ホッチキス Mle1922軽機関銃
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イスラエル国防軍歴史博物館に展示されるMle1922(手前) | |
Mle1922軽機関銃 | |
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種類 | 軽機関銃 |
製造国 | フランスの旗 フランス |
設計・製造 | オチキス社 |
仕様 | |
銃身長 | 600mm |
使用弾薬 |
6.5x54mm弾 7x57mmモーゼル弾 7.5x54mmフレンチ弾 .303ブリティッシュ弾 7.92x57mmモーゼル弾 8x50mmRレベル弾[1] |
装弾数 |
箱型弾倉仕様:20発 保弾板仕様:15/24/30発 |
作動方式 | ガス圧作動方式、ロングストロークピストン式 |
全長 | 1216mm |
重量 |
箱型弾倉仕様:8.4kg 保弾板仕様:9.6kg |
発射速度 | 450発/分 |
歴史 | |
設計年 | 1922年 |
配備先 | #使用国参照 |
関連戦争・紛争 | スペイン内戦、第二次世界大戦、日中戦争、第一次インドシナ戦争など |
バリエーション | #バリエーション参照 |
ホッチキス Mle1922軽機関銃(ホッチキス Mle1922けいきかんじゅう, Hotchkiss Mle1922, ホッチキス M1922)は、フランスの兵器メーカーであるオチキス社が戦間期に開発した軽機関銃である。
概要
[編集]Mle1922は第一次世界大戦後にフランスのオチキス社で開発された軽機関銃であり、主に国外向けに販売された。Mle1922を軍の正式な装備として採用した国はギリシャなど少数に留まっているが、中華民国やスペインなどにも輸出されていた。また、オチキス社はMle1922の販売に当たって顧客の提示する細かな要求にも柔軟に対応しており、結果として給弾機構や使用弾薬などが異なる複数のバリエーションが製造された。[2]
特徴
[編集]給弾機構は同社製の機関銃であるMle1909やMle1914と同じく保弾板を用いる仕様と、箱型弾倉を用いる仕様が開発され、双方とも空薬莢はレシーバー下部から排莢された。[3]
また、Mle1922にはセミオートの設定が無かったもののレート・リデューサーが組み込まれており、セレクターの操作により発射速度の高低を切り替えることができた。[2]
最も標準的な仕様では円錐型のハイダー、ピストルグリップと一体の木製ストック、折り畳み可能なバイポッドが付属するが、その他にもキャリングハンドルや腰だめ撃ちの際に使用する垂直フォアグリップ、ヘビーバレルなどのオプションも存在した。[3]
派生型
[編集]- Mle1922
- 基本形。
- Mle1924(Vz.24)
- 7.92×57mmモーゼル弾を使用するチェコスロバキア向けモデル。
- Mle1926
- 6.5×54mm弾を使用するギリシャ向けモデル。
- Mle1934
- 7.5×54mmフレンチ弾を使用する自国軍向けモデル。
また、前述の通りこの他にも複数のバリエーションが開発されている。
使用国
[編集]- イギリス - .303ブリティッシュ弾仕様を試験的に購入[2]。
- ギリシャ - Mle1926を軍の制式装備として運用[3]。
- スペイン - 7x57mmモーゼル弾仕様を3000丁購入[4]。
- チェコスロバキア - Mle1924(Vz.24)を1000丁購入[5]。
- 中華民国 - 1931年から1939年の間に7.92×57mmモーゼル弾仕様を導入[3]。
- トルコ - 7.92×57mmモーゼル弾仕様を運用[2]。
- フランスの旗 フランス - Mle1934を大レバノンとフランス領インドシナで使用。
- ブラジル - 7x57mmモーゼル弾仕様を運用[6]。
- ベトナム - 第一次インドシナ戦争時にベトナム独立同盟会(ベトミン)が使用[7]。
脚注
[編集]- ^ “Hotchkiss Model 1922 light machine gun (France)” (2010年10月27日). 2017年8月31日閲覧。
- ^ a b c d “Hotchkiss M1922/24/26”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ a b c d “Hotchkiss M1922”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ Howson, Gerald (1999). Arms for Spain : the untold story of the Spanish Civil War. St. Martin's Press. p. 28. ISBN 978-0719555565
- ^ “Francouzský kulomet Hotchkiss vz. 24”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ “Vintage Saturday: Pipe-Smoking Snakes”. 2020年3月8日閲覧。
- ^ Marina Berthier. La bataille de Na San Indochine : novembre-décembre 1952 (PDF) (Report) (フランス語). ECPAD Fonds Indochine. p. 8.[より良い情報源が必要]