ペンタボラン(11)
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ペンタボラン(11) | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 18433-84-6 |
ChemSpider | 34987102 |
UNII | 79Z6OH65UV |
EC番号 | 242-307-4 |
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特性 | |
化学式 | H11B5 |
モル質量 | 65.14 g mol−1 |
融点 |
-123 °C, 150 K, -189 °F |
沸点 |
63 °C, 336 K, 145 °F |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ペンタボラン(11)(Pentaborane(11))は、化学式B5H11の無機化合物である。特に、研究がかなり進んでいるペンタボラン(9)と比べると、不明瞭な水素化ホウ素クラスターである。nido-型のペンタボラン(9)と比べて水素原子が2個多いペンタボラン(11)は、arachno-型のクラスターに分類される[1]。
合成
[編集]多くの水素化ホウ素クラスターと同様に、ペンタボラン(11)は元々はジボランの熱分解により得られていた。より系統的な合成法としては、[B4H9]-の三臭化ホウ素での処理がある。ルイス酸が水素を除去して不安定なB4H8とし、これがB5H11の前駆体となる[2]。
- [B4H9]- + BBr3 → B4H8 + HBBr3-
- 2 B4H8 → B5H11 + "B3H5"
出典
[編集]- ^ グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン. ISBN 978-0-08-037941-8。
- ^ Toft, Mark A.; Leach, J. B.; Himpsl, Francis L.; Shore, Sheldon G. (1982). “New, Systematic Syntheses of Boron Hydrides via Hydride ion Abstraction Reactions: Preparation of B2H6, B4H10, B5H11, and B10H14”. Inorganic Chemistry 21: 1952-7. doi:10.1021/ic00135a048.