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ポール・ゴンザルヴェス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポール・ゴンザルヴェス
Paul Gonsalves
生誕 (1920-07-12) 1920年7月12日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ブロックトン
死没 (1974-05-15) 1974年5月15日(53歳没)
ジャンル ジャズスウィング・ジャズビバップ
職業 ミュージシャン
担当楽器 テナー・サクソフォーン
活動期間 1938年 - 1974年
レーベル RCAビクターインパルス!、Riviera、Black Lion
共同作業者 フィル・エドモンズ、サビー・ルイス、カウント・ベイシーディジー・ガレスピーデューク・エリントン

ポール・ゴンザルヴェス[1] (Paul Gonsalves1920年7月12日 - 1974年5月15日) は、アメリカ合衆国ジャズ・テナー・サックス奏者[2]

略歴

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カーボベルデ出身の両親をもち、アメリカ・マサチューセッツ州ブロックトンで生まれる。最初の楽器はギターを手にし子供の頃、家族に求められ定期的にカーボベルデ民謡を演奏していた。マサチューセッツ州ニューベッドフォードで育ち、サビー・ルイス楽団で演奏した。第二次世界大戦中の徴兵前と徴兵後にテナー・サックス奏者としてボストンでサビー・ルイス楽団と最初のプロ契約をした[3]。1950年、デューク・エリントンのバンドに参加する前にカウント・ベイシー(1947年–1949年)、ディジー・ガレスピー(1949年–1950年)のビッグ・バンドで演奏していた。

1956年にニューポート・ジャズ・フェスティバルで「Diminuendo and Crescendo in Blue」の途中、長いソロを展開し[4] [5][6]、この演奏はアルバム『Ellington at Newport』にも収録された。ポール・ゴンザルヴェスは群衆の中を歩く様なソロを取るためにデューク・エリントンから「The Strolling Violins」のニックネームを名付けられた[7]

ポール・ゴンザルヴェスはデューク・エリントンが亡くなる数日前にイギリス・ロンドンで死去した。デューク・エリントン、ポール・ゴンザルヴェスはトロンボーン奏者のタイリー・グレンと一緒に一定期間、同じニューヨークの葬儀場の中で並んでいた[8]

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • 『クッキン』 - Cookin' (1957年、Argo)
  • Diminuendo, Crescendo and Blues (1958年、RCA Victor)
  • 『エリントニア・ムード・アンド・ブルース』 - Ellingtonia Moods and Blues (1960年、RCA Victor)
  • 『ゲッティン・トゥゲザー!』 - Gettin' Together! (1961年、Jazzland)
  • Tenor Stuff (1961年、Columbia) ※with ハロルド・アシュビー
  • 『テル・イット・ザ・ウェイ・イット・イズ!』 - Tell It the Way It Is! (1963年、Impulse)
  • 『クレオパトラ・フィーリン・ジャジー』 - Cleopatra – Feelin' Jazzy (1963年、Impulse)
  • 『ソルト&ペッパー』 - Salt and Pepper (1963年、Impulse) ※with ソニー・スティット
  • Rare Paul Gonsalves Sextet in Europe (1963年、Jazz Connoisseur)
  • 『ブーム・ジャッキー・ブーム・チック』 - Boom-Jackie-Boom-Chick (1964年、Vocalion)
  • Just Friends (1964年、Columbia EMI) ※with タビー・ヘイズ
  • Change of Setting (1965年、World Record Club) ※with タビー・ヘイズ
  • Jazz Till Midnight (1967年、Storyville)
  • 『ラヴ・コールズ』 - Love Calls (1967年、RCA) ※with エディ・ロックジョウ・デイヴィス
  • Encuentro (1968年、Fresh Sound)
  • With the Swingers and the Four Bones (1969年、Riviera)
  • 『ハミング・バード』 - Humming Bird (1970年、Deram)
  • 『ジャスト・ア〜シッティン・アンド・ア〜ロッキン』 - Just a-Sittin' and a-Rockin' (1970年、Black Lion) ※with レイ・ナンス
  • Paul Gonsalves and His All Stars (1970年、Riviera)
  • Paul Gonsalves Meets Earl Hines (1970年、Black Lion)
  • Mexican Bandit Meets Pittsburgh Pirate (1973年、Fantasy)
  • Paul Gonsalves Paul Quinichette (1977年) ※with ポール・クイニシェット
  • Sitting In (Paul Gonsalves and Clyde Fats Wright) (2014年、Silk City)

脚注

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  1. ^ ポール・ゴンザルベス」の表記もある。
  2. ^ アーカイブされたコピー”. 2009年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月3日閲覧。
  3. ^ The rough guide to jazz By Ian Carr, Digby Fairweather, Brian Priestley
  4. ^ Allmusic biography
  5. ^ The History and Tradition of Jazz By Thomas E. Larson p. 106
  6. ^ Jazz: the first 100 years By Henry Martin, Keith Waters. Cengage Learning. p. 150.
  7. ^ Paul Gonsalves, Ellington band saxiphonist St. Petersburg Times - May 18, 1974
  8. ^ Beyond category: the life and genius of Duke Ellington By John Edward Hasse. Da Capo Press. p. 385

外部リンク

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