ポエッツ・アンド・マッドメン
『ポエッツ・アンド・マッドメン』 | ||||
---|---|---|---|---|
サヴァタージ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
Soundtrack Studios オーバーダブ:Studio 900 | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル、プログレッシブ・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
SPV Steamammer ニュークリア・ブラスト | |||
プロデュース | ポール・オニール、ジョン・オリヴァ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
サヴァタージ アルバム 年表 | ||||
|
『ポエッツ・アンド・マッドメン』(Poets and Madmen)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、サヴァタージが2001年に発表したスタジオ・アルバム。フル・レングスのスタジオ・アルバムとしては11作目に当たる。バンドにとって4作目のコンセプト・アルバムで[5]、ピューリッツァー賞を受賞した写真家ケビン・カーターを題材としている[6]。
背景
[編集]ザッカリー・スティーヴンスとアル・ピトレリの脱退に伴い、バンドは4人編成で本作のレコーディングを行った。その結果、『ストリーツ・ア・ロック・オペラ』(1991年)以来10年振りの、ジョン・オリヴァが全面的にリード・ボーカルを担当したアルバムとなった。ただし、ピトレリは一部の楽曲に参加しており、「ステイ・ウィズ・ミー・アワイル」のアウトロ、「モーフィーン・チャイルド」と「ザ・ルーマー」のメイン・ソロ、「カミサール」のメイン・ソロの前半及びアウトロでリード・ギターを担当[7]。
日本盤やヨーロッパ盤には、スティーヴンスとピトレリが在籍していた時期のライヴ音源がボーナス・トラックとして収録された。アメリカ盤には、『エッジ・オブ・ソーンズ』(1993年)の日本盤ボーナス・トラックであった[8]「ショットガン・イノセンス」が追加収録された[9]。
アルバム・ジャケットの絵は『デッド・ウィンター・デッド』(1995年)、『ウェイク・オブ・マゼラン』(1997年)に引き続きエドガー・ジェリンズが描いた[10]。
反響
[編集]本作はドイツで大きな成功を収め、メーディア・コントロール・ゲーエフカー・インターナツィオナールによるアルバム・チャートでは7位に達して、バンド初のトップ10入りを果たした[1]。バンドの母国アメリカでは、総合チャートのBillboard 200にはランク・インしていないが、『ビルボード』のインディペンデント・アルバム・チャートでは49位に達した[11]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はジョン・オリヴァ、ポール・オニール、クリス・キャファリーの共作。
- ステイ・ウィズ・ミー・アワイル - "Stay with Me Awhile" - 5:06
- ゼア・イン・ザ・サイレンス - "There in the Silence" - 4:57
- カミサール - "Commissar" - 5:36
- アイ・シーク・パワー - "I Seek Power" - 6:03
- ドライヴ - "Drive" - 3:17
- モーフィーン・チャイルド - "Morphine Child" - 10:13
- ザ・ルーマー - "The Rumor" - 5:16
- マン・イン・ザ・ミラー - "Man in the Mirror" - 5:56
- サレンダー - "Surrender" (Jon Oliva, Paul O'Neill) - 6:40
- アウェイクン - "Awaken" - 3:23
- バック・トゥ・ア・リーズン - "Back to a Reason" (J. Oliva, P. O'Neill) - 6:35
日本盤ボーナス・トラック
[編集]- ジーザス・セイヴス (Live in Germany '97) - "Jesus Saves (Live in Germany '97)" (J. Oliva, P. O'Neill) - 4:28
- ハンドフル・オブ・レイン (Live in Germany '97) - "Handful of Rain (Live in Germany '97)" (J. Oliva, P. O'Neill) - 5:27
アメリカ盤ボーナス・トラック
[編集]- ショットガン・イノセンス - "Shotgun Innocence" (J. Oliva, Criss Oliva, P. O'Neill) - 4:28
参加ミュージシャン
[編集]- ジョン・オリヴァ - ボーカル、キーボード、バッキング・ボーカル
- クリス・キャファリー - ギター、バッキング・ボーカル
- ジョニー・リー・ミドルトン - ベース、バッキング・ボーカル
- ジェフ・プレイト - ドラムス、バッキング・ボーカル
アディショナル・ミュージシャン
脚注
[編集]- ^ a b “Offizielle Deutsche Charts”. 2017年1月17日閲覧。
- ^ Savatage - Poets And Madmen - austriancharts.at
- ^ dutchcharts.nl - Savatage - Poets And Madmen
- ^ Savatage - Poets And Madmen - hitparade.ch
- ^ Poets & Madmen - Savatage | AllMusic - Review by Geoff Orens
- ^ savatage.com - press release - poets and madmen - by Clay Marshall
- ^ savatage.com - FAQ3
- ^ Savatage - Edge Of Thorns (CD, Album) at Discogs
- ^ Savatage - Poets & Madman (CD, Album) at Discogs
- ^ Music & Art Interview by Dan Roth: A Conversation With Edgar Jerins: the man behind seven classic Savatage and Trans-Siberian Orchestra album covers
- ^ “Savatage - Awards”. AllMusic. 2015年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年1月17日閲覧。