ホシフリエイ
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ホシフリエイ | |||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Amblyraja radiata (Donovan, 1808) | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ホシフリエイ[2] | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Starry ray thorny skate |
ホシフリエイ(学名:Amblyraja radiata)は、ガンギエイ科のエイの一種。
分布と生息地
[編集]北大西洋から北極海にかけて分布する[3]。水深20 - 1000mの砂地、泥地などに生息し、沖合に多い。水深2 - 5℃の冷水を好む[3]。
形態
[編集]体盤は横長の菱形だが、幼魚は丸みを帯びている。吻部は短く鈍い三角形で、軟骨がある為固い。尾は太短く、先端付近に背鰭が二基ある。クラスパーは尾の半分ほどの長さで、先端は棍棒状になる。背面の正中線上に13 - 17個の大きな棘が規則的に並ぶ[4]。また背面と尾は棘で覆われる。体色は背面が茶色で、黒い斑点が不規則に入り、腹面は白色。全長は最大105 cmで、東大西洋よりも西大西洋の個体の方が大きく成長する傾向にある[3]。
生態
[編集]主に魚類、甲殻類、多毛類を捕食し、軟体動物や棘皮動物も食べる[3]。若い個体は主に甲殻類や多毛類を、大型の個体は主に魚類や頭足類を捕食する[4]。寿命や大きさは地域によって差が大きいが、寿命は最低でも28年を超える。卵生であり、繁殖は一年中行われる。卵は砂地や泥地に埋もれ、全長8 - 12 cmで孵化する[3]。
人との関わり
[編集]元々商業的に重要な種では無かったが漁獲量が増えており、米国では商業漁業が禁止されている。成長も遅いため乱獲に対し脆弱である[4]。
出典
[編集]- ^ Kulka(2020)
- ^ 『普及版 世界大博物図鑑 2 魚類』32頁
- ^ a b c d e “Amblyraja radiata, Starry ray : fisheries, gamefish”. fishbase.mnhn.fr. 2024年2月9日閲覧。
- ^ a b c “Discover fishes - Amblyraja radiata”. 2024年2月8日閲覧。
参考文献
[編集]- 普及版 世界大博物図鑑 2 魚類. 平凡社
- Kulka, D.W., Ellis, J., Anderson, B., Cotton, C.F., Derrick, D., Pacoureau, N. & Dulvy, N.K. (2020). Amblyraja radiata. The IUCN Red List of Threatened Species 2020. e.T161542A124503504. doi:10.2305/IUCN.UK.2020-3.RLTS.T161542A124503504.en
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Species Description of Amblyraja radiata at www.shark-references.com
- “Thorny Skate”. Florida Museum. 2024年2月閲覧。