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ポロナ・ヘルツォグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ポロナ・ヘルツォグ
Polona Hercog
ポロナ・ヘルツォグ
基本情報
国籍 スロベニアの旗 スロベニア
出身地 同・マリボル
生年月日 (1991-01-20) 1991年1月20日(33歳)
身長 182cm
体重 70kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2006年
ツアー通算 4勝
シングルス 2勝
ダブルス 2勝
生涯獲得賞金 4,282,796 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪 2回戦(2010・15)
全仏 3回戦(2010)
全英 3回戦(2017)
全米 2回戦(2011・14・15)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2012)
全仏 1回戦(2010-14)
全英 1回戦(2010)
全米 3回戦(2010・13)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全豪 1回戦(2012)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 35位(2011年9月12日)
ダブルス 56位(2011年1月31日)
2019年1月8日現在

ポロナ・ヘルツォグPolona Hercog, 1991年1月20日 - )は、スロベニアマリボル出身の女子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス35位、ダブルス56位。これまでにWTAツアーでシングルス2勝、ダブルス2勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長182cm、体重70kg。

来歴

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ヘルツォグは4歳からテニスを始める。2006年に15歳でプロに転向。2008年全仏オープン2008年ウィンブルドン選手権のジュニア女子ダブルスでジェシカ・ムーアオーストラリア)と組んで優勝している。2008年全米オープン4大大会予選に初挑戦した。

2009年全仏オープンで予選を勝ち上がり4大大会に初出場。1回戦で第23シードのアリサ・クレイバノワロシア)を 6-2, 4-6, 6-1 で破る殊勲を挙げた。2回戦でアラバン・レザイフランス)に 6-3, 4-6, 2-6 で敗れた。

2010年2月のアカプルコ大会では単複で決勝に進出し、ビーナス・ウィリアムズアメリカ)に 6–2, 2–6, 3–6 で敗れ準優勝となったが、バルボラ・ザフラボバ・ストリコバチェコ)と組んだダブルスでは決勝でサラ・エラニ&ロベルタ・ビンチイタリア)を 2–6, 6–1, [10–2] で破り初のタイトルを獲得した。全仏オープンでは1回戦で土居美咲日本)を 6–3, 6–0 、2回戦で第24シードのルーシー・サファロバチェコ)を 6–1, 6–2 で破り3回戦に進出した。3回戦ではフラビア・ペンネッタイタリア)に 3–6, 0–6 で敗れた。現時点ではこのときの3回戦進出が4大大会の最高成績である。9月のソウル大会のダブルスでユリア・ゲルゲスドイツ)と組み2勝目を挙げた。

2011年7月のボースタード大会では決勝でヨハンナ・ラーションスウェーデン)を 6–4, 7–5 で破りWTAツアーシングルス初優勝を果たした。翌週のパレルモ大会でも決勝に進出したが、 アナベル・メディナ・ガリゲススペイン)に 3–6, 2–6 で敗れ2週連続優勝を逃した。

ヘルツォグは2007年からフェドカップスロベニア代表として出場している。2010年の日本とのワールドグループII・プレーオフでは、クルム伊達公子には敗れたが森田あゆみに勝利している。スロベニアチームは4勝1敗で日本に勝利した[1]。2012年のワールドグループIIの日本戦ではクルム伊達公子森田あゆみの双方に敗れ、スロベニアチームは0勝5敗で日本に敗退した[2]

2012年7月のボースタード大会では決勝でマチルド・ヨハンソンを 0–6, 6–4, 7–5 で破り大会連覇を果たした。ロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス1回戦でスペインマリア・ホセ・マルティネス・サンチェスに 2-6, 4-6 で敗れた。2016年8月のリオ五輪で2大会連続のオリンピックに出場したが1回戦で金メダルを獲得したモニカ・プイグに 3-6, 2-6 で敗れた。

WTAツアー決勝進出結果

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シングルス: 5回 (2勝3敗)

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大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–0) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
ティア II (0–0) プレミア (0–0)
ティア III (0–0) インターナショナル (2-3)
ティア IV & V (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2010年2月27日 メキシコの旗 アカプルコ クレー アメリカ合衆国の旗 ビーナス・ウィリアムズ 6–2, 2–6, 3–6
優勝 1. 2011年7月9日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー スウェーデンの旗 ヨハンナ・ラーション 6–4, 7–5
準優勝 2. 2011年7月17日 イタリアの旗 パレルモ クレー スペインの旗 アナベル・メディナ・ガリゲス 3–6, 2–6
優勝 2. 2012年7月22日 スウェーデンの旗 ボースタード クレー フランスの旗 マチルド・ヨハンソン 0–6, 6–4, 7–5
準優勝 3. 2018年4月29日 トルコの旗 イスタンブール クレー フランスの旗 ポーリーン・パルマンティエ 4–6, 6–3, 3–6

ダブルス: 3回 (2勝1敗)

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結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2008年5月24日 トルコの旗 イスタンブール クレー ニュージーランドの旗 マリーナ・エラコビッチ アメリカ合衆国の旗 ジル・クレイバス
ベラルーシの旗 オリガ・ゴボツォワ
1–6, 2–6
優勝 1. 2010年2月28日 メキシコの旗 アカプルコ クレー チェコの旗 バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ イタリアの旗 サラ・エラニ
イタリアの旗 ロベルタ・ビンチ
2–6, 6–1, [10–2]
優勝 2. 2010年9月26日 大韓民国の旗 ソウル ハード ドイツの旗 ユリア・ゲルゲス 南アフリカ共和国の旗 ナタリー・グランディン
チェコの旗 ブラディミラ・ウーリロバ
3–6, 4–6

4大大会シングルス成績

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略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

大会 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 通算成績
全豪オープン A A 2R 1R 1R 1R 1R 2R 1R A 1R 2–9
全仏オープン A 2R 3R 2R 1R LQ 2R 2R 2R LQ 1R 7–9
ウィンブルドン A LQ 1R 2R 1R LQ 2R 1R 1R 3R 1R 4–9
全米オープン LQ 1R 1R 2R 1R 1R 2R 2R 1R LQ 1R 3–10

脚注

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外部リンク

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