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ホバート準男爵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ホバート準男爵英語: Hobart baronets)は、イギリスの準男爵[註釈 1]。過去に2度創設されており、第1期はイングランド準男爵位、第2期は連合王国準男爵位としての叙爵であり、後者が現存する。

イントウッドのホバート準男爵(1611年)

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初代イントウッドの準男爵サー・ジョン・ホバート

バッキンガムシャー伯爵家の祖にあたる。

(ノーフォーク州イントウッドの)準男爵(Baronet, of Intwood in the County of Norfolk)は、民事訴訟裁判所長官英語版を務めたサー・ヘンリー・ホバート英語版(1560?-1625)が1611年にイングランド準男爵位として叙されたことに始まる[1]

2代準男爵ジョン(1593–1647)と3代準男爵ジョン(1628–1683)はともに、ノーフォーク選挙区選出の長期議会議員及び第一第二議会議員を務めている[2][3]

4代準男爵ヘンリー(1657–1698)ホイッグ党の政治家であったほか、ボイン川の戦いではウィリアム3世の元で奮戦している[4]

その後、5代準男爵ジョン(1695-1756)が1746年にバッキンガムシャー伯爵に叙されて以降、準男爵位は伯爵位の従属爵位となっている[5]

ラングダウンのホバート準男爵(1914年)

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(サウサンプトン州ラングダウンの)準男爵(Baronet, of Langdown in the County of Southampton)は、サー・ロバート・ヘンリー・ホバート(1836-1928)1914年に連合王国準男爵として叙位されたことを発端とする[6]

初代準男爵は第3代バッキンガムシャー伯爵ジョージ・ホバートの子孫にあたるため、本準男爵家の歴代当主は、バッキンガムシャー伯爵位及び(イントウッドの)準男爵位の潜在的な継承権者である[7]

脚注

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注釈

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  1. ^ 準男爵位は爵位と異なり、準男爵という肩書だけ与えられる(「○○準男爵」といった形では与えられない)。他の準男爵位と区別する必要がある場合にのみ姓名を付けたり、由来する地名を付けたりして区別する。

出典

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  1. ^ Cokayne, George E. (George Edward) (1900). Complete baronetage. Cornell University Library. Exeter : W. Pollard & co., ltd.. https://archive.org/details/cu31924092524374 
  2. ^ HOBART, Sir John II (1593-1647), of Blickling and Chapel Field, Norwich, Norf.”. History of Parliament Online. 20 April 2013閲覧。
  3. ^ History of Parliament Online – John Hobart
  4. ^ Collins, Arthur (1812). Sir Egerton Brydges (ed.). Collin's Peerage of England. vol. IV. London: T. Bensley. pp. 367–369.
  5. ^ Buckinghamshire, Earl of (GB, 1746)”. Cracroft's Peerage. 2019年12月4日閲覧。
  6. ^ No.28854”. The Gazette 31 July 1914. 2019年12月4日閲覧。
  7. ^ Buckinghamshire, Earl of (GB, 1746)”. Cracroft's Peerage. 2019年12月4日閲覧。
イングランドの準男爵
先代
ハウタン準男爵英語版

ホバート準男爵

1611年5月22日
次代
ブース準男爵英語版