ペンタジン
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ペンタジン(Pentadin)は、甘味を持つタンパク質で、1989年にニシアフリカイチゴ(Pentadiplandra brazzeana)の果実から発見、単離された[1]。
果実は、長い間、類人猿や現地の住民に食されてきた。果実は非常に甘く、幼児が母乳を忘れてしまうような味であるため、現地の人は、現地の言葉で”j'oubli”(フランス語で"I forgot"の意味)と呼ぶ[2]。
ペンタジンは、ブラゼインとともに[3]、この果実から、1994年に発見された。
ペンタジンの分子量は、12kDaと推定されている。
重量ベースで、スクロースの500倍甘いと報告されている。甘さは徐々に増し、モネリンやソーマチンと同じように消失する。しかし、ペンタジンの甘さのプロファイルは、ソーマチンよりもモネリンに近い[4]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ H Van der Wel, G Larcon, A Hladika, CM Hladik, G Hellekant and D Glaser. Isolation and characterisation of Pentadin, the sweet principle of Pentadiplandra-Brazzeana Baillon. Chemical Senses 1989, 14:75-79.
- ^ UW-Madison professor makes a sweet discovery 10:57 PM 11/04/02 Jason Stein For the State Journal[リンク切れ]
- ^ Ming D and Hellekant G: Brazzein, a new high-potency thermostable sweet protein from Pentadiplandra brazzeana B. FEBS Lett 1994, 355(1):106-8.
- ^ H Van der Wel, G Larcon, A Hladika, CM Hladik, G Hellekant and D Glaser. Isolation and characterisation of Pentadin, the sweet principle of Pentadiplandra-Brazzeana Baillon. Chemical Senses 1989, 14:75-79.