 9 July 2004.
マイク・テイラー - Discogs（英語）

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[5] 300もの作品を残したという。

[1] “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。

[2] “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。

[3] “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。

[:0-4] Shapiro, Harry (2010). Jack Bruce: Composing Himself: The Authorised Biography by Harry Shapiro. London: A Genuine Jawbone Book. pp. 117-118. ISBN 978-1-906002-26-8

[6] Shapiro, Harry (2010). Jack Bruce: Composing Himself: The Authorised Biography by Harry Shapiro. London: A Genuine Jawbone Book. p. 111. ISBN 978-1-906002-26-8

[7] “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。

[8] “Discogs”. 2024年9月7日閲覧。

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[3]

[4]

[注釈 1]

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表話編歴クリーム
ジンジャー・ベイカージャック・ブルースエリック・クラプトン
スタジオアルバム	フレッシュ・クリームカラフル・クリームクリームの素晴らしき世界グッバイ・クリーム
ライヴアルバム	ライヴ・クリームライヴ・クリーム Vol.2 BBCライヴリユニオン・ライヴ 05
映像作品	クリーム:フェアウェル・コンサート
コンピレーション	ベスト・オブ・クリームヘビー・クリームストレンジ・ブルー: ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・クリームザ・ヴェリー・ベスト・オブ・クリームゾーズ・ワー・ザ・デイズクリーム・ゴールド
シングル	"包装紙" "アイ・フィール・フリー" "ストレンジ・ブルー"/"英雄ユリシーズ" "スプーンフル" "サンシャイン・ラヴ"/"スーラバー" "エニイワン・フォー・テニス" "ホワイト・ルーム" "クロスロード" "バッジ" "ロウディ・ママ"
曲	"フォー・アンティル・レイト" "ローリン・アンド・タンブリン" "アイム・ソー・グラッド" "いやな奴" "間違いそうだ" "アウトサイド・ウーマン・ブルース" "トップ・オブ・ザ・ワールド" "悪い星の下に" "ステッピン・アウト"
関連人物	ピート・ブラウンフェリックス・パパラルディトム・ダウドマーティン・シャープゲイル・コリンズジャネット・ゴッドフリージョージ・ハリスンマイク・テイラーロバート・スティグウッド
関連項目	クリームの作品ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズエリック・クラプトン・アンド・ザ・パワーハウスブラインド・フェイスデレク・アンド・ザ・ドミノスヤードバーズ BBM ジンジャー・ベイカーズ・エアフォースザ・ダーティー・マックグレアム・ボンド
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経歴

ディスコグラフィ

関連アルバム

脚注

注釈

出典

外部リンク