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HOMEFRONT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホームフロントから転送)
Homefront
ホームフロント
ジャンル ファーストパーソン・シューティングゲーム
対応機種 PlayStation 3
Xbox 360
Microsoft Windows
開発元 Kaos Studios
[PC]Digital Extremes
発売元 THQ
日本の旗 スパイク
シナリオ ジョン・ミリアス[1]
音楽 Matthew Harwood
人数 [オフライン]1人
[オンライン]2~32人
発売日
[注 1]
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI18
ACB:15+(15歳以上のみ)
デバイス キーボードマウスまたはコントローラー
エンジン Unreal Engine 3
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HOMEFRONT』(ホームフロント)は、THQ傘下のケイオス・スタジオ英語版が開発したFPSゲーム。

概要

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2027年朝鮮人民軍によって国土の西半分を占領されたアメリカを舞台に、レジスタンス達の戦いを題材にしている。

シナリオは映画『地獄の黙示録』で脚本を書いたジョン・ミリアスが担当している。元々の敵国は北朝鮮ではなく中国の予定であったが、諸般の事情(文化部から咎められたとも語っている)があり、北朝鮮となった[2]。朝鮮人民軍が主な敵とされるために黄禍論的な内容という見方もあるが、プレー中には農地を拠点とするアメリカ人の暴徒達と戦うミッションが存在し、レジスタンスの一人が朝鮮系アメリカ人であるなど、「アメリカ人=善、朝鮮人=悪」とは言い切れないシナリオになっている。

PC版はアップデートによりDirectX11に対応し、対応カードで動作させればさらに綺麗なグラフィックで遊ぶことができる。

ストーリー

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ゲームシステム

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登場人物

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ロバート・ジェイコブス 
本作の主人公。元米海軍パイロット。朝鮮人民軍からの召集命令を無視していたところ、これを「大朝鮮連邦に対する、愛国心を示す機会を否定した」との一方的な罪状により突如自宅を急襲され護送されるところをレジスタンスにより救助。共闘することになる。
ブーン・カールソン
大朝鮮連邦からの解放を目的に戦う、コロラド州のモントローズを拠点とするレジスタンス一派のリーダー。46歳の元警官。愛国心豊かで朝鮮人民軍への敵愾心を持つが、コナーに比べて慎重かつ老獪な面もあり、非占領地での一般市民に迷惑がかかる行為を良しとしない反面、ヘリコプターを調達するためにリスクは承知で暴徒化したサバイバリストとも交渉をしていた。
コナー・モーガン
大朝鮮連邦からの解放を目的に戦うレジスタンスの一員。37歳。合衆国・ノースカロライナ州出身。
リアンナと共にジェイコブスを救助し、共闘するよう呼び掛けた。非占領地での一般市民に対する朝鮮人民軍の非道な行為への憤りから、時に過激な行為に走りやすい傾向がある。
リアンナ
大朝鮮連邦からの解放を目的に戦うレジスタンスの一員。27歳。アイルランド出身。格闘術が得意。銃の扱いも長けている。父親は元IRA兵。
コナーと共にジェイコブスを救助し、共闘するよう呼び掛けた。コナーに比べて戦闘や戦場への抵抗心があり、それ故彼とは意見が衝突することも。
ホッパー・リー
大朝鮮連邦からの解放を目的に戦うレジスタンスの一員。32歳。合衆国・カリフォルニア州サンフランシスコ出身。韓国系アメリカ人3世。メカに対しての知識があり、無人装甲戦闘車両「ゴライアス」の扱いに長ける。

登場武器

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火器

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アサルトライフル サブマシンガン 機関銃 スナイパーライフル ハンドガン ショットガン ランチャー
M4 Super V SMG M249 M110 M9 M870 スティンガー
ACR PWS Diablo SMG SCAR-H LMG M200 パンツァーファウスト3
SCAR-L
M16A4
T3AK
XM10

兵器

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戦車 装甲車 ヘリコプター
M1A3 M1151 AH-64 アパッチ
T-99 MBT M2ブラッドレー Z-10 キメラ
LAV-25 UH-60 ブラックホーク
AH-700 Scout

軍事用ロボット

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日本語版

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  • 2011年4月14日、スパイクから発売予定であったが、パッケージ内容に不具合があり、一週間後の21日に発売される。音声は日本語(一部朝鮮語〈原語〉)[3]、字幕は全て日本語。
  • CEROの倫理審査の「実在する人物・国旗民族宗教思想政治団体を敵視しまたは蔑視する表現でなおかつ一方的に非難・中傷する表現」に抵触するシーンがあるため、以下の部分が削除・変更されている。
    • オープニングムービーでの「金正日死去」を伝える部分をカット。
    • ゲーム内テキスト中で、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を「北の某国」、金正日を「北の指導者」とそれぞれ変更[4]
    • 国際連合で演説している金正恩の作中キャラクター登場場面について、現実世界での金正恩の風貌が明らかになった事もあり、容姿の似た俳優が演じたものに差し替えられている[3]

関連作品

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続編

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本作から4年後のフィラデルフィアが舞台となる[5]続編『HOMEFRONT the Revolution』が、2016年5月に発売された。

発売元であるTHQが2012年12月にチャプター11を申請して倒産したのに伴い、シリーズの権利を取得したクライテックUKが開発、ディープ・シルバーがパブリッシャーとなる予定だったが、クライテックもまた資金繰りに行き詰ったため、ディープ・シルバーの親会社であるコチ・メディア英語版がクライテックから権利を買い取った上で[6]開発が継続された。

前作

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フロントライン フュエル・オブ・ウォー』が、ケイオス・スタジオが開発した、実質上の前作である。

備考

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  • 韓国では発売禁止タイトルに指定され、Steam版は地域制限により購入することができない。一時は予約を受けたが、韓国のゲーム審議機関が配信中止を申し込み、発売は中止になった。予約したユーザーには払い戻しが行われた。なお、G2Aを使えばSTEAM版の購入は可能[7]
  • 2010年12月に放送された『NHKスペシャル 世界ゲーム革命』において、海外ゲームの開発例として紹介されている。その際、開発をしているケイオス・スタジオも紹介された[8][9]

脚注

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注釈

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  1. ^ PS3版スパイク・チュンソフト・ザ・ベストは2012年7月5日。
  2. ^ 英語版homefront wikiによればChinaではなくてChugoku nuclear power plant[信頼性要検証]
  3. ^ 英語版homefront wikiの情報では、アメリカ軍は第5次中東戦争による原油価格の高騰に起因する燃料不足で占領された地域に対する空爆を実行出来ていないらしく、壊滅したのはGKRによるミシシッピ川分断でミシシッピ川以西に取り残された部隊と思われる[信頼性要検証]

出典

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  1. ^ Plunkett, Luke (May 27, 2009). “THQ Announces "Homefront", By The Guy Who Wrote Red Dawn”. Kotaku. 2009年5月27日閲覧。
  2. ^ 『Homefront』の敵が中国ではなく北朝鮮になったワケ”. コタク・ジャパン (2011年1月15日). 2014年9月13日閲覧。
  3. ^ a b 日本語版はどう変っているのか――「HOMEFRONT」ローカライズプレゼンテーションリポート”. ITmediaGamez (2011年2月18日). 2014年9月13日閲覧。
  4. ^ SPEC(HOMEFRONT日本語版公式サイト)”. スパイク. 2011年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月13日閲覧。
  5. ^ Deep Silverが「Homefront: The Revolution」を発表。北朝鮮に制圧されたアメリカで,自由のために戦うのだ”. 4Gamer.net (2014年6月3日). 2014年9月13日閲覧。
  6. ^ 「Homefront: The Revolution」のIPはDeep Silverへ。資金繰りの悪化したCrytekの業績改善策が進行中”. 4Gamer.net (2014年7月31日). 2014年9月13日閲覧。
  7. ^ Homefront Steam Key GLOBALG2A公式サイト
  8. ^ ホームフロント【完全日本語版】4Gamer
  9. ^ NHKスペシャル 世界ゲーム革命  NHK出版

外部リンク

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