ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ
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ペドロ・アントニオ・ダ・コスタ・デ・フレイタス・ブランコ(Pedro António da Costa de Freitas Branco, 1896年10月31日 - 1963年3月24日)はポルトガルの指揮者[1][2]。
リスボン出身。アンドレス・ゴニスとベネト・フランシスコにヴァイオリン、トマス・ボルバと兄ルイスに和声法と対位法を学ぶ。当初は工学の勉強も平行して行っていたが、1924年から音楽の研究に専心した。1925年にはロンドンに留学してステージ歌手を目論むも挫折し、帰国後の1928年にサン・ジョアン・ポルト劇場でリリック・オペラ・カンパニーを立ち上げて指揮者としての活動を開始した。1932年までリスボンのチボリ劇場のコンサートを指揮した後、モーリス・ラヴェルに招かれてコンセール・ラムルー等を指揮し、ヨーロッパでの名声を高めた。1934年に帰国してポルトガル国立放送交響楽団を組織し、亡くなるまでこのオーケストラの首席指揮者を務めた。
リスボンにて没。
録音
[編集]- Maurice Ravel, Orchestre Du Théâtre Des Champs-Elysées Conducted By Pedro de Freitas Branco - Ravel (LP/Mono, Westminster WL 5297, 1954)[3]
- Turina - Orquesta Sinfonica De Madrid, Pedro De Freitas Branco - Canto A Sevilla / Procesion Del Rocio / Danzas Fantasticas / La Oracion Del Torero (LP/Mono, Westminster WL 5320, 1954)[3]
- Manuel De Falla / Orchestre Des Concerts De Madrid Conducted By Pedro de Freitas Branco - Le Tricorne / Le Tréteaux De Maître Pierre (LP, Erato , 1964)[3]
- Pedro de Freitas Branco Edition Vol.4 : Tchaikovsky (Violin Concerto OP35)*, Vaughan Williams (Symphony No. 9 in E minor) - Pedro de Freitas Branco, National Symphony Orchestra, David Oistrakh* (CD Album/Mono, Strauss Portugalsom SP 4084, 1995)[3] 録音:1960年6月27日、コリセウ・ドス・レクレイオス、リスボン, 1958年12月20日、サン・カルロス劇場、リスボン (CDブックレットより)
他にも、国営の Strauss Portugalsom レーベルに National Symphony Orchestra を指揮した録音がある[3]。 National Symphony Orchestra はポルトガル国立(放送)交響楽団と同じ[4]