ポプラ社小説新人賞
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ポプラ社小説新人賞(ポプラしゃしょうせつしんじんしょう)は、ポプラ社が主催する公募の新人文学賞。
ポプラ社小説大賞(2006年 - 2010年)およびピュアフル小説賞の後継の賞として2011年に創設された[1]。ジャンルを問わず、未発表の長編エンターテインメント小説を募集する。400字詰め原稿用紙換算200枚~500枚、手書き原稿は不可。 選考は編集部が行う。受賞者には正賞の記念品と副賞200万円が贈られ、入賞作品はポプラ社より刊行される[2]。
受賞作一覧
[編集]回(年) | 応募数 | 賞 | 受賞・入選作 | 著者 | 初刊 | 文庫化 |
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第1回(2011年) | 780編 | 受賞 | 「美少女ロボットコンテスト」 | 興津聡史 | ||
特別賞 | 「喪失 プルシアンブルーの祈り」[注 1] | 水田静子 | 2012年12月 | |||
奨励賞 | 「私撰阪大異聞物語」[注 2] | 秋山浩司 | 2013年1月 | |||
第2回(2012年) | 690編 | 受賞 | 「お任せ! 数学屋さん」 | 向井湘吾[注 3] | 2013年6月 | |
特別賞 | 「花の魔女」[注 4] | 青谷真未 | 2013年10月 | |||
第3回(2013年) | 623編 | 受賞 | 該当作なし | |||
特別賞 | 「日乃出が走る 浜風屋菓子話」 | 中島久枝 | 2014年6月 | |||
第4回(2014年) | 631編 | 受賞 | 「ビオレタ」[1] | 寺地はるな | 2015年6月 | |
第5回(2015年) | 627編 | 受賞 | 該当作なし | |||
奨励賞 | 「城砦歌」[3] | 佐野香織 | ||||
第6回(2016年) | 694編 | 受賞 | 「パドルの子」 | 虻川枕 | 2017年7月 | 2019年6月 |
第7回(2017年) | 697編 | 受賞 | 「跡を消す」 | 前川ほまれ | 2018年7月 | 2020年8月 |
特別賞 | 「「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。」 | 隙名こと | 2018年9月 | |||
第8回(2018年) | 764編 | 受賞 | 該当作なし | |||
第9回(2019年) | 611編 | 受賞 | 「Bとの邂逅」[注 5] | 夏木志朋 | ||
特別賞 | 「シガーベール」 | 北原一 | ||||
奨励賞 | 「隠れ町飛脚・三十日屋余話」 | 鷹山悠 | ||||
第10回(2020年)[4] | 876編 | 受賞 | 該当作なし | |||
奨励賞 | 「つま先立ちで暗闇を」 | 仲田詩魚 | ||||
奨励賞 | 「貴公子探偵はチョイ足しグルメをご所望です」 | 相沢泉見 | ||||
奨励賞 | 「かなしい花などないから」 | 幡野京子 | ||||
奨励賞 | 「ちぐさ弁当帖」 | 葵日向子 | ||||
第11回(2021年)[5] | 1251編 | 受賞 | 「つぎはぐ△」 | 菰野江名 | ||
特別賞 | 「とべない花を手向けて」 | 原竜一 | ||||
特別賞 | 「踊動」 | 葉柳いち | ||||
奨励賞 | 「踊れ、かっぽれ」 | 実石サエコ | ||||
奨励賞 | 「呪われ少将の交遊録」 | 相田美紅 | ||||
奨励賞 | 「カンパネラの音は聴こえるか」 | 松本あずさ | ||||
奨励賞 | 「ただキミに好きって言いたいだけなんだ」 | 坂栗蘭 | ||||
ピュアフル部門賞 | 「元始、女学生は太陽であつた。」 | 皆月玻璃 | ||||
第12回(2022年) | 1105編 | 受賞 | 「エヴァーグリーン・ゲーム」 | 石井仁蔵 | ||
特別賞 | 「波とあそべば」 | 高遠穂積 | ||||
奨励賞 | 「あんずとぞんび」 | 坂城良樹 | ||||
奨励賞 | 「夏のピルグリム」 | 高山環 | ||||
ピュアフル部門賞 | 「余命100食」 | 湊祥 | ||||
第13回(2023年) | 915編 | 受賞 | 該当作なし | |||
奨励賞 | 「モギサイの夏」 | 志部淳之介 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 強くても弱くても きっと誰かを救える 「ビオレタ」著者 寺地はるなさん (4/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
- ^ ポプラ社小説新人賞 公募ガイド
- ^ 【新文化】 - ポプラ社小説新人賞、奨励賞に「城砦歌」
- ^ ポプラ社 第10回ポプラ社小説新人賞 2022年8月3日閲覧
- ^ ポプラ社 第11回ポプラ社小説新人賞 2022年8月3日閲覧