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ホーレス・グラント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホーレス・グラント
Horace Grant
2014年のグラント
シカゴ・ブルズ
役職 スペシャルアドバイザー
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1965-07-04) 1965年7月4日(59歳)
出身地 ジョージア州オーガスタ
身長(現役時) 208cm (6 ft 10 in)
体重(現役時) 111kg (245 lb)
キャリア情報
大学 クレムソン大学
NBAドラフト 1987年 / 1巡目 / 全体10位[1]
プロ選手期間 1987年–2004年
ポジション PF / C
経歴
1987-1994シカゴ・ブルズ
1994-1999オーランド・マジック
1999-2000シアトル・スーパーソニックス
2000-2001ロサンゼルス・レイカーズ
2001-2003オーランド・マジック
2003-2004ロサンゼルス・レイカーズ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ホーレス・ジュニア・グラントHorace Junior Grant, 1965年7月4日 - )は、NBAの元バスケットボール選手。アメリカ合衆国ジョージア州オーガスタ生まれ。シカゴ・ブルズで3度、ロサンゼルス・レイカーズで1度の優勝経験がある。プロ時代には4度NBAオールディフェンシブセカンドチームに選出されたことのある優れたディフェンダーだった。トレードマークはゴーグル

経歴

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双子の弟、ハービー・グラント(Harvey Grant)も元NBAの選手であった[1]クレムソン大学に入学し、1987年のNBAドラフトに全体で10番目にマイケル・ジョーダン擁するシカゴ・ブルズに指名された。6フィート10インチのパワーフォワードであり、同じフォワードのスコッティ・ピッペンと組み、ブルズの中核になるが、初めはチャールズ・オークリーの控えであった。

1988年、オークリーがニューヨーク・ニックスに放出されたため、スコッティ・ピッペンと共にスターターになった。ジョーダンは「彼にはまだ早すぎる」と懐疑的で、グラントに手厳しかったが、チームで有力なリバウンダーになり、ジョーダン、ピッペンに次ぐ得点源になった。インサイドが強いだけでなく、中距離からのジャンプショットも得意で、トライアングルオフェンスの中核を担う選手であった。また、ディフェンス面でも、高身長を有効に利用して、相手チームのインサイドプレーヤーを抑えこみ、リバウンドを着実にもぎ取る泥臭いプレーでチームの勝利に貢献した。 1990年からの3連覇に貢献し、1993年のジョーダン引退後は、チームの2番目の主力選手となった。1994年のプレイオフではニックスに3勝4敗で敗れるものの、シーズン55勝の原動力となった。オフシーズンにFAになったが、チームフロントと代理人との交渉が決裂し (グラント本人はブルズとの再契約を希望していた) 、シャキール・オニール擁するオーランド・マジックに移籍する。若いプレイヤー中心のチームを1995年のプレイオフに導き、ファイナルまで勝ち上がるものの、アキーム・オラジュワンクライド・ドレクスラー擁するヒューストン・ロケッツに1勝もあげることなく敗れている。1999年シアトル・スーパーソニックスに移籍した。2000年に3チームが絡んだトレードの1人となる。グラントがロサンゼルス・レイカーズに移り、グレン・ライスがレイカーズからニューヨーク・ニックスに移り、パトリック・ユーイングがニックスからシアトル・スーパーソニックスに移った。2000-2001シーズンのレイカーズの2連覇に貢献した後、マジックに復帰した。2002年-2003年シーズンの初めにマジックから解雇され引退を表明したが、2003年にレイカーズに復帰、1シーズンプレイしたのち引退した。

2016年4月6日、古巣シカゴ・ブルズの社長付特別アドバイザー就任が発表された[2]

NBA個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン     リーグリーダー

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1987–88 CHI 81 6 22.6 .501 .000 .626 5.5 1.1 .6 .7 7.7
1988–89 79 79 35.6 .519 .000 .704 8.6 2.1 1.1 .8 12.0
1989–90 80 80 34.4 .523 --- .699 7.9 2.8 1.2 1.1 13.4
1990–91dagger 78 76 33.9 .547 .167 .711 8.4 2.3 1.2 .9 12.8
1991–92dagger 81 81 35.3 .578 .000 .741 10.0 2.7 1.2 1.6 14.2
1992–93dagger 77 77 35.6 .508 .200 .619 9.5 2.6 1.2 1.2 13.2
1993–94 70 69 36.7 .524 .000 .596 11.0 3.4 1.1 1.2 15.1
1994–95 ORL 74 74 36.4 .567 .000 .692 9.7 2.3 1.0 1.2 12.8
1995–96 63 62 36.3 .513 .167 .734 9.2 2.7 1.0 1.2 13.4
1996–97 67 67 37.3 .515 .167 .715 9.0 2.4 1.5 1.0 12.6
1997–98 76 76 36.9 .459 .000 .678 8.1 2.3 1.1 1.0 12.1
1998–99 50* 50* 33.2 .434 .000 .671 7.0 1.8 .9 1.2 8.9
1999–00 SEA 76 76 35.4 .444 .000 .721 7.8 2.5 .7 .8 8.1
2000–01dagger LAL 77 77 31.0 .462 .000 .775 7.1 1.6 .7 .8 8.5
2001–02 ORL 76 76 29.1 .513 --- .721 6.3 1.4 .8 .6 8.0
2002–03 5 1 17.0 .520 --- --- 1.6 1.4 .6 .0 5.2
2003–04 LAL 55 10 20.1 .411 .000 .722 4.2 1.3 .4 .4 4.1
Career 1,165 1,037 33.2 .509 .063 .692 8.1 2.2 1.0 1.0 11.2
All-Star 1 0 17.0 .250 --- --- 8.0 2.0 1.0 2.0 4.0

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1988 CHI 10 0 29.9 .568 .000 .600 7.0 1.6 1.4 .2 10.1
1989 17 17 36.8 .518 --- .800 9.8 2.1 .6 .9 10.8
1990 16 16 38.5 .509 .000 .623 9.9 2.5 1.1 1.1 12.2
1991dagger 17 17 39.2 .583 --- .733 8.1 2.2 .9 .4 13.3
1992dagger 22 22 38.9 .541 .000 .671 8.8 3.0 1.1 1.8 11.3
1993dagger 19 19 34.3 .546 --- .685 8.2 2.3 1.2 1.2 10.7
1994 10 10 39.3 .542 1.000 .738 7.4 2.6 1.0 1.8 16.2
1995 ORL 21 21 41.4 .540 .000 .763 10.4 1.9 1.0 1.1 13.7
1996 9 9 37.1 .649 --- .867 10.4 1.4 .8 .7 15.0
1999 4 4 32.0 .367 --- .625 7.0 1.3 .5 .5 6.8
2000 SEA 5 5 37.0 .407 --- .500 6.2 2.0 1.6 1.0 4.8
2001dagger LAL 16 16 26.4 .385 --- .733 6.0 1.2 .9 .8 6.0
2002 ORL 4 4 31.8 .364 --- 1.000 7.8 2.3 .8 .3 4.5
Career 170 160 36.3 .530 .125 .714 8.6 2.1 1.0 1.0 11.2

脚注

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外部リンク

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