ホールデン・バリーナ
バリーナ(Barina )とはGM傘下のホールデンがオーストラリアとニュージーランドで発売している小型ハッチバックまたは小型セダンである。自社開発ではなくすべて他ブランドからのOEMないしバッジエンジニアリングモデルを輸入し販売している。
初代 MB,ML(1985年~1988年)
[編集]初代スズキ・カルタス(現地名:スイフト)のバッジエンジニアリングとして登場した。
2代目 MF,MH (1988年~1994年)
[編集]初代同様、2代目スズキ・カルタス(現地名:スイフト)のバッジエンジニアリング車を継続。
3代目 SB (1994年~2001年)
[編集]3代目はドイツのオペルからスペインで製造されるコルサBに変更。
4代目 XC(2001年~2005年)
[編集]3代目同様、オペルからOEM供給を受けたコルサC。2008年にオーストラリア・ニュージーランド政府が発行した「中古車の安全性ランキング」において「平均以上」と格付けされ、ANCAPの衝突安全テストにおいても、5つ星中4つ星を確保している。
5代目 TK(2005年~)
[編集]急成長するオーストラリアの小型車市場で競争力を保つため、ライバルの1台であるヒュンダイ・ゲッツと同じ韓国製であるGM大宇のデーウ・カロスⅤ→デーウ・ジェントラX(T200)に切り替えられ、A$12,990~という安価な価格設定を実現したが、その結果ANCAPの衝突安全テストでは、先代(コルサC)より低い2つ星となってしまった。
2006年にバリーナ初のセダン仕様が登場。供給元はハッチバック同様GM大宇で、ベースはデーウ・ジェントラ。
なお、ジェントラは、元々カロスセダンの後継として登場した為、同じ5代目バリーナでありながら、韓国本国市場では新旧扱いとなってある。
2008年8月にマイナーチェンジが実施され、各種安全装備、高張力鋼を採用して構造が見直されたボディによりANCAP衝突安全テストで、再び4つ星を獲得した。
6代目 TM(2011年~)
[編集]2011年7月メルボルンで開催されたオーストラリア・インターナショナル・モーターショーにて発表。5ドアハッチバックが同年10月から。4ドアセダンは翌2012年に2月に追加された。内容としては3代目シボレー・アベオとほぼ同じであり、すなわち同時期に日本市場にも導入されたシボレー・ソニックとホールデンのバッジ類などを除いてほぼ同じ車両となっているが、マニュアル・トランスミッションや1.4L ターボエンジンを搭載するRS(2013年6月追加)も選べるなどグレード展開がより充実している。