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ホキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホキ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: タラ目 Gadiformes
: マクルロヌス科 Macruronidae
: ホキ属 Macruronus
: ホキ M. novaezelandiae
学名
Macruronus novaezelandiae
(Hector, 1871)
和名
ホキ
英名
Blue grenadier
hoki
blue hake
New Zealand whiptail
whiptail
whiptail hake

ホキマオリ語:hoki)はオーストラリア南部からニュージーランド近海の水深10 - 1,000メートルに生息するタラ目マクルロヌス科の深海魚。世界規模で利用される食用魚である。

学名のMacruronus novaezelandiaeは「ニュージーランドの大きな尾」を意味する。

かつてはメルルーサ科 (Merlucciidae) に分類されていたが、近年では独立したマクルロヌス科 (Macruronidae) に分類されることが多くなった[1]

形態

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体長60 - 120センチメートル。姿はソコダラに似て大きな眼球を持ち、非常に細長い先細った体は、第二背鰭尻鰭と癒合した尖った尾鰭で終わる。第一背鰭は短く尖る。

背側の体色は淡い青緑色で、側面と腹側は銀色、は黒ずむ。

生態

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肉食性で大きな口には鋭い尖った歯があり、ハダカイワシを主な獲物とするが、甲殻類イカも食べる。

6-7月ごろに産卵する。寿命は12 - 14年ほどである[2]

利用

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見た目がグロテスクであるため、白身魚のフライ用の切り身として流通し、産業用として需要が大きい。かつて、マクドナルドではフィレオフィッシュにホキ、タラスケトウダラの3種が使われていた。また、ほっともっとでは、2012年時点でのり弁当に添える白身魚のフライの材料として、ニュージーランド産のホキを使用していた[3][出典無効][4]

年間700万キロ(7千トン)も漁獲されており、絶滅の危機を迎えている[5]。ホキの減少により、ロング・ジョン・シルヴァースはホキの使用を止め、デニーズは使用をニュージーランド産に限定している[要出典]。また、マクドナルドはホキの使用量を減らしたが、漁獲枠が増加すれば、今後増やす可能性があると述べている[要出典]。持続可能な漁業のため、ホキ漁業は海洋管理協議会の認証を受けている[6][7]

また、日本では最近「ホキ」としてデコラが多く流通している。

出典

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  1. ^ ホキとはどのような魚ですか。”. 農林水産省. 2016年4月28日閲覧。
  2. ^ 『図説 魚と貝の大事典』 望月賢二監修 魚類文化研究会編 柏書房 1997年 347頁
  3. ^ シルシルミシルさんデー』2012年2月12日
  4. ^ のり弁当のこだわり”. ほっともっと. 2012年9月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月11日閲覧。
  5. ^ “マクドナルド “フィレオフィッシュ” にも使われている深海魚が絶滅の危機”. ロケットニュース24 (ソシオコーポレーション). (2009年9月12日). https://rocketnews24.com/2009/09/12/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89-%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5-%E3%81%AB%E3%82%82%E4%BD%BF%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6/ 2010年6月20日閲覧。 
  6. ^ ニュージーランドのホキ漁業がMSC環境基準の再認証を取得”. 海洋管理協議会. 2012年9月9日閲覧。
  7. ^ アルゼンチンのホキ漁業がMSC認証取得”. 海洋管理協議会. 2012年9月9日閲覧。