ポタモガーレ
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ポタモガーレ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ポタモガーレ Potamogale velox
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Potamogale velox (de Chaillu, 1860) | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ポタモガーレ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Giant otter-shrew |
ポタモガーレ(Potamogale velox)は、哺乳綱テンレック目テンレック科ポタモガーレ属の1種。本種のみでポタモガーレ属を形成する。
分布
[編集]アンゴラ北部、ガボン、カメルーン、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、中央アフリカ共和国、ナイジェリア
形態
[編集]体長29–35cm。尾長24.5–29cm。体重0.3–0.4kg。体長はテンレックのほうが大型だが、尾長も含めるとテンレック目最大種。胴体は円筒形。背面は暗褐色、腹面は灰白色の短い密になった体毛と長くて粗い体毛で覆われる。尾は太いうえに長く、先端寄りが側偏し泳ぐのに適している。
吻は扁平で、長い触毛が生える。眼は小型。耳介は小型。鼻孔内には弁があり、これにより潜水中に水が侵入することを防ぐ。四肢は短い。後肢の第2趾と第3趾が癒合する。指趾の間には水掻きはないが、指趾の内側の皮膚が襞状に伸び水掻きの役割をしている。
乳頭の数は脇の下に左右に1つずつある。
生態
[編集]標高1800mまでの河川や沼、湿地などに生息する。夜行性で、昼間は水辺に掘った巣穴の中で休む。
食性は動物食傾向の強い雑食で、主に甲殻類を食べるが、魚類やカエル、昆虫類なども食べる。
繁殖形態は胎生で、1回に1-2頭の幼獣を年に2回産む。
人間との関係
[編集]開発による生息地の破壊、漁業による混獲などにより生息数は減少している。極めて繊細な動物で飼育下では長く生存できない。
参考文献
[編集]- 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、18,232頁。
- 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科6 有袋類ほか』、平凡社、1986年、6,9,12–13、156頁。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社、2000年、71,130–131頁。
- 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、34頁。
外部リンク
[編集]- IUCN 2008 Red List - Home Page -
- Vogel, P. 2008. Potamogale velox. In: IUCN 2008. 2008 IUCN Red List of Threatened Species.