ポップコーン・ブギ
『ポップコーン・ブギ』は、少年ビッグコミックで1981年第23号から1984年第4号まで連載されていた、むつ利之の漫画。キャッチコピーは「芸能プロフェッショナル列伝」(第5話以降)[1]
概要
[編集]少年ビッグコミックで『GO!GO!ピンクソックス』の次に連載された芸能漫画で、当初は新人アイドル歌手・六本木誠[2]の活躍を描いていたが、早期に閉店した牛丼店のバイト店員だった水戸納豆[3]と店長だった吉野屋牛一[4]とのトリオ・牛丼トリオを結成し、芸能プロフェッショナルの助力を借り、他プロが派遣した芸能プロフェッショナルの妨害を避けつつ[5]仕事を達成するストーリーへと変更になった。 そして、大概芸能プロフェッショナルの方がヘマをするオチで締め括られるのが物語のセオリーであった。
あらすじ
[編集]カマプロ新人アイドル歌手・六本木誠は芸能界へデビューするも、更なる売り出しの為、食い逃げで閉店に追いやった[6]牛丼店のバイト店員の水戸納豆と店長・吉野屋牛一を芸能界へスカウトし「牛丼トリオ」を結成する。 裏方の芸能プロフェッショナルの助力を得つつも、他芸能プロが派遣するプロフェッショナルの妨害を避けつつ[注釈 1]、仕事を達成していく。 果たして、牛丼トリオの明日はどっちだ?
登場人物
[編集]レギュラーキャラクター
[編集]- 六本木誠
- 青森県出身の16歳で、カマプロで単独アイドルとしてデビュー[7]。第5話で青森から父が誠に会いに上京[8]。第6話で吉野屋牛一と水戸納豆との3人で牛丼トリオを結成[9]。それなりに活躍する。牛丼トリオ解散から5年後の最終回では演歌歌手へ転向し、若手として人気を集めている[10]。
- 水戸納豆
- 第6話から登場[11]の茨城県出身で28歳。牛丼店で食い逃げの黙認の条件に芸能界入りする。芸能人になってから、非常にプライドの高い人物へ変容した。牛丼トリオ解散から5年後では俳優へ転向し、プライドの高さにも磨きが掛かった[12]。
- 吉野屋牛一
- 第6話から登場[13]の鹿児島県出身の32歳。トリオ最年長で「店長」と呼ばれているが、身長はトリオ最低である。牛丼トリオ解散から5年後の最終回では何と芸能プロ社長へ出世し、髭を蓄えた。[14]。
- 青森ひろみ
- カマプロマネージャーで43歳[15]。牛丼トリオを盛り上げるべく、様々な仕事を持って来る。牛丼トリオ解散から5年後の最終回ではオカマバーの売り子をする程落ちぶれていた[16]。「ひろみ」と言う名前であるが、れっきとした男性である。
芸能プロフェッショナル
[編集]書籍データ
[編集]初版が発売されて以降、一度も漫画文庫やドットコムコミックでも復刻されていない。
第1巻 1983年2月5日発売 雑誌45313-41(ISBNコード無し)
第2巻 1983年9月5日発売 雑誌45313-42 ISBN-09-150342-X C0279
第3巻 1984年3月5日発売 雑誌45313-43 ISBN4-09-15343-8 C0279
第4巻(最終巻) 1984年6月5日発売 雑誌45313-44 ISBN-09-150344-6 C0279
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 結果として、プロフェッショナル同士の対決は数回のみに留まったが、他のエピソードでもプロフェッショナル同士の対決も予定していたと思われる。
出典
[編集]ポップコーン・ブギ | |
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ジャンル | 芸能漫画・ギャグ |
漫画 | |
作者 | むつ利之 |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | 少年ビッグコミック |
発表号 | 1981年第23号 - 1984年第4号 |
巻数 | 全4巻 |
話数 | 全45話 |