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ペニョーレス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ペニョーレスIndustrias Peñoles S.A.B. de C.V.)はメキシコ非鉄金属企業。ボルサ指数構成銘柄。グルポ・メヒコとあわせてメキシコの二大鉱山企業と呼ばれ、この2社で同国の鉱業生産の大部分を占める[1]などの貴金属を主体に主にメキシコで鉱山採掘、精錬製錬、化学事業等を行っている。

主要関連会社に、世界一の銀の生産企業である Fresnillo plc. 社(77%子会社)、鉱山部門を統括する Minas Peñoles 社(100%)、精製錬・化学部門を統括する Quimica Magna 社(100%)、インフラ事業部門を統括する Infraestructura 社(100%)などがある[2]。関連各社はメキシコの主要な・銀・亜鉛鉱山を多数保有し、2010年時点で生産量の78%を国外に輸出している。

沿革

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詳しくは高木 (2011) 参照[2]

  • 1910年、Peñoles 社の前身 The Fresnillo Company of New York(米国資本)設立。
  • 1919年、同社は、英国資本会社 Mexican Corporation にプラントを貸与。
  • 1929年、上記2社が合併。
  • 1952年、Naica 多金属鉱山権益 100%取得。
  • 1961年9月6日、新鉱業法により企業はメキシコ民族資本化され、鉱山会社 Compania Fresnillo 設立。また製錬会社 Metalurgica Peñoles 社(現 Met-Mex Peñoles 社)設立。これら2社が合併し、現在の Peñoles 社(Industria Peñoles)設立。
  • 1968年、メキシコ株式市場に上場。

出典

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  1. ^ 小島, 和浩「メキシコにおける外資系鉱山企業の活動状況」(PDF)『金属資源レポート』第37巻第6号、石油天然ガス・金属鉱物資源機構、2008年3月、789 - 807頁。 
  2. ^ a b 高木, 博康「メキシコ、主要非鉄金属企業の現状と展望(その1)—Peñoles, Grupo Mexico の動向—」(PDF)『金属資源レポート』第41巻第3号、石油天然ガス・金属鉱物資源機構、2011年9月、209 - 221頁。 

外部リンク

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