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ポプラ社小説新人賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ポプラ社小説新人賞(ポプラしゃしょうせつしんじんしょう)は、ポプラ社が主催する公募の新人文学賞

ポプラ社小説大賞(2006年 - 2010年)およびピュアフル小説賞の後継の賞として2011年に創設された[1]。ジャンルを問わず、未発表の長編エンターテインメント小説を募集する。400字詰め原稿用紙換算200枚~500枚、手書き原稿は不可。 選考は編集部が行う。受賞者には正賞の記念品と副賞200万円が贈られ、入賞作品はポプラ社より刊行される[2]

受賞作一覧

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特記がなければ、初刊はポプラ社、文庫はポプラ文庫刊。

回(年) 応募数 受賞・入選作 著者 初刊 文庫化
第1回(2011年) 780編 受賞 「美少女ロボットコンテスト」 興津聡史
特別賞 「喪失 プルシアンブルーの祈り」[注 1] 水田静子 2012年12月
奨励賞 「私撰阪大異聞物語」[注 2] 秋山浩司 2013年1月
第2回(2012年) 690編 受賞 「お任せ! 数学屋さん」 向井湘吾[注 3] 2013年6月
特別賞 「花の魔女」[注 4] 青谷真未 2013年10月
第3回(2013年) 623編 受賞 該当作なし
特別賞 「日乃出が走る 浜風屋菓子話」 中島久枝 2014年6月
第4回(2014年) 631編 受賞 「ビオレタ」[1] 寺地はるな 2015年6月
第5回(2015年) 627編 受賞 該当作なし
奨励賞 「城砦歌」[3] 佐野香織
第6回(2016年) 694編 受賞 「パドルの子」 虻川枕 2017年7月 2019年6月
第7回(2017年) 697編 受賞 「跡を消す」 前川ほまれ 2018年7月 2020年8月
特別賞 「「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。」 隙名こと 2018年9月
第8回(2018年) 764編 受賞 該当作なし
第9回(2019年) 611編 受賞 「Bとの邂逅」[注 5] 夏木志朋
特別賞 「シガーベール」 北原一
奨励賞 「隠れ町飛脚・三十日屋余話」 鷹山悠
第10回(2020年)[4] 876編 受賞 該当作なし
奨励賞 「つま先立ちで暗闇を」 仲田詩魚
奨励賞 「貴公子探偵はチョイ足しグルメをご所望です」 相沢泉見
奨励賞 「かなしい花などないから」 幡野京子
奨励賞 「ちぐさ弁当帖」 葵日向子
第11回(2021年)[5] 1251編 受賞 「つぎはぐ△」 菰野江名
特別賞 「とべない花を手向けて」 原竜一
特別賞 「踊動」 葉柳いち
奨励賞 「踊れ、かっぽれ」 実石サエコ
奨励賞 「呪われ少将の交遊録」 相田美紅
奨励賞 「カンパネラの音は聴こえるか」 松本あずさ
奨励賞 「ただキミに好きって言いたいだけなんだ」 坂栗蘭
ピュアフル部門賞 「元始、女学生は太陽であつた。」 皆月玻璃
第12回(2022年) 1105編 受賞 「エヴァーグリーン・ゲーム」 石井仁蔵
特別賞 「波とあそべば」 高遠穂積
奨励賞 「あんずとぞんび」 坂城良樹
奨励賞 「夏のピルグリム」 高山環
ピュアフル部門賞 「余命100食」 湊祥
第13回(2023年) 915編 受賞 該当作なし
奨励賞 「モギサイの夏」 志部淳之介

脚注

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注釈

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  1. ^ 刊行時「喪失」に改題
  2. ^ 刊行時「さがしものが見つかりません!」に改題
  3. ^ 応募時「タイジュ」
  4. ^ 刊行時「鹿乃江さんの左手」に改題
  5. ^ 刊行時「ニキ」に改題

出典

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関連項目

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外部リンク

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