ポラリス・スリングショット
ポラリス・スリングショット Polaris Slingshot | |
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ボディ | |
乗車定員 | 2人 |
駆動方式 | MR |
パワートレイン | |
エンジン |
GM製直4 2.4L DOHC →ポラリス製直4 2.0L DOHC |
変速機 | 5速MT |
前 |
(前)スウェイバー付きダブルウィッシュボーン (後)ダブルウイッシュボーン |
後 |
(前)スウェイバー付きダブルウィッシュボーン (後)ダブルウイッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,667mm |
全長 | 3,800mm |
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,318mm |
車両重量 | 752.9kg |
スリングショット(Slingshot)は、カナダのスノーモービル、全地形対応車メーカーであるポラリス・インダストリーズが初めて製造した三輪自動車タイプのスポーツカーである。同社では三輪のオートバイとして扱っている。ステアリング・ホイール、横一列のバケットシートにより傾き調節ができる。カーボン製のベルトドライブにより後輪の一輪で駆動する[1]。ESC、トラクションコントロール、ABSを標準装備している。
解説
[編集]2013年に特許画像がインターネット上に公開される[2]。翌2014年1月にレタリング画像が公開される[3]。同年7月3日にティーザー映像を公開[4]。
2019年まではGMから供給された直列4気筒2.4LDOHCエンジンの「Ecotec」(最高出力173hp/6,200rpm、最大トルク22.9kgm/4,700rpm)を搭載していたが、2020年以降は自社製のスノーモービル「プロスター」から流用した直列4気筒2.0Lエンジン(203hp/195Nm)に変更されている[5]。このエンジンはスポーツUTVとして初めて2,000ccエンジンを搭載したRZRプロRにも後に採用されている。
地上高はわずか127mmとなっている他、ドア、屋根やウィンドシールド、エアバッグ、クラッシャブルゾーンが装備されていないためヘルメットを着用することになる。ヘルメットはシートの後ろに収納可能である。上級モデルのSLはウィンドシールド、バックカメラ、プレミアムアルミホイール、Blutooth対応のオーディオが装備される。
アメリカではトライクの扱いとなるため二輪免許が必要となると当初報じられた[6]が、アラスカ、ニューヨーク、ウィスコンシンなど6州においては二輪免許が必要となるものの、それ以外の大多数の州では普通免許で運転できると報じている資料もある(2018年7月)[7]。
日本でも2015年の東京モーターショーで初公開され、2016年にホワイトハウスからスリングショットとスリングショットSLが発売された。免許は普通自動車となり、ナンバープレートは3ナンバーとなる。
2017年レース・オブ・チャンピオンズ(RoC)のレーシングカーとしても用いられた[8]。
グレード
[編集]- スリングショット
- 標準仕様グレード
- SL
- ウィンドシールド、バックカメラ、プレミアムアルミホイール、Blutooth対応6スピーカーオーディオシステムを装備。
- SLR
- リアタイヤを305mmとし、コンポジットブレーキディスク、大型エアインテーク、LEDライト、Sparco製アルミペダルとステアリングホイール、ギアノブなどを装備する他、スリングシェードという着脱式ルーフをオプション設定している。
- SL LEミッドナイトチェリー
- ウインドシールド、バックアップカメラ、ロックフォード・フォズゲート製サウンド・システム、Bluetooth対応といった快適性を少し向上させている他、ダーク・チェリーのメタリック塗装に、ホワイトパールのグラフィックを組み合わせ、燃料キャップ、スイングアーム、コントロールアームも白く塗装している特別仕様のカスタムペイント。
脚注
[編集]- ^ “【ビデオ】価格は約200万円から! 米ポラリス社の新型3輪車「スリングショット」”. auto blog (2014年7月30日). 2017年7月14日閲覧。
- ^ “Polaris patent reveals three-wheeled side-by-side "Slingshot"”. auto blog (2013年2月20日). 2017年7月14日閲覧。
- ^ “【レポート】新型スリーホイラー「スリングショット」のレンダリング画像が公開”. auto blog (2014年1月23日). 2017年7月14日閲覧。
- ^ “【ビデオ】今年最も驚きに満ちた乗り物!? ポラリスが新型3輪「スリングショット」をチラ見せ”. auto blog (2014年7月4日). 2017年7月14日閲覧。
- ^ New 2022 Polaris 2.0L - CROSSING THE BARRIER
- ^ “ポラリス・スリングショットはクルマかバイクか?”. GIGAMEN (2014年9月6日). 2017年7月14日閲覧。
- ^ “まるでバットモービルのような3輪のクルマが、自律走行時代の「運転」の意味を教えてくれた”. WIRED.jp (2018年7月23日). 2017年7月24日閲覧。
- ^ 【】【動画】ROC:ウェーレインが横転、大クラッシュ。駆け寄ったマッサ「怖かった」
外部リンク
[編集]- スリングショット公式サイト
- [1](日本語) - 日本における正規輸入元